徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

ウクレレ/『ウクレレ・フォース』

2005-09-17 08:48:44 | Music
遅ればせながら、やる気のないダースベイダーでちょっと話題になっている『ウクレレ・フォース』を聴く。確かに「20世紀フォックス・ファンファーレ」や「メインタイトル」はアレなんだが、「モス・アイズレー宇宙港」「レイア姫のテーマ」あたりはウクレレの本領発揮という感じで、スタンダードっぽく聴こえて心地良い。「帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)」もペーソス溢れる好アレンジ。ただコレ、版権の問題もあるんだろうが、正直3000円というのはちょっと高いんでないかな。
それにしてもジュネオンってのはよくわかんない会社だなあ……。

作業(9月16日)

2005-09-17 08:32:39 | LB中洲通信2004~2010
今月は祝日が多いので早くも追い詰められている。
お昼までに『夢よ叫べ』を聴きながら、エンケンさんの原稿をまとめる。エンケンさんの熱い言葉で締められてナカナカ良い感じ。そして原稿チェック出し。
続いて矢継ぎ早に各所に電話連絡。取材場所に想定していたカフェが何だかよくわからない、理不尽な個室使用料を言い出したのでキャンセル(ン万も払うくらいならホテルかスタジオ借りるよ……)。近辺のカフェに問い合わせ。

R25の取材で久々に吉祥寺へ。井の頭公園の自然文化園で入江、写真家・湯川君と待ち合わせ。武蔵野と昭和の香り高い水生物園の水槽の前で撮影。ここに来ると小学生になった気分になります。ボート乗り場付近でいせやのやきとりセット撮影。

神楽坂で11月号の本日入稿分のチェック。知野二郎さんの原稿を改めて読み返す。知野さんとの仕事は『龍熱大全』以来だが、久々に読んだ知野さんの原稿、今回は面白く、かつ泣かせます。もちろんテーマはブルース・リーとドラゴンチルドレンたち。知野さんには無理をお願いして今回の原稿にブランドン・リーの話題を織り交ぜていただいたが、本当に感動的でよかったと思う。

何とか見通しは立った、と言う事にして、袴田さんと12時まで神楽坂のたけちゃんで音楽話。

安田好弘『「生きる」という権利』(講談社)、増田聡・谷口文和『音楽未来形』(洋泉社)、佐野史郎『こんなところで僕は何をしているんだろう』(角川書店)、佐野史郎『ふたりだけの秘密――あるいは、自転車・写真機・蓄音機』(筑摩書房)、菊池秀行・佐野史郎他『クトゥルー怪異録 極東邪神ホラー傑作集』(学研)、『小泉八雲集』(新潮文庫)、『ラヴクラフト全集』(創元推理文庫)購入。

今週のストライカー

2005-09-15 08:23:33 | Sports/Football
Number636号(9月8日発売)に掲載された日本人ストライカー福田健二(名古屋とか東京とか→で、現在メキシコ・イラプアト所属)の重すぎる過去。しかし、まあ、相変らずNumberらしいスキャンダリズムなんだが、これは重い。日本を撃つ福田の言葉も激重。男は、もはや日本にはない、暗い情念を表現する場所を求めて海外へ行く。

ま、ストライカーはゴールしなければ思い(とギャランティ)は成就されないんだから、茨の道だ。ガンバレフクダ。

争いの河

2005-09-12 06:50:08 | News
もう今は 彼女はどこにもいない
朝はやく 目覚ましがなっても
そういつも 彼女とくらしてきたよ
ケンカしたり 仲直りしたり

ずっと夢を見て 安心してた
僕は Day Dream Believer そんで
彼女はクィーン

でも それは 遠い遠い思い出
日がくれて テーブルにすわっても
ah 今は彼女 写真の中で
やさしい目で 僕に微笑む

ずっと夢を見て 幸せだったな
僕は Day Dream Believer そんで
彼女はクィーン

ずっと夢を見て 安心してた
僕は Day Dream Believer そんで
彼女はクィーン

ずっと夢を見て いまもみてる
僕は Day Dream Believer そんで
彼女はクィーン

ずっと夢を見て 安心してた
僕は Day Dream Believer そんで
彼女はクィーン

ずっと夢見させてくれてありがとう
僕は Day Dream Believer そんで
彼女はクィーン
<『Day Dream Believer』日本語詞:ZERRY>

