徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

2005年から継続中

2012-10-07 06:27:09 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス11~14
<監督ではなくて去年まではやはりブラジル人の問題があったんじゃないでしょうか、このチーム(エスパルス)は。でまあすごく有名な選手とかがいて、周りの期待が大きかったんじゃないでしょうか。清水は今回監督が決めて、若い選手を多用しているということで、そういう意味では優勝するとかそういうことじゃなくて、やはり清水のクラブとしてのプランによって、そういう風に若い選手を使い続けることによって、今シーズンが終った頃には若い選手が一人前の選手になっているんじゃないでしょうか。そういう意味では「清水というのは若い選手がたくさんいるよ」という一つの方向性が生まれるということでも良いことではないでしょうか。あとはまあそれで、どうゆう結果になるかっていうことですけど。まあただ、やはりこの自分たちの地方の選手が良いプレーをしたときにはやはり良いものですよね。>(Sの極みより 2005年4月23日ジェフ対エスパルス戦後、オシムのコメント)

過去記事をチェックしていたら…確かにこういうこと言ってましたね、オシム。<「清水というのは若い選手がたくさんいるよ」という一つの方向性>というクラブのコンセプトは、健太時代からやはり今もなお継続中ということか。
まあ、健太時代の強化部長も言っていたように「時々はタイトル」も真剣に実現してくれないと困るわけだが。
やっぱり2005年から始まっているんだよ、オレたちの永久革命。

「舞台」の話/第28節 磐田戦

2012-10-07 05:57:57 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス11~14
アフシン「まず『ファンタジーなサッカー』という話しをされましたが、それにはまず良いピッチが必要だということです。エコパは申し訳ありませんが、少しコブがあります。そして芝も長いこともあり、ボールがそれほど速く動きません。良いピッチの上で戦うことができれば我々はそういったファンタジーなサッカーというものができると思います」(Sの極み 10月6日付)

スカパーで静岡ダービー。5位以下(から2桁順位まで)とは勝ち点差はほとんどないとは言え、今日の勝利で単独4位に上昇。ここ1、2ヶ月前から伸二、アレックスの移籍まで煮詰まった雰囲気もあったのだけれども、これで8月以来の連勝。ダービーなんだから、内容は置いておいても、まずは結果である(とはいえ大輔のゴールは実に素晴らしい展開と内容だったけれども)。

しかし「自分たちのサッカー」を表現するには「舞台」の状態にも影響される。
中継でも言及していたのだけれども、現在エコパのピッチは芝が長いそうなのだが、これはピッチ状態の悪さを(ある意味)誤魔化すための方策なんじゃないかと、中継を観ながら思っていた。やはりアフシンや浩太のコメントを読む限り状態は悪かったようだし、一方で、芝の長さも含めて、このピッチをジュビロが得意としていたのならば話もわかるが、どうもジュビロ側のコメントを読んでもそんな気配は覗えない。いくら動員とエコパ稼動のためとはいえ、そんなものは本末転倒でそれで負けていたら洒落にもならない。そもそも、一体何のための「ホーム」なのか。まあ、勿論、どんな舞台でも、どんな状態でも「自分たちのサッカー」ができるのであれば、それ以上のものはないと思うけれども。

最近はあまり聞かなくなったけれども、以前は「日本にホーム&アウエイはない」などという妄言を吐く人間が少なからずいた(自称サッカー好きの芸能人、SさんとかSさんとか)。それは欧州贔屓であるがために、Jリーグのサポーターを含めたスタジアムの雰囲気をdisっていると思われるわけだが、アウエイというのは、そういう主観的な「雰囲気」の話ばかりではなく、当然、舞台――ピッチそのものも指す。
スカパーの中継だったか、仙台対ガンバのコメントでも状態の悪いピッチに対する言及があった。
「ガンバさんには申し訳ないが我々はこのピッチに対応して勝ってきた」みたいな。
それはプロの舞台として決して褒められるものではないと思うけれども、しかし、それが彼らの「ホーム」なのだから仕方がない。仙台があのピッチで勝利を重ねて優勝争いしているように、やっぱし、ホームで圧倒的に強い清水のサッカーを表現するには日本一の日本平のピッチが必要なのだよね。逆に今シーズンの清水はアウエイで実に成績が出ていない。それだけに今回アウエイでも「内容はともかく結果」が出たことはまったく悪いことじゃない(日本平ではちと許されないことだが)。

リーグは残り6ゲーム。来週の天皇杯3回戦、ナビスコカップ準決勝を含めて、ホームでの戦いが続く(残りのアウエイも鹿島、川崎と比較的近場の関東圏である)。もはや上位との対戦は残されておらず、今季不得意としている、さらには終盤に対戦するには実に面倒な降格圏内の相手と、今季(も)得意なホームで対戦する。日本にも、というか日本平(アウスタ)にはホーム&アウエイがある、ということを見せつけるにはうってつけの展開じゃないかと思う。

大輔「この時期にまたJリーグの順位も上がりますし、それがいちばん大きいと思っています。優勝もまだわからない状態なので、まずは優勝を狙って、一戦一戦大事に勝っていきたいと思います」

河井「そうですね。また上を狙えるポジションに来たので、モチベーション高くやっていけると思います」
(以上J's GOAL 10月6日付