7月12日(木曜日)午後4時から、ロンドンオリンピックのバドミントン競技に線審として出場する百野郁子(びゃくのゆうこ)さんに倉田哲郎市長から市長表彰が贈られました。
表彰は、市役所本館2階の特別会議室で行われ、百野さんはまず倉田哲郎市長から日本でただ1人、ロンドンオリンピックバドミントン競技の線審に選ばれたことを讃えた表彰状を手渡されました。その後、子どもたちに夢を与えられたということで青少年健全育成推進奨励金(激励金)10万円を贈られました。
30歳からバドミントンを始めた百野さんは、クラブのコーチに誘われたのをきっかけに、2004年に国内の1級の審判員資格を取得。その後2010年には世界バドミントン連盟(BWF)認定の国際線審の資格を取得されました。現在国際線審は世界に47名おり、その中から選ばれるロンドンオリンピックの線審20名の1人に選ばれました。日本からは選ばれたのは、百野さんただ一人です。
「国際試合ともなると、初速300キロにもなるシャトルを正確にジャッジするのは緊張の連続ですが、オリンピックは行きたいと言って行けるものではないので、選んでいただいて感謝している」と語る百野さん。
今回の抜擢に、ご家族は「選ばれて、すごい。ぜひ楽しんできてね」と応援してくれているそうです。
百野さんは、国際線審の資格を取得してから、外国の試合でもコミュニケーションを取れるよう英会話教室にも通っているそうですが、関西空港からたった一人でロンドンに向かう長旅には、少し不安もあるそうです。とはいえ、「オリンピックでは開会式にも参加することになっており、貴重なチャンスなので現地ではいろいろなことを体験したい」と期待に胸を膨らませていました。
倉田哲郎市長からは、「プレッシャーもあると思いますが、せっかくの機会なので、オリンピックそのものを楽しんで、充実した時間を過ごしてきてください」と励ましの言葉が贈られました。
その言葉に百野さんは「応援して育ててくれたみなさんに感謝の気持ちを忘れずに出場したい。オリンピックは選手にとって特別な舞台なので、その思いを受け止め、公平で正確なジャッジをし、責務を果たしたい」と抱負を語りました。
百野さんは、7月24日(火曜日)に関空を発ち、27日の開会式に参加した後、28日から8月5日まで行われるバドミントン競技でジャッジを行います。
<開会式に参加できるなんてうらやましい。ロンドンオリンピックをモミジーヌも見に行きたいな~。!