『ザ・タイマーズ』

第23節 FC東京戦

2005-09-11 05:07:31 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス04~05
<Q前回の清水戦で勝って連勝して、その後ずっと勝てなくて、また同じような結果でこれを踏み台にして、これから飛躍できるのか?
ヒロミ「まあ同じようなシステムなんで、割と当て嵌るというところがありますね。お互いガッチリ、がっぷり四つに組むような感じになる。」>(Sの極み050911より)

ヒロミの発言はどうでもいいんですが。
数年前まで国立といえば相性のいいスタジアムだったような気がするのだけれども、一昨年あたりから負け試合しか見ていないような気がする(それも強烈なヤツ)。健太はチェジンがいないおかげでロングボールが減り、中盤からの組み立てが増えたことを評価(それだけを強調)しているが、それにしてもキタジ投入遅すぎ。それだけ。スタンドのゆるさも今日は気になった。オレらはプレーヤーや健太にどうして欲しかったんですかね。
ゲーム終了後、スタンド前に来た斎藤さんが万歳しそうになって「あ、ヤベ」てな感じで軽く頭を下げたのにはちょっと笑ったが。

とにかく、踏み台は勘弁。
ついでに、あの状況で四都主を下げるのは間違ってる(赤い方のゲーム)。

久々にタイマーズが聴きたくなったので……『ザ・タイマーズ』、『復活!! タイマーズ』、『フォーカス・オン・フクオカvol.1』購入。

アダルト・メランコリーとチャイルドライク・ワンダーとパラノイア

2005-09-10 01:53:08 | LB中洲通信2004~2010
何とか午前中に起き、もう何だかんだ言って1年以上通い続ける近所の歯医者へ(ブログのきっかけも歯痛日記だったりする)。歯医者から戻り、『不滅の男 エンケン対日本武道館』のビデオを観ながら取材のテーマをいくつか考える。

夕方、テアトル新宿の控え室で遠藤賢司さんの取材。湯浅学さんのインタビューによる2000年の特集(この号は完売)に続いてのご登場。特集テーマの「チルドレン」にちなんだ質問は軽くいなされるも、今回の映画の話から日本人、輸入文化、サッカー、宣言、郷ひろみの『男の子女の子』等などを熱く、そしてクールに語るエンケンさん。1時間30分ほど取材におつきあいしていただいた感想。むちゃくちゃ厳しい人な反面、もの凄く優しい人であった。豪快でいながら繊細というか。この振り幅の大きさがエンケンのスケールなんだな。

「本当は早い時期に歌うのをやめようと思っていたのだけれど、あと1年あと1年と思っているうちにここまで来てしまった。気がついてみたら、東京ワッショイで宇宙防衛軍なのだから、もうどんどん若返ってやっていくしかない」(松村雄策『岩石生活入門』「アダルト・メランコリーとチャイルドライク・ワンダーとパラノイア」より)
この原稿を読んだのはもう20数年前だけれども、その頃はガキで全然わかってなかったと思う。20数年経って、お話したエンケンさんは本当に若かった。どんどんどんどん若くなっていると思う。
11月号に掲載。

整理(9月8日)

2005-09-10 00:51:20 | LB中洲通信2004~2010
珍しく午前中から事務所。この日は事務所のレイアウトも変えて在庫整理。

整理・掃除の合間に京橋へ『不滅の男 エンケン対日本武道館』の試写……と思ったら、ここ、何回行っても道に迷っちゃうのである。ということで間に合わず、10分遅れ。翌日はエンケンさんの取材なので仕方がないのでビデオをお借りする。またSさんからもリリース間近の『ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム』のサンプルも頂く。総収録時間が5時間以上。むちゃくちゃ充実した3枚組BOX(しかし観るのも1日かかりそ)。Sさんによると9月号に登場して頂いたエディ藩さんも掲載誌は喜んでいただけた模様。SIONさん特集の10月号に混じって9月号の注文もまだまだ来ているようだし、ライブ会場で扱ってもらおうかな……と。結局試写が終わるまでいろいろと話す。

神楽坂へ戻ると、整理はほぼ終了。生まれ変わったマイオフィス。ということで神楽坂へ行く回数も増える……か。その後、入江、袴田さんと早稲田のとんちゃんで打ち上げ。そしてライブの終わったGATE ONEで締め(始発までほとんど寝ていたが)。

