ももすけの日記

化粧水のほのとかをりて初化粧
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

いとおしいもの

2011年07月30日 12時10分00秒 | 日記
夕方、ぼくとおかあさんがおさんぽに行く近くの公園では、いつもの顔見知りの犬連れの人たちとちょっとおしゃべりします。

犬の嫌いなおかあさんの友人が、皆が犬好きと勘違いしてほかの人にお構いなしに喋るからそんなの大嫌い、と言っていましたが。

いままで会ったことのないおじさんが、ちょっと年取った犬を連れていました。

誰もいない、テニスコートの裏側でピッチングかなんかでアプローチの練習をしていました。

そのおじさんは枝野官房長官が記者会見の時に来ているような服(作業着でもなさそう、なんて言うんだろ?)で、公園の片隅でだれにも迷惑かからないとはいえ、ゴルフの練習するなんて貧乏くさくてわびしいなぁ、と瞬間感じて通り過ぎたのでした。

次の日、公園の別のところで、また、アプローチの練習しています。
それから、かなりうらぶれた犬をそれはそれはいとおしそうに体中撫でていたのです。

ぼくは女好きの犬なので、ことに日本種の犬のオスには、相手が大きくても断じて吠えるのです。
男だ!と分かったぼくは鼻をひくひくして、やっぱり吠えました。
「ごめんなさい」とおかあさんはぼくのひもを引っ張って通り過ぎました。

昨日も同じ所で、そのおじさんが犬を撫で撫でしているところに出会いました。
3日続けてでした。

男嫌いのぼくはまた吠えていましたが、おじさんと目をあわしたおかあさんは、なんだかほんわかとした気分になっていました。

このおじさんとこの犬にはどんなドラマがあるんだろうなぁ、と映画の1場面を見ているように思えたのです。



photo by momosuke2sei from OCNフォトフレンド

犬には犬のドラマがあります。
兄嫁のかわいがっている、まだ10カ月の子犬が、しばらくの間、ぼくんちにやってくることになりました。
男の子だから、ちょっと心配なんだけど。



やっぱり鳴き出しました

2011年07月26日 11時38分00秒 | 日記
いつもの年なら梅雨明けを待っていましたとばかりに鳴き始める蝉。

なのに、今年は梅雨明けが早かったからか、いっこうに蝉の鳴く気配がありませんでした。

あんな大震災があって、関西の地殻も変になっているのか、とか、ぼくんちの枇杷の木がクマゼミのせいで枯れかかっているからか、とか、心配半分、静かさの喜び半分だったのでしたが、やっぱり、数日前から鳴き始めました。

今は、それみろ、とばかりに鳴き続けています。

そんな蝉しぐれの中、おかあさんはまだ日のあたっていないところだけ、朝のうちにお庭の草ひきをしました。

蚊取り線香をたいて、虫よけスプレーをして。

でも、顔と首筋にはスプレーしていなかったのは失敗、、、と思いましたが、でも、顔にスプレーするのもいやだし、用意していた長袖を着ることもいやだったのでした。

金木犀の落ち葉だけでもゴミ袋にいっぱいになりました。
その葉っぱの下には、ドクダミや楓やノウゼンカズラや、なんだか分からない草の芽やらがいっぱい芽吹いていました。

何やらわからない草を引っこ抜いてから、ふと、小さな花が咲いていたような気がして、ああ、かわいそうなことをしたといつも思うのですが、同時にゴミ袋に放りこんでしまっています。

金木犀の木のすぐそばに、15年前に橿原神宮にお参りした時、楓の木の下に芽吹いていた小さな芽をもらって帰り植えました。

今ではすっかり大きくなった橿原神宮の楓の木。
その下に、また、いっぱい芽が出ています。
いつもなら、もうこれ以上はいらないんだよ、と思いながら引きぬいていたのですが、今日は、どうしても手が止まってしまいました。

15年前、おかあさんのお姉さんが亡くなりました。
3人姉妹で温泉に行ったり、美味しいものを食べに行ったりしていたのでしたが。
その年の春、もう一人の姉と兄のお嫁さんと3人で橿原神宮に行ったのでした。

それぞれ、その楓の芽を持ちかえり植えていました。
もう一人の姉は、その旦那さんも数年前に亡くなって、今は団地住まいしています。
兄嫁はその芽を盆栽仕立てにしていましたが、その後はいつのまにか無くなっていました。

もう、ぼくんちだけになってしまった橿原神宮の楓です。
葉っぱがとても細かくて緑がとてもきれいです。
でも、まぁ、ふつうの楓ではありますが、、、

photo by momosuke2sei from OCNフォトフレンド

日影のところだけ草ひきをしていたら、クマゼミの死骸がいくつもありました。
もう、命を全うしたんだね。

兄嫁がとても重い病気だと分かったのはついこの前の事なのです。





クール・ビズも楽じゃない

2011年07月11日 11時11分00秒 | 日記
ぼくのおかあさんは先日、涼しそうだなと思ってインド綿のチュニックというのかな、おなかもお尻もすっぽりかくれて、体型をカバーできる上着を買いました。

