6月14日(水曜日)、箕面市立中小学校の5年生142人が、田植えを体験しました。
初夏に色づく箕面市稲地区の田んぼ。
国道171号線が真横を走る市街地、学校の直ぐそばの街中でのコメづくり体験です。
靴をぬいで、素足になって、
大きく育った苗を手に持って、田んぼに入っていきます。
「うわ~。泥んこや・・・」
「でも、ぬるぬるで気持ちいいなあ・・・。温かいなあ・・・。」
足が土に吸い込まれていく感覚に、子どもたちの元気な歓声が響きます。
一直線に張られたロープの赤い目印をめがけて、
手に苗5本程度づつを取って、ギュッと泥の中に押し込むように植えていきます。
「規則正しく等間隔に植えることで、
どの苗にも、まんべんなく土の養分も、夏の太陽も、いきわたります。
土の中にしっかりと植えてあげてくださいね。」
「は~い」
田植え後の田んぼでは、若苗が光を浴びて輝いています。
水を張った水田は、涼風が柔らかにそよぐ街中のオープンスペース。
社会科でコメづくりを学び、地域の農家さんのご厚意で実際に田植えもできました。
本日お世話になった農家さんは、七條久さん。
「植えたおコメは、キヌヒカリという品種です。
運動会が終わった秋に、みんなで稲刈りをしましょう。
質問ある人はいますか?」
「は~い!
お茶碗1杯分のおコメって、どのくらいの苗からできるのですか?」
「難しい質問ですね。たぶんみんなが今日植えた5株ぐらいが大きくなって
お茶碗1杯分ぐらいになるよ。
それも稲刈りした後に、ご飯を炊いて試してみてください。」
体験を通じて、”おコメ一粒の大切さ”を学ぶこともできたのではないでしょうか。
箕面市では、今年も箕面市農業経営者連絡協議会(森田久一会長)のコメ農家さんのご協力で、とどろみの森学園、萱野小学校、北小学校、西小学校、萱野東小学校でも、田植え体験が実施されています。
田植え体験を通じて農業の心を伝える農家さん、貴重な機会をありがとうございます!
<モミジーヌも田植えをしてみたいモミ!ご協力いただいた農家さんに感謝!