DJ再び

2005-09-08 10:14:58 | News
<朝のラジオといえば、ニュースや生活情報を流すAMが幅をきかせ、音楽中心のFMは夜の顔といわれてきた。そんな定説を覆そうと、人気DJ、赤坂泰彦(45)が、朝のFM新番組のパーソナリティーに起用され話題になっている。新番組は、Inter FM(東京)とFM CO・CO・LO(大阪)で7月から始まった「One on One~FM Morning Groove」(月-木曜午前6時、大阪は7時)。(中略)この数年、「THE 夜もヒッパレ」やバレーボール国際大会のメーンキャスター、舞台のナレーションなどラジオ以外の仕事が多かった。1週間を通じた帯番組出演は、赤坂の名を広めた深夜番組「赤坂泰彦のミリオン・ナイツ」以来、8年ぶり。(中略)「誰が聴いても僕と分かる番組にしたい」>(zakzak)

やはりテレビに出ているDJ赤坂には違和感を感じていた。スカパーのワールドカップ番組の司会者をしていたDJ赤坂に正直居心地の悪さを感じていた。やっぱりDJはラジオでしょう。ということでこっちもよろしくです。
またラジオ特集やりてー。

悪習

2005-09-08 09:32:56 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス04~05
<阪神の優勝も大胆な“血の入れ替え”によるもので、要は他球団から完成された選手をかき集めた成果だった。伝統球団の再建とはよそから選手をかき集めるのではなく、生え抜きの選手を一人前の戦力に仕立て上げ優勝すること。そうした意味でも星野は適任とは言えない。(中略)そのうえ、巨人の監督は優勝できなければ監督として一切認めてもらえない。当然、これまで黙っていたOBたちも外様監督なら容赦しない。(中略)伝統とはまさに魂。たとえば六大学でも早稲田の伝統、慶応の伝統がある。(中略)よそ者の第三者に“早稲田魂”“慶応魂”は宿らない。“巨人魂”もまた同じ。巨人とは何たるものか、何も分からない外様がやってきて一体何ができるというのか。巨人魂が宿らぬ者に真の巨人復興など到底できるはずがない。(以下略)>(広岡達郎巨人OB副会長緊急寄稿/東スポ 9月8日付け)

2000年以降、エスパルスも“外様軽視”などというつまらぬプライドのおかげでチーム建て直しが遅々として進まなかった(掲示板を見れば、未だその部分にこだわる“プロ野球的感性”から抜け切れない輩もいないこともないようだが←一般的なエスパルスサポーターがクラブのことを球団、サポーターのことを応援団と疑問も持たずにそう呼ぶのは象徴的)。いまだに上昇気流に乗り切れない今季、それでも健太エスパルスに期待してしまうのは、降格さえなければ今年の結果は問わないこと、補強・新人獲得について所謂地縁の悪習を断ち切ろうという意志が多少なりとも感じられたことにある。

さて広岡氏である。<他球団から完成された選手をかき集め>まくった巨人のOBが今更何言ってるんでしょうか。受諾してもいない星野氏に無茶苦茶な難癖つけて批判してもなあ……それとも受諾させないための批判なのか? 
大丈夫、誰も星野が受諾するなんて思ってないから(サッカーファンでもそれぐらいわかる)。

で、今話題のサイト風。

今後の放送スケジュール 2005.09.08
9月8日(木)深夜1:51-3:15(テレビ朝日)
それでも2日に放送された深夜の中継では2%行ったそうで、これは大健闘、か?
まっとうな“ファン”の声 2005.09.07
「『星野が監督になったら巨人ファンをやめる』というのがほとんど」
「阪神ファンから、『ふざけるな』という電話も多い」(zakzak)
ここまでファンの声を無視するスポーツもないわな……
広岡さんもおかんむり 2005.09.07
<一茂の言ったことを、イコール長嶋さんの代弁とするきらいがあるが、冗談ではない」。巨人・星野監督に関し、一茂氏はテレビ番組の中で肯定的な発言をしているが、長嶋氏の代弁ではないというのだ>(zakzak)
じゃあ何のために一茂をそんなポストにつけたのかと
ここでもリストラか! 2005.09.03
<プロ野球・巨人は女性向け応援サイト「Giants Venus Net」(ジャイアンツ・ヴィーナス・ネット)を開設した。同サイトのオープン記念として試合への無料招待プレゼントを実施した。(中略)巨人側は女性ファン増加が視聴率アップだけではなく、カップルやグループでの観客増にもつながると期待しているようだ>(NIKKEI NET)
<九月十一日、対中日戦への招待券(400枚)への2000件の申し込み中、女性1人で来場したいとの応募は2通。プロ野球に染み付いた"おやじ臭"の一掃がビーナスの使命だ。>(日経紙面 9月3日付けより
ジャイアンツは冬の時代も熱く支え続けたオヤジさんたちも切り捨てる模様
ホントにいいヤツ 2005.09.06
「いい経験しといでな!」(田口壮※9月6日付け)
イチローも田口も出て行った理由がわかるような気が……こりゃ皆メジャー見るよ

