観世榮夫/著
昨年亡くなられた観世榮夫師の自伝を読みました。本来ならば『卒塔婆小町』を舞う予定だった傘寿記念の公演に合わせての出版だったのですが、残念ながらその公演を前に亡くなられてしまいました。事故のことはあまりにも衝撃的だったのを1年以上経った今も覚えています・・・。それ以前にご病気のこともあり、事故の原因も・・というのをこの本を読んで知りました・・・改めて合掌。
本を読んで、前から思っていたイメージである破天荒というかパワフルというか・・・やはりすごい方だなと思いました・・・。観世流から喜多流に移籍したり、能楽協会を退会し能楽界から離れ、そしてまた復帰・・・。今でこそ他ジャンルの演劇や他流との共演は珍しくないですが、当時としては・・・だったでしょう。でもそれもあくなき「能」への情熱だったのか・・と。
現代の能に対する意見も大変面白かったのですが、個人的には幼少期のお話が一番面白かったです。ご兄弟はタイプが違ったようですが、仲がよかったんでしょうね。『道成寺』の「能ごっこ」なんてすごすぎる遊びだ・・・・。私もやってみたい・・・なんて(笑)
そして最後の一文には目頭が熱くなりました・・・。きっと「命果てるまで」能のことを考えて行動されていたのだな・・と・・。
昨年亡くなられた観世榮夫師の自伝を読みました。本来ならば『卒塔婆小町』を舞う予定だった傘寿記念の公演に合わせての出版だったのですが、残念ながらその公演を前に亡くなられてしまいました。事故のことはあまりにも衝撃的だったのを1年以上経った今も覚えています・・・。それ以前にご病気のこともあり、事故の原因も・・というのをこの本を読んで知りました・・・改めて合掌。
本を読んで、前から思っていたイメージである破天荒というかパワフルというか・・・やはりすごい方だなと思いました・・・。観世流から喜多流に移籍したり、能楽協会を退会し能楽界から離れ、そしてまた復帰・・・。今でこそ他ジャンルの演劇や他流との共演は珍しくないですが、当時としては・・・だったでしょう。でもそれもあくなき「能」への情熱だったのか・・と。
現代の能に対する意見も大変面白かったのですが、個人的には幼少期のお話が一番面白かったです。ご兄弟はタイプが違ったようですが、仲がよかったんでしょうね。『道成寺』の「能ごっこ」なんてすごすぎる遊びだ・・・・。私もやってみたい・・・なんて(笑)
そして最後の一文には目頭が熱くなりました・・・。きっと「命果てるまで」能のことを考えて行動されていたのだな・・と・・。