徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

ナンのこっちゃい4/『あのじゃがたらの。』全編上映会

2013-01-29 18:21:18 | Music


昨夜は新世界で「江戸アケミ命日特集 2012/11/3『あのじゃがたらの名曲の数々を、南流石が舞い、渋さ知らズが奏で、そして、こだま和文が唄う。』全編上映会」。ライブ当日は行けなかったのでこれまでyoutubeで断片を観るしかなかったのだが、全編上映ということで西麻布へ駆けつける。まあ関係者も含めて観客が20人弱というのは実に寂しい限りなのだけれども、途中で画面が3分割するんじゃないかというぐらいに渋さのオープニング「Naadam」から熱い。




クライマックスはこだまさんの「ある平凡な男の一日」と南さんの「中産階級ハーレム」「都市生活者の夜」。ふたりとも所謂ヴォーカリストではないので、その点は差し引いても、いやそれを上回る切実な唄とパフォーマンスが素晴らしかった。こだまさんは後半アケミが乗り移ったかのように「ナンのこっちゃい」を叫び続ける。全編、南さんとこだまさんによる、アケミとじゃがたらに捧げる愛のドキュメンタリーといった内容。さらに、確かにじゃがたらってコレだよなあ…と思ったのがEBBYの硬質で、軽やかなトーン。EBBYのギターだけでもじゃがたらの世界が甦る。



また撮影・編集を担当したくどうかずおさんの作品として素晴らしいと思った。勿論撮影用のライブではないのでまったく光が足りないシーンも少なくないのだけれども、それを補う編集だった。youtubeで観るよりも大きな画面で、全編通しで観て欲しいと思う(機会があれば)。「ナンのこっちゃい HISTORY OF JAGATARA4」ですね、これ。



ソウリの発言/Lj 029

2013-01-29 15:58:12 | Music


ソウリ こだまさんの中に「アケミは9・11と3・11を知らない」という想いが強くあるんじゃないかと思う。体験してしまったこだま和文が「アケミが体験していたらどんな想いで唄うんだろう?」という気持ちを込めて唄ってくれたんだよね。(中略)体制を維持するためのメディア、報道機関の隠蔽体質は今もアケミが生きていた時代もまったく変わらない。アケミが言っていたことは「<真実>はそんなところにはない。私がここにいて、あなたがここにいる空間だけが<真実>だ」と言っていたわけで、こだまさんも当日言っていたよね、アケミは『自由であれ!』と言っていた」と。
(じゃがたら 南流石×大平“ソウリ”泰男 アンダーグランドシーンから発信された、ファンクという「踊りのメッセージ」)


Lj No.29)