明治から昭和期にかけて使用されていた生活道具の展示を行う
「くらしの道具展」が、平成24年2月27日(月曜日)まで、箕面市立郷土資料館で開催されています。
郷土資料館に訪れた船津義文さん・明美さんご夫妻
「昔を思い出すねぇ、懐かしいねぇ」としみじみ
今回の企画展「くらしの道具展」では、実際に使った経験があるかたには懐かしく、子どもたちにとっては、どのように使うのかなどを考えさせられるような生活道具を展示しています。
小学3年生の社会科で「昔のくらし」を学ぶため、例年、箕面のみならず、池田や豊中の小学校も合わせて計30校以上が見学に訪れます。
今回は、算盤、蓄音機、煙草盆、謄写版など計100点以上の道具を見ることができます。この企画展は平成8年から毎年行われており、今回で16回目となります。
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▲蓄音機
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▲謄写版(とうしゃばん)
郷土資料館を訪れた船津義文さんは、飯櫃(めしびつ)・ふごを見て、「子どもの頃、大家族で食卓を囲んだのを思い出しますね。一度に麦飯をいっぱい炊いて長い時間置いておくので、ご飯が固くなるのを防ぐために餅や芋と一緒に炊いたものですよ」と、昔をなつかしみながら感慨深く話していました。
郷土資料館の館長は、「今回展示している道具は、今の道具と比べると、手間ひまをかけないと使えない物がほとんどですが、環境や資源保護の観点から考えると地球にやさしいものばかりです。年配のかたには『当時は不便だったけど、楽しかった』と懐かしさを感じながら見ていただきたいです。子どもたちには、この展示を見てこの道具はどうやって使うのだろうかと考えながら、昔の知恵や工夫を感じ取ってほしい。そして、物を粗末にせず、繰り返し大事に使う、ということを学んでほしいです」と話しました。
【くらしの道具展】
開催期間 11月4日(金曜日)から2月27日(月曜日)まで
(12月29日(木曜日)から1月3日(火曜日)まで休館)
開館時間 午前10時から午後5時まで(木曜日休館)
開催場所 郷土資料館(箕面6-3-1、阪急箕面駅から東へ徒歩約2分)
電話:072-723-2235、ファクス:072-724-9694
入 場 料 無料
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