みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

『天使と悪魔』

2005年09月04日 | 本・マンガ
『ダ・ヴィンチ・コード』の作者ダン・ブラウンの著作。訳者も同じ越前さんという方です。
 主人公はダビンチと同じくロバート・ラングドン。このダビンチが面白かったし、図書館でたまたま目にしたので手に取り、「同じ作者じゃ、面白そうだなと思い借りてきました。主人公が同じなのでてっきり、続編かと思っていたけど、ダビンチの前の作品でした。

 やっぱりインディ・ジョーンズみたいです(笑)展開はダビンチとかなり同じですけど、面白く読むことができました。
 殺人事件→ラングドン巻き込まれる→被害者の身内女性と共に行動というパターン。科学と宗教がテーマで、この作品もキリスト教に関する知識とか面白かった。
 そして、ローマ法王選出のコンクラーベが絡んでくるのですが、つい最近話題になったことなので、そのニュースを思い出しながら読んでました。(それでなきゃ、コンクラーベとか枢機卿という言葉も知らなかっただろうな。)フリーメイソンという言葉も何となく聞いたことがあった。(大学のアメリカ史の授業?)イルミナティは聞いたこと無いけど、やはりまた出てきました秘密結社!!こちらはガリレオなど科学者たちが入っていたといわれている。ガリレオはご存知の通り、地動説を唱え、教会から迫害されていたのですけれど、そのガリレオのことについても面白かったです。
 
 読みながら、科学と宗教の対立についても考えてみた。
一神教の国ではない日本人にはあまりピンとこない問題かもしれない。(私もですけど。)でも、私は地球に生命があること、そして人間(全体も個人も)の誕生もとても神懸かりに近い数字(確率)で生まれてきたものだと思っています。そして、重要な鍵を握る人物の、マスコミに向けた言葉は納得できる。(ネタばれになりそうだから、まだ言えません。)

こちらもダビンチに続いて映画化されるみたい。楽しみです。『ダ・ヴィンチ・コード』映画はトム・ハンクス主演ですが、ネット検索したらイアン・マッケランも出演するそうです。指輪物語シリーズでガンダルフ役の人。被害者の役だろうか・・・?!と密かに期待。