10月20日(月)午前10時50分から、箕面市立第六中学校で、スケアード・ストレートを用いた自転車交通安全教室が全校生徒を対象に実施されました。
小雨が降る中、第六中学校の運動場で開催された安全教室では、プロのスタントマンが、雨の日によく見かける傘差し運転をした自転車と二人乗りをした自転車同士の正面衝突事故を再現しました。ガッシャーンという衝撃音とともに、自転車に乗ったスタントマンが転倒し、生徒たちはあまりの迫力に思わず目をつぶったり、「きゃー」「危ない!」と悲鳴を上げていました。
安全教室では、このほかにも時速40㎞の自動車と自転車の衝突事故、トラック左折時の巻き込み事故など全部で7つの事故が再現され、生徒らは真剣なまなざしで見学しました。再現事故を見た後は、正しい自転車の乗り方や事故に合わないための行動などの説明があり、生徒らは熱心に聞き入っていました。
スケアード・ストレートとは、恐怖を直視させるという意味で、怖い思いやひやっとする実感を通じ、危険な行動を自ら行わないようにする教育技法です。今回の自転車安全教室は、プロのスタントマンが交通事故をリアルに再現することで、中学生に事故の「怖さ」を体感し、交通ルールを守る大切さや無謀運転の危険性を学んでもらおうと実施されました。
箕面市では、2010年に発生した中学生の死亡事故を教訓に、平成24年からこのスケアード・ストレート自転車安全教室を始め、3年間で市立中学校全8校において順次実施しています。また、来年1月1日には「箕面市自転車安全利用条例」を施行し、警察と連携して学校や家庭における自転車安全教育の徹底を促します。
自転車安全教室を体験した1年生の前田美歩さんは、「私も以前に自転車に乗っていたとき車道に横転し、ひやっとしたことがあります。あのときはけがもありませんでしたが、これからも事故に遭わないよう自転車の乗り方に気をつけようと思いました」と話していました。2年生の濱坂輝雪さんは、「よく自転車に乗りますが、再現事故を見て、自転車は少し乗り方を間違えるだけで思った以上に怖い事故につながるということに気づかされました」と話しました。
<すごい迫力!みんなも事故に遭わないように自転車に乗るときは、交通ルールを守ってね!
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