箕面市北部の止々呂美地区で、「春の珍味」といわれている花サンショウの摘み取りが行われています。
花サンショウは、花が咲いてしまうと風味が落ちるので、開花する直前のつぼみの段階で収穫が行われます。
今年は、昨年より4日遅い4月22日(日曜日)から収穫が始まりました。
収穫作業は、花の部分だけを一つ一つ手作業で摘み取るという、大変手間ひまがかかるもので、1人で1日に1キログラム程度しか摘めません。
そのため高価で、昔から「春の珍味」として食べられています。香りと風味が大変良く、実サンショウと違って辛みが少ないのが特徴です。
花サンショウは、下ゆでをせずに、砂糖・みりん・醤油で煮て佃煮にするのが代表的な食べ方です。佃煮は、ご飯にのせて食べたり、お酒のおつまみとしておいしくいただけるそうです。
花サンショウの収穫作業をしている森下トシエさんは、「花サンショウは、花が咲いてしまう前に収穫しなければならないので、この時期は毎朝確認しています。今年の出来は、例年通り良い状態です。花サンショウの収穫は、一つ一つ手作業で摘み取る大変さもありますが、収穫した後、花と一緒に摘んだ葉っぱとの仕分け作業も大変です」と話していました。
収穫された花サンショウは、JA大阪北部止々呂美特産物センターに集められており、現在予約を受付中です。
(先着順。数に限りがあるので、なくなり次第受付終了となります)
販売価格は、1キログラムあたり1万1000円程度です。
【予約販売に関する問い合わせ】
JA大阪北部止々呂美特産物センター
電話:072-739-0193(転送先・萱野支店)
<花になる前に手際よく摘み取らないといけないんだね。モミジーヌも佃煮を食べて、大人の気分を味わいたいな~