高松で行った、
香川県立ミュージアムのことが途中でしたので、これを書いて終わりにします。
工芸展を見たことは書いたのですが、
こちらにある常設展示室も面白かったので紹介します。
(ちょっとかたい話で面白くないかもしれませんが)
香川といえば、
弘法大師空海と高松藩主松平家なんですよね。
今回改めてそんな思いがしました。
常設展示室1は、
「高松松平家歴史資料」
松平家の威光はすごいものだったとは、
現在に残る、お城といい「栗林公園」や墓所からもわかりますが、
ここに、
高松藩御座船飛龍丸船内にある
お殿様の小部屋が展示されていましたが、
藩主専用の船で参勤交代等に用いられた飛龍丸
蒔絵も施された、船の中とは思えない作りにびっくりしました。
(写真を撮れなかったのは残念)
お姫様が乗る籠の豪華バージョンと思ってくださってまちがいないです。
お正月に合わせての「寿ぎの美」では、
干支の龍のデザインのものが見られました。
写真の赤い器は、讃岐漆芸ですが、
高松藩に仕えた玉楮象谷という人が確立し、
今に受け継がれています。
これは、
堆朱鼓箱の蓋面で、10代頼胤御用の
小鼓二丁を収納する箱です。
お殿様の乗る馬の鞍といい、鎧も漆芸で、
それは立派なものです。
優品の数々は紹介しきれませんが、
お殿様の生活ぶりが伺えます。
次に、空海ですが、
生まれが讃岐国です。
去年の三月、生誕の地、
善通寺に涅槃桜を見に行きましたが、
この時で、生誕1250年でした。
展示室3の展示も
複製とはいえ、曼荼羅図など、
国宝や重要文化財など見応えが有りました。
ミュージアムからは離れますが、
最後に、
墓所のある法然寺で見たものを添えます。
法然寺には松平家の資料も残されていて、
何やら龍のようなものが展示されていました。
今は頭が失われていますが、龍です。
法然寺開基松平頼重(1代)の陶像の台座だそうです。
もとは般若堂に安置されていたものが、
変遷を経て、今は台座だけがここに残っています。
ちなみに、頼重公の像は、高松城天守閣後に玉藻廟が建築された際、明治35年(1902)に法然寺から移されて、御神体として祀られているそうです。
法然寺では社務所を通して、
涅槃像も今回見せていただきました。
書院から本堂を経て長い廊下の先にある涅槃堂まで、このお正月は多くの仏像に会いました。
最後に、
讃岐お正月の味、
あんもち雑煮で〆にします。
長々とお疲れでした。
歴史に疎い者が書いたので、
わかりにくかったかと思います。