夕方、ぼくとおかあさんがおさんぽに行く近くの公園では、いつもの顔見知りの犬連れの人たちとちょっとおしゃべりします。
犬の嫌いなおかあさんの友人が、皆が犬好きと勘違いしてほかの人にお構いなしに喋るからそんなの大嫌い、と言っていましたが。
いままで会ったことのないおじさんが、ちょっと年取った犬を連れていました。
誰もいない、テニスコートの裏側でピッチングかなんかでアプローチの練習をしていました。
そのおじさんは枝野官房長官が記者会見の時に来ているような服(作業着でもなさそう、なんて言うんだろ?)で、公園の片隅でだれにも迷惑かからないとはいえ、ゴルフの練習するなんて貧乏くさくてわびしいなぁ、と瞬間感じて通り過ぎたのでした。
次の日、公園の別のところで、また、アプローチの練習しています。
それから、かなりうらぶれた犬をそれはそれはいとおしそうに体中撫でていたのです。
ぼくは女好きの犬なので、ことに日本種の犬のオスには、相手が大きくても断じて吠えるのです。
男だ!と分かったぼくは鼻をひくひくして、やっぱり吠えました。
「ごめんなさい」とおかあさんはぼくのひもを引っ張って通り過ぎました。
昨日も同じ所で、そのおじさんが犬を撫で撫でしているところに出会いました。
3日続けてでした。
男嫌いのぼくはまた吠えていましたが、おじさんと目をあわしたおかあさんは、なんだかほんわかとした気分になっていました。
このおじさんとこの犬にはどんなドラマがあるんだろうなぁ、と映画の1場面を見ているように思えたのです。

photo by momosuke2sei from OCNフォトフレンド
犬には犬のドラマがあります。
兄嫁のかわいがっている、まだ10カ月の子犬が、しばらくの間、ぼくんちにやってくることになりました。
男の子だから、ちょっと心配なんだけど。
犬の嫌いなおかあさんの友人が、皆が犬好きと勘違いしてほかの人にお構いなしに喋るからそんなの大嫌い、と言っていましたが。
いままで会ったことのないおじさんが、ちょっと年取った犬を連れていました。
誰もいない、テニスコートの裏側でピッチングかなんかでアプローチの練習をしていました。
そのおじさんは枝野官房長官が記者会見の時に来ているような服(作業着でもなさそう、なんて言うんだろ?)で、公園の片隅でだれにも迷惑かからないとはいえ、ゴルフの練習するなんて貧乏くさくてわびしいなぁ、と瞬間感じて通り過ぎたのでした。
次の日、公園の別のところで、また、アプローチの練習しています。
それから、かなりうらぶれた犬をそれはそれはいとおしそうに体中撫でていたのです。
ぼくは女好きの犬なので、ことに日本種の犬のオスには、相手が大きくても断じて吠えるのです。
男だ!と分かったぼくは鼻をひくひくして、やっぱり吠えました。
「ごめんなさい」とおかあさんはぼくのひもを引っ張って通り過ぎました。
昨日も同じ所で、そのおじさんが犬を撫で撫でしているところに出会いました。
3日続けてでした。
男嫌いのぼくはまた吠えていましたが、おじさんと目をあわしたおかあさんは、なんだかほんわかとした気分になっていました。
このおじさんとこの犬にはどんなドラマがあるんだろうなぁ、と映画の1場面を見ているように思えたのです。

photo by momosuke2sei from OCNフォトフレンド
犬には犬のドラマがあります。
兄嫁のかわいがっている、まだ10カ月の子犬が、しばらくの間、ぼくんちにやってくることになりました。
男の子だから、ちょっと心配なんだけど。