息吹の森から生まれる世界

アートプラザ2Fアートホールで開催中の

「ステンレス彫刻とテキスタイルアート」展へ行ってきました。

会場の前は城址公園です。


ステンレス職人 芝田知明さんと

テキスタイル作家 椎原由紀子さんのコラボで生まれた世界です。

ステンレスの作品を見るのは初めてですが、

まず、規模の大きさに驚きました。

広い会場にはパーティションも何もなく、

ステンレス製の木が中央にドンと置かれています。

枝は部屋の隅々にまで伸び、

ステンレスの花も咲いています。

枝に吊るされたテキスタイルが風に揺れます。

枝を広げた木の他には

海の生物もいました。

オウムガイでしょうか。

竜宮の使いもいました。

全長6メートル、

うみたまごにいる剥製より長くて綺麗！

シルクスクリーンのクジラも泳いでいます。♪

他に小さい魚の群れや、切り株や、蟻、etc.

会場をぐるぐる何度も回って見たのですが、

写真を撮るのはとても難しくって、

上手く伝えられそうにありません。

柏原さんのテキスタイルは、

以前にも見たことがあったので、

写真は少なめですが、

硬質なステンレスと、少しの風にも揺らぐシルクスクリーンのコラボはなかなか得難い発想だと思いました。

それにしてもこの会場を作った労力に頭が下がります。

私は変な癖があって、

作品はもちろんですが、

会場の設営にかかる時間のこともとても気になる方です。

会場の向こう側で努力する人たち、

長い時間をかけて作り出される作品、

作った物を展示する時間、

どれだけの方々に見ていただけるかなど、

そして搬出、

どれをとっても大変でないことは一つもありません。

会場の作品を楽しみながら、

こんなことも思っていました。

たくさんの人に見て頂きたいです。