箕面市では、大規模地震の発生を想定した全市一斉総合防災訓練を、1月17日(水曜日)午前10時から正午まで実施しました。市では阪神・淡路大震災が起きた1月17日に毎年、曜日に関わらず、全市一斉総合防災訓練を実施しています。平成24年度から行うこの訓練は、今回で6回目を迎え、例年、全市の75パーセント以上の自治会が参加しています。
午前10時に防災スピーカーを通じて「ただ今から、全市一斉総合防災訓練を始めます。箕面市で震度6強の地震が発生しました。」という放送とサイレンを全市域に流し、訓練を開始しました。
市役所や各公共施設では、市民に参加を呼びかけて避難訓練を行ったほか、災害対策本部を立ち上げたり、関係機関との連携を確認するなど、地震発生直後を想定した訓練を行いました。
市立小・中学校、幼稚園、保育所では、子どもたちが避難訓練を行いました。中でも全市立小学校では、全児童とその保護者を対象に、児童の引き渡し訓練を行いました。引き渡し訓練は、児童が学校にいる時に地震が発生した場合、学校から保護者へ確実に児童を受け渡すことができるよう、実施されました。
(雨の中、たくさんの保護者のかたが訓練に参加しました)
自治会やマンション管理組合では、黄色いハンカチを使った、住民の安否確認の訓練を行いました。また、小学校区単位で結成されている地区防災委員会では、自治会やマンション管理組合から、安否情報の報告を受ける訓練や、防災倉庫にある資器材の取扱い訓練、防災関連DVDの上映など、校区ごとにさまざまな訓練や催しを企画し、各避難所で実施しました。
(住民の安否確認を避難所で報告しているようす)
(防災倉庫の備品を一つひとつ確認しているようす)
避難所の一つである市立豊川南小学校でも、地区防災委員会が訓練にあわせて、さまざまな防災に関する催しを行いました。体育館では、火災時の煙の怖さを体験することのできる「煙体験ハウス」を設置し、ゴールした先着50名のかたを対象に、牛めしやえびピラフなどの非常食が当たる空くじなしの抽選会を行いました。また、地震が発生した時の行動ポイントなどを紹介するDVDの上映も行いました。
これらの催しには、豊川南小学校に避難してきた200名以上の市民が参加しました。「煙体験ハウス」を体験した市民からは、「全然前が見えない」「怖い」といった声が上がっていました。
豊川南小地区防災委員会副委員長の松出末生さんは、「煙体験ハウスや防災関連DVDの上映など、日頃は体験できない催しに参加してもらうことで、実際に災害が起きた時にどのような行動を取れば良いか、具体的に考える良い機会になったと思います。これからも毎年、くり返し訓練を行うことで、住民の防災意識を高めていきたいです」と話していました。
【お問い合わせ】
箕面市 総務部 市民安全政策室
電話:072-724-6750(直通)
<訓練を通して、箕面市を防災意識の高いまちにしていきたいね!