1月1日(月)午後4時10分に発生した、能登半島地震に、緊急消防援助隊大阪府大隊後方支援隊として、1月2日(火)から1月25日(木)までの間、資機材搬送車1台と隊員延べ13名を派遣しました。
能登地方で震度7を観測したことから、すぐに非常招集をかけ、緊急消防援助隊の大阪府北ブロック幹事の高槻市消防本部と連絡をとりつつ出動準備を行いました。
総務省消防庁から緊急消防援助隊大阪府大隊の出動が指示され、箕面市からは、後方支援隊として資機材搬送車と3名の隊員の派遣が決定し、1月2日(火)午前2時、消防本部に配備している後方支援資機材(エアーテント・暖房器具・シュラフ・テントなど)を積載し、集結場所の大阪市消防局高度専門教育訓練センターへ向いました。
各消防本部が集結した午前4時に訓練センターを出発、午前10時、宿営地の金沢競馬場に到着し後方支援活動を開始しました。
緊急消防援助隊はすべての活動を自己完結で行うため、宿営地の設営や食事の準備など、現場活動隊員のサポートが主な任務となります。
1月5日(金)に4日間の活動を終え、第2陣に活動を引き継ぎました。
第2陣では、被害の大きい輪島市に宿営地を移し、雪が積もる悪天候の中、活動を続けました。
1月9日(火)からは、第3陣が活動を始めました。
第3陣から、市内の巡回警備が支援活動に加わりました。また、救助活動現場の近くに前進拠点を設け、活動の支援が迅速にできるようになりました。
1月13日(土)からは、第4陣が活動を始めました。
任務中は大雨や降雪もありましたが、中断することなく活動を続けました。
1月17日(水)からは、第5陣が活動を始めました。
後方支援活動の他、消火用水の補水作業も行いました。被災地では、ほとんどの消火栓が使用できず、火災で使用した防火水槽やプールの補水をして火災に備えました。
1月21日(日)からは、第6陣が活動を始めました。
早朝からの雪かきや、活動拠点の維持管理、資機材の搬送が主な任務となりました。
1月25日(木)午後7時45分、積雪で道路状況が悪い中、第6陣が消防本部へ帰還しました。
市民の皆様から、あたたかいお言葉での励まし等、様々な支援をいただき、箕面市の安全・安心を守りつつ、24日間、被災地で活動を続けることができました。