冬の訪れを告げる渡り鳥のキンクロハジロが、箕面市石丸3丁目にある打越池(うちこしいけ)に今年も飛来しました。水面を漂いながら、ゆっくりと長旅の疲れを癒しています。
キンクロハジロは、カモ科の鳥で体長40センチメートルから50センチメートル、金色の目がよく目立ち、雄は白と黒のツートンカラーで頭に冠羽があるのが特徴です。また、雌は全体に茶褐色です。シベリアなどユーラシア大陸北方で繁殖し、例年日本には10月下旬から渡って来る冬鳥です。 漢字では、「金黒羽白」と書きます。
今年は、打越池に18羽、今宮2丁目にある沼田池(ぬまたいけ)に8羽飛来し、仲良く群をつくり水面をゆっくり漂い、時折、水中に潜っては、小魚などのエサを探していました。
市内では、坊島4丁目にある当対池(とたいけ)、隣に接する萱野2丁目の新池(しんいけ)などにも姿を見せます。箕面に冬の訪れを告げる風物詩として、市民の目を楽しませています。
キンクロハジロはこの打越池で越冬し、3月下旬頃、春の訪れとともに北へ帰っていきます。
<キンクロハジロさん!冬の厳しい寒さに負けず、春まで頑張って乗り越えてね!