徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

ひとり音楽史

2007-04-18 23:59:36 | 漣流 sazanami-ryu
アポの後、午前中に荻窪へチェック用のインタビュー原稿を届ける。

昼過ぎからフジパシフィック音楽出版の朝妻一郎会長の取材。ポール・アンカのファンクラブ会長、石川島播磨造船事業部からニッポン放送のアルバイトを経て、音楽ライター、同社の音楽出版社パシフィック音楽出版(現フジパシフィック音楽出版)の立ち上げに関わり(社員第一号)、伝説の音楽誌『ティーンビート』の編集、さらにはモントレーポップフェスティバルも目撃、いろいろあって、現在問答無用のフジパシ会長という、何とも羨ましいとしか言いようのない60年代ポップミュージックの原体験者、ジャパニーズポップスの大立者。今回は漣健児さんと音楽出版についての取材だったので(こちらも今後に見通しがつくようなお話を聞くことができた)、あまりその辺りのことは訊けなかったのだけれども、この人も語るだけで音楽史ができてしまう人だ。その伝説ぶりはこちらに詳しい。

そういえば、ひとつだけ……森進一問題について見解訊けばよかったなァ……。

家に帰って今月号最後の原稿。