みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

九月大歌舞伎『勧進帳』幕見

2005年09月17日 | 歌舞伎
帝劇→松屋銀座→歌舞伎座と徒歩で流れて幕見してきました。松屋のデパ地下でおにぎりを買い、いざ観劇と相成りました。さすがに三連休初日の土曜日は満員御礼でした。私は何とか座ることができました。やっぱり播磨屋さんの弁慶は人気です。

幕見は遠く、ちょうど斜め前の人で舞台真ん中が見えにかったですが
(花道は言わずもがな・・・・)
それでも、吉右衛門さんの弁慶は素敵でした。
力強くて、情と知恵がある吉右衛門弁慶でした。
義経の福助さんも良かったですよ(^^)綺麗だしね。
富樫の富十郎さんも口跡が爽やかで良かったです。
太刀持ちには児太郎君。ああいう風に動きがないのは大変だけど、
でも、良いお勉強になることでしょう(^^)

最後の飛び六法ははっきりいって最初の方しか見えず・・・
引っ込みは音を聴いて楽しんでいました。

東銀座から地下鉄で新橋へ。そこから在来線で帰りました。
小田原まで快速。新幹線はこだまを待たなくてはならず、
たった20分早いだけ。鈍行も結構良いもんだ。

さくらももこワールド 20年の軌跡展

2005年09月17日 | アート・イベント
帝劇観劇後、歌舞伎座幕見まで時間があるので、松屋銀座のさくらももこワールドを見に行ってきました。友人も私も小学校の時にちびまるこちゃんをよく読んでいたし、見ていたので一緒に行ってきました。
松屋銀座・さくらももこ展のページ

ちびまるこちゃんは大好きで、コミック全巻持っている私です(笑)
日常をネタにしたギャグが好きなんですよ。
もちろん静岡が舞台というのも、親しみあるし。

ディスプレイはデビュー時から時代を追って、原画などを展示。
段々と、凝ったイラストになっていくのがすごいなーと思います。
「りぼん」も展示してあったりして懐かしい。
それぞれの作品についてコメントがあったり、合作の原画もあって貴重でした。

最近エッセイばかりだなーと思っていましたが、
『小学一年生』にも連載もっているんですね
。買わないから知りませんでした(笑)
これからも、幅広い活躍を楽しみにしている漫画家さんです(^^)

ちなみに清水にはちびまるこちゃんワールドもあるんですよ。
ちびまるこちゃんワールドサイトはこちらからどうぞ!

『エリザベート』(山口トート)

2005年09月17日 | ミュージカル
念願の初エリザベート鑑賞で帝国劇場へ行って参りました。(昨年再演時は、チケット売り出し時に入院したりいろいろあって・・・)お目当てはもちろん山口閣下です!!念願の山口閣下。開演前、テンションは上がりっぱなし。でもまさか、この時、いろんな意味でこんなにエリザで笑うことになるとは思ってもいませんでしたよ・・・^^;。私の座席はN列35。センターやや上手寄り。久々S席にした甲斐がありました。

 まず、パンフレットの山口さんのプロフィール・・・
地球に生まれる。
いつもは鹿児島出身と書いてあるし、他の人も出身県とかなのに何故?!やっぱり黄泉の国の閣下は、宇宙レベルなんでしょうか?!コメントも山口さんって感じだし(分かりますか?)、なんかその宇宙レベルな文章に小田龍之介(by女神の恋)降臨?!と思ってしまった(笑)

 全体的な感想からですが、耽美的で群舞など圧倒されるし、史実とエリザベートの孤独を絡めていった物語の展開がとても面白かったです。これは、はまる人続出なのも納得です。そして、衣装もすごく豪華絢爛でした。冒頭の死者が棺桶から蘇るところなど圧巻!!ゾクゾクとテンションが上がっていった。『ミルク』『独立運動』『悪夢』などの群舞は、カンパニー全体の魅力が溢れていたし、トートダンサーの動きも良かったです!!

