みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

ちびまる子ちゃん連続ドラマ化

2007年02月22日 | 雑感~ひとりごと
 今までスペシャルドラマで放送された『ちびまる子ちゃん』が今度は連続ドラマになるそうです。3月で打ち切りになるミリオネアの後番組として4月から放送。えいちゃんは卒業するそうです。ちょっと残念ですが、大きくなっちゃうから仕方ないかぁ。おじいちゃんとおばあちゃんのコンビ以外は変わるみたいです。ヒロシとお母さんも変わらないでほしいですが、そこのところはどうなんでしょうかね?

参照HP webザ・テレビジョン

通し狂言『仮名手本忠臣蔵』 夜の部

2007年02月22日 | 歌舞伎
 昼の部の感想はこちらを

 夜の部は一等席9列真ん中という、舞台全体も花道も見やすいお席での観劇になりました。昼夜の通しの中での一番のお目当ては七段目。重々しい昼とは対照的に華やかな場面も多いので、時間があっという間に過ぎてしまいました。

五段目 山崎街道鉄砲渡しの場、同 二つ玉の場 
六段目 与市兵衛内勘平腹切の場


 正直、この話はちょっと苦手。なぜなら、勘平の切腹があまりにもかわいそうというかなんというか・・・最初から刀傷だと分かっていたら救われたのにと思っても、芝居ですから、あまり理屈で見てはいけませんけど(苦笑)でもその早とちり(?)の勘平も哀れだな・・・と思うかどうかは役者さん次第なんでしょうね。菊五郎さんの勘平良かったです。菊五郎さんは、昼では塩治判官で切腹、夜は勘平で切腹・・・。一日2回切腹を25日間するのか・・と別の意味で感心(^^;。
 女房お軽は玉三郎さん。勘平に尽くす姿が可愛く、夫あのために身売りも厭わない姿は、勘平への思いが伝わってきてとても素敵でした。
 あと、時蔵さんも良かったです(^^)昼のお軽もよかったですが、こういう感じの役も好きです。その他、吉之丞さんの母おかやも良かったです。そして梅玉さんの定九郎は・・・あまり悪人ぽくなかったです。。。


七段目 祇園一力茶屋の場

 期待通りというか、期待以上の舞台でした。吉右衛門さんの由良之助、玉三郎の遊女お軽、仁左衛門さんの平右衛門という豪華顔ぶれ。私が好きな役者さんが勢ぞろいということもありますが、それぞれの役者さんの魅力が引き立つ舞台でした。
 吉右衛門さんの由良之助は、たっぷりしていてなおかつ色気がありました。遊興にふけっているところは、敵も味方も欺きつつ本当に楽しんでいるような・・・。お茶屋遊びはとても楽しそうだなぁと思ってしまったりしました(笑)ちなみに見立ては、「播磨屋の当たり役の石切梶原」。思わず吉右衛門さんの反応を見てしまったり(笑)
 玉三郎さんのお軽もとても美しく、二階から鏡で手紙を盗み読みする姿などすべてが美しいです。仁左衛門さんの平右衛門は初めて見ましたが、愛嬌もたっぷりでとても良かったです。そして、玉三郎さんのお軽の兄という設定ですからね・・・。とてもお美しい兄妹です(笑)このコンビならではだなぁというのが、兄妹だということを忘れてしまうということでしょうか・・・。偶然再会して、「綺麗になったなぁ」と見とれて、お軽にいろいろポーズさせて・・・(笑)本当に見とれているような感じだったので・・・(笑)由良之助の手紙の内容を平右衛門に伝えるところなど二人のシーンは絵になりますね。ここでもお軽は終始、勘平だけでなく、家族への思いが伝わってきました。遊女でありながら、腰元であった時の気さ、女房としての勘平の気持ち・・・。すべてが詰まっていました。六段目のあの慎ましやかなお軽があってこそ、七段目のお軽が生きるんだなと思いました。
 とにかく絶品の七段目でした。いつか仁左衛門さんの由良之助を見たい。。。と思いました。確か前に大阪で関西の演出で通しがあった時に由良之助をなさっているはずですが・・・。七段目だけでもよいのでお願いします(笑)


十一段目 高家表門討入りの場
     同 奥庭泉水の場、同 炭部屋本懐の場


 実際に討ち入りの時は、雪は降っていなかったと言われますね。テレビで忠臣蔵がやるときも、討ち入りの場面というと雪・・です。人形浄瑠璃の方が先ですが、それだけ芝居の影響というものはすごかったのだろうなと思います。
 浅葱幕が振り落とされると、四十七士が門前に勢ぞろい。このときの吉右衛門さんがかっこよすぎます!!私だけではないと思いますが、鬼平を思い出しました・・・。十一段目はストーリーというよりも立ち回りで終りますが、一日かけて大作を見るのは疲れますが、観終わった後、すっきりした気分になれました。

 一日かけて通しを見るのは疲れましたが、歌舞伎の代表作を一日かけて観るというのも、とても贅沢だなぁと思いました。特に昼の部は、道行以外は単独上演というのはまずないので。でもその昼の部を観たからこそ、今まで観たことあった五・六段目、七段目、そして九段目に繋がりました。
 あと、劇場は人ごみでしたし、疲れたのもあって、次の日風邪をひきました(苦笑)熱はなかったですけど・・・。結構咳していた人もいたし、もらってきたのかも・・・。水分補給など気をつけていましたが・・・・(^^;。こういう時期の劇場は要注意かも(^^;