最終検査を一週間前に終えた。
2泊3日もかかった。
半年ぶりのこの病院の同室であの時の混乱が脳裏をよぎった。
恐怖ではなくて無常観。
自分の力が及ぶ範囲などたかが知れているのだ。
そんな無力感に苛まれた3週間。
信じられなくなるくらいの無力感は無能力な自分を認めなくては生き延びる方法はない。
自ら逝く力すら奪われてしまったら、もうどうしょうもないのだ。
医者の思いのままだし、ある種の研究材料。
少し、被害者意識が強すぎるかもしれない。
ほんとはそんなコト、思ってないし、いじけてもいない。
ちょっと、自分自身を憐れんで見せているだけなんだ。
もともと、モチベーションが高い人間ではないし、
風任せに生きているから、何処に行きつこうと構わない。
行きついた先で目いっぱい後悔するだろうし、恥ずかしげもなく人を責めたりしてヒンシュクを買うことは間違いない。
それでも、まだ、もう少しだけこの世を楽しみたい。
3日間の病院生活でそう思ったんだ。
自分の足で歩けるうちはね。
まだ、100万分の1も楽しんでいない。
悲観に暮れて、情けなさを売り物に他人の同情と憐れみを糧になどできはしないのだから。
本気で楽しむことを考え歩き始めていることに気が付き始めた。
好きな事を好きだと言い。好きなところに行き、好きだと叫びながら逝くのだ。
それが自分らしさなのだから。
みんな同じだとは言わない。
でも、何処かで本気で共鳴できるものがあればとても嬉しい。
そんな人やモノや場所を探し求めようと思うよ。
見つけられればラッキーなんだから・・・・
探すんだよ。
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