徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

今年もジェットコースターに乗る/2013年シーズン始動

2013-01-27 00:28:20 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス11~14
エスパルスも今日から始動。
天皇杯敗退が早過ぎて結局シーズンをプレイバックするタイミングも(書く気も)なくなってしまったわけだが、だからと言って2012年シーズンがまるでしょうもないシーズンだったとは思わない。
アフシンは2012年シーズンを振り返って「ジェットコースターのようなシーズン」と表現した。乗っている人間にとっては心臓に良くないものだが降りてみれば(終わってみれば)それなりに面白かったと言えなくもない。今夜のスカパーの2012年シーズン再放送も、ようやく悪夢の9戦連続勝ちなしを潜り抜けて、ホームで無類の強さを見せていた鳥栖に走り勝ったアウエイ戦である。
ジェットコースター、それを「若さ」と言ってしまえば簡単な話なのだけれども、今季のエスパルスは昨季よりもさらに若返る。若返るも何も最初から若いのだから今更若返るもないのだが、とにかくさらに若くなる。
ジェットコースターになる可能性はまだ高い。

しかし、それが低評価につながるとは思わない。確かに伸二やタカといったビッグネームや敬輔や海人のような生え抜きはチームを去った。マスコミの皆さんに分かりやすい、計算できる戦力(要素)は少なくなっているわけだが、その分チームのポテンシャルは評価不能という意味で可能性を秘めている。これこそ「ジェットコースター」の所以。
それでもオレたちは清水エスパルスというジェットコースターに乗る。
サポーターはどうしたってクラブを乗り換えるわけにはいかないわけだが、チームやプレーヤーは絶え間なく動き続ける生き物である。移籍制度、クラブライセンス制度の過渡期に、エスパルスというチームは、チームの有り様として若手を中心にした、アフシンという運転手付きのジェットコースターになることを選択したのだ(もちろん、このチームの行き先とコンセプトはタイトル次第で微調整される)。
今年も六平、藤田、瀬沼、三浦といった、各カテゴリを代表するプレーヤーが新しくチームに加わった。ここまで有望な若手プレーヤーが毎年加入し続けるクラブは、はっきり言って他にはない。確かにサッカーはエンタテイメントではあるけれども、ピッチの上を走っているのは名前ではない。新しいプレーヤーが新しいエスパルスを作ればいいのである。
2012年途中のチーム解体を経て、2013年は健太エスパルスと完全に決別するシーズンになる。オレは何よりもそれに期待している。

アフシンに監督が交代してから2年目、3年目とチーム始動と同時のサポーターズサンクスデーは開催されていない。ということで魚町稲荷の必勝祈願もここ2年行けていないわけだが…今年は行きたかったなあ…。