箕面市北部の止々呂美地区でゆずの収穫が始まり、ゆず収穫・剪定サポーター隊が活躍しています。
ゆず収穫・剪定サポーター隊は、人手不足となっているゆず農家を応援するため、ゆずが好きで農作業に関心のある市民を毎年度市が公募し、結成するものです。今年度は、約50名の隊員が所属しています。
なお、ゆず収穫・剪定サポーター隊員は現在も募集中です。
この日は8名の隊員が参加し、ゆずの収穫を行いました。隊員は、止々呂美ゆず生産者協議会の指導のもと、各農家に出向きゆずの収穫を手伝います。
大阪府内で唯一のゆずの出荷生産地である止々呂美地区では、約20軒の農家が出荷用にゆずを栽培しています。
ゆずは、昔から「桃栗三年柿八年、柚子の大馬鹿十八年」と言われるほど、実が採れるまで年数がかかります。そのため、通常は5年ほどで結実される接ぎ木栽培が主流ですが、止々呂美のゆずは種からじっくり育てる実生(みしょう)栽培です。実が大きくて香りが良く、日持ちするのが特徴です。
ゆずは、木の幹にトゲがあり、実がトゲに触れると茶色く変色し商品の価値を下げてしまうので、十分注意して収穫する必要があります。
サポーター隊の岡本悠華子さんは、「農業に関する卒業論文を作成するので、ぜひその実践を、と思い今回参加しました。ゆず農家のかたが、高いところでも臆することなく登っていくのが、とても格好良かったです。また、11月15日放送のテレビの歌番組で歌手の『ゆず』のバックダンサーとして踊ることが決まり、ゆずには強い縁を感じています」と話しました。
止々呂美ゆず生産者協議会会長の尾上喜治さんは、「今年は、自然災害もあり収穫量はやや少なめですが、きずの少ない大粒のきれいな実が多く、品質はかなり良いです。これも、毎年サポーター隊のみなさんが樹木剪定を手伝ってくれ、ゆずの木の陽当たりや風通しを良くしてくれたおかげです」と喜んでいました。
ゆずの収穫は12月初旬まで行われ、収穫量は約5トンを見込んでいます。収穫されたゆずは、大阪北部農業協同組合へ出荷され、JA大阪北部萱野支店で、秀品は2キログラム1,650円、優品は1キログラム330円・12キログラム3,300円で主に予約販売されます。
また、同協議会で収穫されたゆずの一部は、箕面商工会議所を通じて洋菓子店など事業者へ加工用に販売されます。毎年、箕面市で販売する「箕面プレミアムゆずマーマレード」は、止々呂美の実生ゆずと砂糖・果糖だけを使用し、無添加で手作りされていて、すっきりとした味わいと芳醇な香りが特徴です。毎年好評のこのマーマレードは、110グラム入り780円(税込み)で、今年度は市内各店舗にて限定1,200個販売されます。
【ゆず収穫・剪定サポーターに関するお問い合わせ】
みどりまちづくり部 農業振興課
TEL:072-724-6728、FAX:072-722-2466
【販売に関するお問い合わせ】
JA大阪北部 萱野支店
TEL:072-722-5451
【箕面プレミアムゆずマーマレードに関するお問い合わせ】
箕面市セールスプロモーション実行委員会
(箕面市役所 地域創造部 箕面営業室内)
TEL:072-724-6905、FAX:072-722-7655
<ゆずの収穫はまだ始まったばかり!ぜひ、箕面のゆずを味わってみてね。
<ゆず収穫・剪定サポーターのご応募もお待ちしてるでござる~。