徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

動き出す

2005-01-18 20:21:55 | LB中洲通信2004~2010
市川森一さん、杉本清さんのチェック原稿も無事戻り(これでちょっと安心)、中洲通信3月号も何とか進行中。今晩中に目途をつけたいところ。

午後は池袋で知野二郎さんと打ち合わせ。ようやくプロジェクトが具体的に動き出す。春目標にこちらも本番モード。知野さんは早速ジュンク堂書店・新宿店の中洲通信フェアを見に行ってくれた模様。こっちも『カンフーハッスル』観にいかなきゃなー。今週には『パッチギ!』も始まるし。

ゼロストとは何か/湯島レコード

2005-01-18 05:09:44 | Music
湯島レコードというレーベルがある。
<完全なるオープンライセンス(ゼロスト=OCPL00000)の音源だけをリリースするという思想に基づいたレーベル「湯島レコード」>ということで、二次使用はまったくフリーだという大JASRAC様に敢然と楯突く勇気あるレーベルである。
湯島レコード(ブログ)

以下、ゼロストと言われてもわけわからんので(湯島レコードのブログにも掲載されているけれども)プレスリリースということなので全文掲載。

■「OCPL」権利の自主規定
任意団体「Open Creation Movement」(http://www.opencreation.org)が提唱するアーティスト・クリエーター(著作者、著作隣接者、製作者を含む)自らの責任で作品の扱われ方を公に宣言できるしくみ「OCPL(OpenCreation Public License)」があります。OCPLの後に続く5桁の数字によりその扱われ方を宣言する事ができます。
湯島レコードはライセンス表記法として、この「OCPL」を採用致しました!
■「ゼロスト=OCPL00000」とは?
OCPLのうち全ての権利を開放したものが「OCPL00000」。通称ゼロストレート、略してゼロストと言います。ゼロスト作品は著作権自体はアーティスト・クリエーターに帰属しているが、その扱いの自由度を限りなく開放しています。すなわち、商用・非商用での改変または非改変(原曲のまま)の無条件使用可能(届出不要)、商用・非商用での氏名表示や再利用の無条件使用可能(届出不要)というものです。湯島レコードは日本初となるゼロスト作品を専門にリリースするレーベルです!
■湯島レコードリリース商品の特徴 「自由に、そして楽曲が人から人へ…」
音楽を自由にひろげたい音楽好きなユーザーには…「友達にも薦めてほしい」という事から、友達用にCDをコピーしようが、楽曲をカヴァーして歌おうが一向にかまいません。むしろその様になる事を望んでいます。音楽を広げたいメディアの皆様には…「よりたくさんの人たちに聞いていただいて、広がってほしい」と考えから、ラジオ等でオンエアーする際の、「著作権使用料」が一切発生しません。むしろどんどんオンエアーしていただけたらと思います。さらに他のアーティストが、湯島レコードからリリースの楽曲をカヴァーし、自分のCDで発売してもかまいません。

つまりCDを購入してしまえば、あとは何に使おうが自由というわけだ。
その試みは素晴らしい。しかし、売れなくては仕方がない。問題は参加ミュージシャン――と思ってブログに掲載された参加を表明したミュージシャンを見て驚いた。以前『中洲通信』にも登場して頂いたROLLY氏に……元JAGATARAのEBBYさんが参加してる!! 
彼らはドンキホーテかもしれないが、やはりオレは応援したい。大昔にあった会員制レーベルのようにならんといいが。