スカパーで札幌戦。
もう少しゴールチャンスは合ったと思うけれども結果は順当だった。内容についてはいろいろと注文をつける人もいるだろうけれども、ゲームなどというものは相対的で、要するに相手次第なわけで、つまらない展開を望む相手ならば概ねつまらなくなるものだ(事実、互いに競り合い、走り切った鳥栖戦は勝利共に、またそれ以上に“面白かった”わけだ)。前節しかり、今節の札幌しかり。もちろん彼ら(相手)は勝つためにその“つまらなさ”を選択しているわけで、その“つまらなさ”を克服するためには兎にも角にも勝つしかないわけである。勝てば、もしくは全力を出し切った上での完敗ならばその“つまらなさ”も味になるが、“つまらない”上に負けたときの敗北感といったらない。現状で、今の若いチーム(平均年齢23歳!)にそれを内容で圧倒するほどのゲームコントロールを望むのもまた酷な話なのだろうと思う。
それでも2点目の元紀のゴールは美しいものではありましたが。
シーズン前半の快調な滑り出し、中盤の地獄の未勝利ロードのあと、現在10節を残した後半戦で何より求められるのは結果でしかない。ここからはドローの勝ち点でさえも大きな意味を持つ(前半戦のドローとはまったく意味が違う)。リーグ戦と共に今週のミッドウィークに行われるFC東京とのナビスコカップ準決勝、週末の天皇杯と、これからはすべての戦いが「結果」に直結する“トーナメント”なのである。まあ、こんなことは毎年書いていることです。
アフシンの構想とは多少違うかもしれないけれども、この成長途上のチームも場合によってはウノセロでも堂々と勝つことができるチームに成長して欲しいと願うばかりである。堂々と勝つ――それは、結局結果の積み重ねしかないのだと思う。
残るリーグ戦で明らかに対戦までに上位に残っているであろうチームはホーム仙台戦のみで、残りはすべて同じ中位、下位チームとの対戦となる。今節の札幌戦同様、決して伸び伸びと実力を発揮させてくれるようなゲームになるはずがない。特に今シーズンはリーグ全体に勝ち点差が詰まっているため、1節ごとに状況が変わる。ましてや現在猛烈な勢いで残留争いをしている(巻き込まれそうになっている)新潟、ガンバ、川崎との11月シリーズは、札幌戦以上の泥仕合になる可能性もある。もはや覚悟して勝ち切ることを最優先すべきだと思う。
きっと結果が若い彼らを成長させてくれると信じている。
後半戦のシーズンチケットがようやく到着した。
アウエイのセレッソ戦とダービーのエコパは行けるか微妙なんだが、鹿島、川崎と関東アウエイが残っていることもあるので、残りはホーム、アウエイ全戦全力で臨みたい。