3回目のTwitterデモ。ここ数日は涼しくて…といってもさすが歩くと蒸し暑くはなってくるのだけれども夏にしては理想のデモ日和になった。13時30分過ぎに宮下公園の集合場所に到着するとした時点では2、300人程度。
出発時に2つの隊列を作ってデモスタート。
第2隊列前方のオレのいた位置では渋谷駅を過ぎようとするあたりからゴール地点まではひたすら「原発いらない」のみをほぼコールし続けた。これはシュプレヒコールというよりも、最高のコール&レスポンスになっていたと思う。
例えばトラメガの「子供を守れ」のコールに対して「原発いらない」のレスポンス。「原発反対」のコールに対して「原発いらない」。つーか、もう、ひたすら「原発いらない」。いろいろと言いたいことはあるだろうし、想いはあるのだろうけれども、コールは「原発いらない」。しまいにはトラメガの人もリードするというよりも自然発生的な「原発いらない」コールに併せるような形になっていた。だって、最終的に何を言いたいかっていったらそれしかないんだもの。ディテールはプラカードが表現してくれているんだもの。コールは極端にシンプルな方が叫びやすいし、伝わりやすい(と思う)。
オレを含めて常時5、6人は積極的に声を出していた人がいたと思うのだけれども、トラメガがなくても何人か率先する人がいると周囲も声を出しやすい。まさに「何度もリフレインすると、自分でもテンパってくるんだよな」というアケミの言葉そのままの状況になっていた。
ツイートを追ってみると第2隊列はパレード中にどんどん膨らんでいったという。オレの目の前でも歩道から隊列に飛び入りで参加してくる人たちが何組もいた。団体や所属はもちろん、主催者さえ存在を過剰にアピールする雰囲気がないところがTwitterデモの素晴らしいところで、これが他のデモにはなかなか実現できない敷居の低さを生んでいる。
今回のデモは純度が増したという言い方もあるけれども、透明度が高まっているんだと思う。透明度が高まるということは個人が何かを代表するものではなく、言葉も研ぎ澄まされてシンプルになっていくということでもある。これは言うまでもなくシングルイシューの表現だ。
もう渋谷には4月のときのような、または銀座のような視線はない。
この後、どんな結論が突き付けられようとも、ゆっくりと、意味のある一歩を踏み出しているんだと思うよ、たぶん。
地元に戻って酒。前日はあまり寝ていなかったのですぐに酔ってしまったが、清水のゲームまでに家へ戻ってテレビ観戦。
2失点目で寝落ちした。
ゲームの内容はほとんど記憶にない。