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郷土資料館企画展示「節句と行楽~春の箕面を訪ねて~」開催!

2014年03月14日 | こんなことがありました!

3月14日(金曜日)から5月19日(月曜日)まで、企画展示「節句と行楽~箕面の春を訪ねて~」が、箕面市立郷土資料館(箕面6-3-1)で開催されています。
今回の企画展示では、明治から昭和時代の人々が春の代表的な行事である桃の節句、花見、端午の節句で使用していた道具類を展示しています。また、市内の各地域で行われていた当時の行事の解説も掲示されています。

今では遊びとして楽しまれている花見ですが、元々は節分や桃の節句などと同じく年中行事の一つでした。昭和30年頃までの箕面市内では、花見を行う日時や場所が地域でそれぞれ決まっており、当日は学校が休みになるなど、地域総出で山に出かけていました。

 

花見は、寒い冬の期間に弱った体に、春の日差しを受け、健康を取り戻すといったことが本来の目的だったようで、市内では「花見」のことを「メンギョ(ウ)」と呼んだ地域が多かったそうです。この呼称の由来は、「無縁経(むえんきょう)」というお経が訛ったもの、仕事を免じる日ということで「免業」がなまったものなど諸説があります。この「メンギョ(ウ)」の日に使用した花見道具で、巻きずしなど料理を詰める重箱や食べ物を入れて運ぶための道具である外居(ほかい)などが展示されています。

また、桃の節句や端午の節句にちなみ、明治から昭和時代の雛人形や五月人形も展示されています。展示されている雛道具には、今でもよく見られるぼんぼりや唐草模様の施された小さなたんすや鏡台などのほかに、かまどやほうき、ちりとりなど実用的な道具を小さくしたものなども展示されています。

(関西の家庭では、昔からの慣習により男雛が向かって右、女雛が向かって左に並べるところもあります)

 

郷土資料館の中村さんは、「箕面でもこれから徐々に暖かくなりお花見の時期を迎えますが、この機会に展示をご覧いただき、古くから伝わる箕面のお花見の様子も知っていただきたいです」と話しました。

郷土資料館を訪れた後藤寛子さんは、「自宅ではもうひな人形を飾ることもなくなってきたので、懐かしいですね。また、昔のお花見の様子を知ると、私もお花見にも出かけたいと思いました。」と話しました。

 

企画展示「節句と行楽~春の箕面を訪ねて~」
開催期間 3月14日(金曜日)から5月19日(月曜日)まで
開館時間 午前10時から午後5時まで(木曜日休館)
開催場所 箕面市立郷土資料館(阪急箕面駅から東へ徒歩約2分、みのおサンプラザ1号館地下1階)
問合せ先  電話:072-723-2235
入場料  無料

<企画展示を見たあとは、みんなで箕面の春を見つけに出かけよう!


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