 さて祐一郎閣下ですが、トート閣下のご登場場面は噂には聞いていたけど、ゴンドラ(羽根つき)で降りてきたのは、もう真剣に見れば見る程笑える・・・。(絶対、こんな結婚式は嫌だというような感じのゴンドラ演出です・・・^^:。)そして、いつもながら観客をうっとりさせる魔力のある歌声には惚れ惚れしてしまいます。それ故、カクカクした動きというか角度が固定された手足が太極拳のポーズみたいで笑ってしまうんだけど・・・鞭を振り回し馬車を操る姿もなんだか笑えたのよね・・(失礼!でも、これも「愛」が故・・・・)私が笑いをこらえているのも隣の友人は気づき、「自分だけじゃない」と思ったそうで・・・。私も「自分だけじゃなくてよかった」と思ったのであります(汗)でも『独立運動』では、おぉ!!踊っている!!と思いました!!この時は、ちょっと感心してしまったり・・・(^^;。
 『最後のダンス』はそれはそれは、圧倒的なんです!!肌にビンビンと響き渡ってくるし、私は、この人の歌声に支配されている!!この人のファンで良かった!と思ってしまう。そして、華麗なるマントさばきには惚れ惚れドクトルのシーンでは、「微熱が〜♪」という歌い方が、もう色っぽい!!そして「待っていた!!!!」と帽子とコートをバッサリ脱ぐ仕草は、心奪われますやっぱり山口さんのマントさばきは大好きです!!心からこの御方のファントムが見たいと思いました。(切望!!無理だろうけど・・) 『闇が広がる』も素敵すぎます!!
 そして気になっていた皇太子殿下ルドルフとのキスシーンの『マイヤーリンク』ですが、後ろからタタタタッと近づき、長いキス。甘〜くルドルフを黄泉の国へと誘っていると思いました。ラストのエリザへのキスよりも印象に残った(^^;。で、ラストですけれども、ナイフを見る目線が好き(笑)

 一路さんのエリザベートですが、とても素敵でした。綺麗です(^^)美しいけど悲しい女性です。誰にも頼らない、というよりは頼れない、といった孤独な感じがしました。きらびやかな生活をしているけど。そして、それ以上に悲しいなと思ったのはフランツ皇帝陛下です。この回は石川禅さん。優しい目が印象的。「エリザベート、僕には君が必要なんだ」とドア越しに語りかける姿が寂しいです。『夜のボート』は手をさしのべようとするのに、すれ違ってしまうところが悲しかったです。
 皇太子ルドルフはパク・トンハさん。ハイライト盤CDでは、ちょっと日本語が気になったものの、今回は全く気にならず。落ち着いた感じだけど、悲しみを内面にこらえてる感じ。
 寿ひずるさんのゾフィーは怖かった(爆)こんな姑いたら怖いなーと(^^;。高嶋兄ルキーニも良かったです!!狂言回しがコミカルだった。『キッチュ』では「VISAカード!!」と言ってました(笑)そして、マックス村井国夫が格好良かった!!!この方の声(ハリソン・フォードの吹き替えなど)大好きだったんです!!

 この日は貸切公演でしたので、通常カーテンコールの後、舞台挨拶がありました。幕間にお楽しみ抽選会があり、サインやクリアファイルなどが景品でありました。私は一番違いで山口さんのサインを逃しました・・・くやしー!!そして、羨ましいのは、終演後に舞台上で閣下と皇后様に花束贈呈と写真撮影できるというもの。これは二人だけ。念じていたけど、見事に外れました。(当たったら当たったらで、自分の服装とか髪型とか気になるし、自分を失うと思う・爆)
 さて、舞台挨拶の幕が上がりました・・・。一路さんのエリザベートの横には・・・入会受付中!のVISAの幟に身を隠す祐一郎閣下!!!(大爆笑)やってくれましたよ、閣下・・・・(笑)まあ、そんな閣下が大好きなんだけどね(笑)それから、当選した方からの花束贈呈とお二人の真ん中で記念撮影。山口さんは幟と花束を持ってお茶目でしたしかも二人目の方の髪にキスしてなかった?!?!羨ましいな・・・と思いました。
 ご挨拶では、「三井住友VISAカード・・・・販売促進部部長・・・・補佐・・・・候補のトッド山口でーす!!」と相変わらずの山口節(笑)「三井住友エビザエート・・・★△○・・・えびざ・・・え、えアレ?、、、えびざ・・えびざ・・・エリザベート」、なんていう意味不明なコメントもありました(笑)一路さんは「この作品が会員の皆様から愛されて嬉しいです」という普通のコメントなのに・・・。しかも一路さんのご挨拶の時、例の幟に隠れて、ちょっかい出していたみたいで、一路さん吹き出してたよ(笑)幕が降りる時もぎりぎりまで手を振って、しゃがんで幟をアピールしていました。お茶目ですよ、閣下(笑)

 と、いろんな意味で楽しかった公演でした。また山口閣下だけでなく、内野閣下も拝見したいと思いました。
 帰り、友人(高校の同級生)と「親と同じ位の男性に可愛いと思えるなんて、不思議」と話していました。確かにそうなんだよね・・・・(笑)友人は「ボテッとしているのがクマさんみたいに可愛い」って・・・(笑)でも、私はますます山口さんのファンになったと思う・・・・。山口さんの魅力はやっぱり「魔力」なんだな・・・と改めて感じました。