佐野さん

2005-09-07 04:49:44 | LB中洲通信2004~2010
11月号に俳優の佐野史郎さんにご登場していただけることになった。高田渡さん、遠藤賢司(エンケン)さんへの深いリスペクト、さらに今春リリースされたはっぴいえんどBOXではレア音源の選曲、そしてあまりにも濃い内容の解説を寄稿した、その70年代チルドレンぶりに、いつか本誌にも登場していただけないかと思っていたのである。ということで今回はエンケンさんの『不滅の男 エンケン対日本武道館』についてのお話をきっかけに、日本一の70年代チルドレンのお話を伺う予定。

で、連絡してみたところ昨年登場して頂いた宇梶剛士さんと同じ事務所でした……。この特集もヘンなテーマでしたが、結構面白いです。

竜熱?

2005-09-07 04:18:16 | Works
池袋のいつものところで知野二郎さんと打ち合わせ。電話連絡等はしていたものの、お会いするのは『龍熱大全』校了以来である。11月号には久々に知野さんに濃~い原稿を書いてもらいます。龍熱者もライトな龍熱者もまったく龍熱者じゃない人も日本を代表するブルース・リー・チルドレンのひとり、知野二郎さんの原稿に乞うご期待。
久々ということで、5月に刊行した『龍熱大全』の反応等についていろいろと話す。知野さんから伺った『映画秘宝』の町山さんと田野邊さんの好意的な感想にはちょっと感激したです。一般の読者対象とは別に、やはり町山さんと田野邊さんに納得してもらえる本作りも目標だったので安心したし、まあそれほど間違っていなかったということなのだろうと思う。ありがとうございます。ということで、『竜熱大全』絶賛発売中。また面白い本、作りましょう。

つーか、いい加減にamazonも『竜』を『龍』に直さないのか。プンスカ。

#38 兵藤君

2005-09-07 02:50:42 | 暴言・失言・珍言備忘録
「Jリーグはぬるま湯」兵藤慎剛(早大2年)

<筑波大2年のFW平山相太(20)がオランダ1部リーグ・ヘラクレスに電撃入団。そのデビュー戦で2ゴールのド派手な活躍を見せた。(中略)即戦力と評価される高校生、大学生が、平山に続けとばかりに海外移籍のチャンスを狙っている。有望選手の海外流出にJリーグはなすすべもなく指をくわえてるだけなのだ。(中略)「兵藤は20歳以下のユース代表の司令塔です。7月にオランダで行われた世界ユース選手権にも出場。海外のレベル差を痛感し、“Jリーグはぬるま湯。すぐにでも欧州に行きたい”と話していたから、バレンシア入りはムリでも、スペイン1部の下位チームと移籍交渉を行うだろうともっぱらです」(前出の記者) >((ゲンダイネット)

ワールドユースでぬるま湯ぶりを露呈したキミがそういうこと言うか。あまりのヘタレぶりにジェフ水野(&風間さん)に罵倒されている動画が散々流布したってのに。
ま、アンチJリーグで悪名高いゲンダイ発のコメントじゃ信憑性はかなりないんだが……今時まともなサッカーライターが「司令塔」なんて“サッカー用語”使うかw

もしかして兵藤君、気の毒?

お礼

2005-09-06 06:55:03 | LB中洲通信2004~2010
バグコーポレーションのⅠさんから連絡。ご丁寧にお礼を頂く。無理を言って大きく取り上げさせて頂いた松田文さんからもメール有り。
発売中の10月号、もしかしたらライブ会場でも扱ってもらえる可能性が出てきた。ということでもし会場で見かけたら手に取ってみて下さい。

関根史郎・山田宏一・山根貞男『増補版惹句術 映画のこころ』(ワイズ出版)、足立正生『映画/革命』(河出書房新社)購入。