みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

『桂吉坊がきく藝』

2009年05月17日 | 本・マンガ
桂吉坊/著

 上方落語のえなりかずきというキャッチフレーズもある桂吉坊さんが各ジャンルの方たちとの芸談を収めた一冊です。数年前にNHKで放送された『米朝の上方歌舞伎を楽しむ』というような番組で司会進行をされていたのが吉坊さんで、こんな人がいるんだ~と思ったのです。落語には興味があるけど、そこまで手が回らない状態ですし(^^;、なので吉坊さんを実際は拝見する機会が今までなかったのですが、某能楽師さんのブログにも度々お名前を見かけますし・・そちら関係でもちょっと気になるお方。さらには対談されている方たちが豪華なばかりでしたので、そちらも気になって読んでみました。

 小沢昭一(俳優)、茂山千作(狂言師)、市川團十郎(歌舞伎俳優)、竹本住太夫(文楽太夫)、立川談志(落語)、喜味こいし(漫才師)、宝生閑(能楽師)、坂田藤十郎(歌舞伎俳優)、伊東四朗(喜劇役者)、桂米朝(落語)という顔ぶれ。吉坊さんもお若いのに様々なジャンルをちゃんと真摯に勉強していらっしゃるんだな~と感じましたし、他の方々も他のジャンルも勉強され、それを本業に生かしていらっしゃるんだな~ということを感じました。それにしても、吉坊さん・・・色々なことをご存知ですね。実際に噺を聞いてみたくなりました。