箕面市北部の止々呂美地区で、「春の珍味」といわれている花サンショウの摘み取りが行われています。
箕面市北部の止々呂美地区で栽培されている花サンショウは、花が咲いてしまうと風味が落ちるので、開花する直前のつぼみの段階で収穫が行われます。今年は、例年より少し早い4月9日(木曜日)から収穫が始まりました。収穫期間はおよそ一週間で、4月17日頃まで行われる予定です。
収穫作業は、花の部分だけを一つ一つ手作業で摘み取るという、大変手間ひまがかかるもので、1人で1日に1キログラム程度しか摘めません。そのため高価で、昔から「春の珍味」として食べられています。
香りと風味が大変良く、実サンショウと違って辛みが少ないのが特徴です。
花サンショウは、下ゆでをせずに、砂糖・みりん・醤油で煮て佃煮にするのが代表的な食べ方です。佃煮は、ご飯にのせて食べたり、お酒のおつまみとして美味しくいただけるそうです。
花サンショウの収穫作業をしている古久保純三さん(80歳)は、「花サンショウは収穫期間が短く、収穫量も少ないので、春の珍味と言われているのだと思います。佃煮にすると美味しいので、止々呂美の花サンショウをぜひ食べてみてください」と話していました。
収穫された花サンショウは、JA大阪北部止々呂美特産物センターに集められており、現在予約を受付中です。(先着順。数に限りがあるので、なくなり次第受付終了となります)
販売価格は、1キログラムあたり1万1,300円(税込)です。
【予約販売に関する問い合わせ】
JA大阪北部 止々呂美特産物センター 電話:072-739-0193
(不在の場合、萱野支店へ転送)
<この時期にしか食べられない春の味だよ。みんなも食べてみて、感想を聞かせてね。