12月17日(木曜日)、豊能障害者労働センターの小泉祥一さん(代表)、新居良さん(副代表)、田中千晶さんが、箕面市役所を訪問され、倉田哲郎箕面市長から、箕面市長表彰が贈られました。
これは、同センターが、11月30日(月曜日)に東京において、公益財団法人社会貢献支援財団による「平成27年度社会貢献者表彰(第45回)」を受賞されたことによるものです。
豊能障害者労働センターは、昭和57年に、2人の障害者を含む6人のメンバーにより設立された事業所で、箕面市独自の「社会的雇用事業所」です。障害のある人もない人も、ともに経営を担い、給料をつくり出すために、さまざまな事業に取り組んでおられます。
設立当時の、粉石けんの袋詰め・販売事業に始まり、今では、4店のリサイクルショップを運営され、定期的なリサイクルバザーを開催し、オリジナルTシャツ・雑貨・こだわり素材の食品などの通信販売事業、点訳事業、お弁当販売・食堂運営事業など、幅広い事業を実施されています。
33年間の活動を通じ、地域そして全国から多くの応援を得て、同センターで働くスタッフは、今では55人となり、このうち障害者スタッフは37人です。
事業の収益と、箕面市独自の雇用助成制度により、重度の障害者を含むスタッフ全員に、法定の最低賃金を満たす給料をつくり出すとともに、同センターの理念である、「障害のある人もない人も、対等な立場でともに働き合う」事業所づくりを進めておられます。
こうした、障害者の働く場づくりとあわせて、阪神・淡路大震災や東日本大震災の被災障害者支援にも取り組まれ、障害者と防災に関する課題にも積極的に取り組んでこられました。
これらの取組みを通じて、障害者が地域で、あたり前に暮らすことのできる社会の実現に向けて、尽力を続けられています。
今回、こうした長年の取組み実績が評価され、145件の推薦の中から選ばれた49件の表彰の1件として、社会貢献者表彰を受けられたものです。
市長表彰後には、倉田市長及び奥山副市長と懇談され、帝国ホテル東京で行われた盛大な表彰式典のようすや、田中さんが積極的に会場を回り、名刺交換をされて、豊能障害者労働センターを大いにアピールされたことなどを、楽しく話されました。
また、最近の取組みとして、奈良県の自然農園と提携した無農薬のお茶の販売や、被災障害者支援の一環として、福島県の障害のある子どもを関西に招く保養プロジェクトなどについて紹介されました。
倉田市長は、「新しい事業にも積極的に取り組んでおられ、素晴らしいです。これからも、頑張ってください。箕面市の「社会的雇用事業所」の取組みについて、広く発信していきましょう。」と激励しました。
社会貢献者表彰式典のようすは、こちら(外部ページへリンク)
豊能障害者労働センターの活動紹介は、こちら(外部ページへリンク)
<豊能障害者労働センターのみなさん、おめでとうございます! これからも、みんなで頑張るモミ~。