徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

9月号到着

2009-08-04 01:15:58 | LB中洲通信2004~2010
ということでLB中洲通信9月号到着。
今回の特集は<未来>の未来。翻訳家で書評家の大森望さんのインタビュー。ここのところ『SF本の雑誌』が出たり、皆既日食があったりとそれなりに注目されているSFなんですが、別に、だからというワケじゃないですけどね。ご自身の著書でも自分史を語られている大森さんなのだが、駆け足でニッポンのSF少年の半生記、そしてSF(小説)の未来を語っていただきました。
その他、アダモちゃん25周年の島崎俊郎さんなどが登場。今回もご協力者の皆様、ありがとうございました。東京編集部は昨日から発送中です。

緒方さん

2009-08-04 00:59:37 | LB中洲通信2004~2010
午前中、銀座で『のんちゃんのり弁』の緒方明監督取材。石井聰亙監督とも関係の深い人なので5月号を手渡すと大ウケでしたが。
『独立少年合唱団』『いつか読書する日』に続く長編第3作目は、冒頭から(最近のテレビドラマに顕著な)ガーリーな感じがして正直しんどい印象もあったのだが、後半にかけて滲み出てくる緒方テイストに男子及びオヤジもココロの落とし所を見つけられるスピーディーでコメディタッチの小品。実際に話を訊いてみて、その辺りに実に職人的な意図と「コミュニケーション論」を描き続ける控え目な作家性が込められていることがよくわかった。
地元・亀戸天神もちょこっと出てくるので亀戸の民は観に行くように。

取材後、神楽坂の事務所へ寄って9月号の発送。