お値段も安いし、とても軽くて着心地もいいのですが、豊満(?)な胸元が見えるのでした。
どうやら、下に見えても大丈夫なように何か着て着用しないといけないようです。
下に何か着るとせっかくの涼しさが無くなってしまいます。

考えたおかあさん、スナップと飾り用のかわいいボタンを100円均一で買ってきました。
まず、胸元のひもをハサミでちょきりと切り、スナップを・・・
何か違う、100均のスナップは穴の位置に違和感がありました。
スナップなんか、もう何年、いえ、何10年と付けたことがないような気がしますが、昔の感覚と少し違うのです。
100均商品を頭ごなしに蔑視している深層心理の表れのようでもありますが。
しかし、今では近くに小間物屋さんというものがありません。

それに、インド綿など、かつて自分で何かしようとしたこともありませんでしたから、その薄い布に金属のスナップを付けるという作業がこれほど困難を極めるということにも初めて気がついたのでした。

スナップを2か所付け終えて、ちょっと試着。
わぉ、打ち合わせが逆*(汗)*
ちゃんと確認したつもりだったのにー

うーん、もう、止めて、やっぱり下にキャミソールでも着ようか、とも思ったのですが、すでに、最初についていたひもを切った後。

気を取り直して、スナップを上下付け替え、そのうえに飾りボタンを付け、首元に切ったひも(少し短い)をつけて、ようやく出来上がりました。

おかあさんの胸元なんか誰も見てやしないので、安全ピンでもよかったのですが。
あーあ、2時間もかかっちゃいました。

明日、これを着て、小豆島に行くつもりです。
奇しくも(ちょっとオーバーな表現)たまたま見た映画『八日目の蝉』の棚田も見ることができそうです。

photo by momosuke2sei from OCNフォトフレンド
松明をもって棚田の間を歩いていく「虫追い祭」は印象的でした。
少子化で、最近は行われていなかったのだけれど、映画のシーンに協力して再現した人たちの間で機運が盛り上がり、7月9日に行われることになったと新聞の記事で読みました。

その日には間に合いませんでしたが、村の人たちが自分たちの村の行事を誇りにして続けていくことになればいいなと思います。


ほんとはカレーが食べたかった

2011年07月07日 11時42分00秒 | 日記
ぼくんちには20数年来の圧力鍋があります。

20数年といっても、おかあさんはお料理が得意でないし、それほどひんぱんに使っているわけでもないので、死ぬまで使えそうと思っていました。

数年前、でも、パッキンは替えなくてはと思い、お料理の仕方なんかを説明している小冊子に書いてある製造元に電話してみたら「この番号は現在使われていません」でした。

デパートだったら、この製造元がわかるかもしれない、もしかして代替品のパッキンも調べてくれるかもしれない、と電話したら、その会社は倒産、代替品は不明、との返事でした。

こんなにシンプルで使い勝手のいいお鍋を作っているのに倒産、世の中、やっぱりどこが間違っている。

と思いつつ、そろり、そろりと、ちょっとこわごわ、そのまま使っていたのでした。

1週間ほど前、近くのスーパーで手ごろな圧力鍋を見つけたので買いました。
ティファールなら倒産しない*(!?)*

昨日、ようやく箱を開けて、一番に何をしようかと説明書を取り出し(でも、いまだに読んでいないおかあさん)

カレーライスしよう、っかなと思っていたら、おねいちゃんが「たこ焼き食べたい」


photo by momosuke2sei from OCNフォトフレンド
鬱蒼と茂ったミモザの木の中に鳩が巣を作っているようです。

雨だから逢えない、なんてことはないさ。
雨雲の上でちゃあんと1年に1度のデートは成立するはずなんだ*(キラキラ)*



今は晴れているけれど

2011年07月02日 15時35分00秒 | 日記
午前中、ちょっと自転車で出かけていたぼくのおかあさん、地区の会合に参加して外に出てみると雨の降った跡がありました。

自転車を拭いて家に帰ってきましたが、もう、かんかんに照っています*(晴れ)*

おねいちゃんはお友だちにゴーヤの苗をもらいに出かけていました。

おかあさんが出かけている間に、野菜用の深型のプランターと土などを買ってきたようでお庭にでんと置いてあります。

おかあさんがお庭の草引きなんかしていても、ちっとも知らん顔のおねいちゃんですが、お友だちの影響ででも、草花に興味を持ったことがぼくはうれしいです。

13年前、もう犬は飼わないと決めていたこの家に、やっぱり、癒しになるかなとおねいちゃんのため、という大義でもってぼくは来たのでしたが、最初はちいさなぼくはおねいちゃんの横暴におろおろしてしまいました。

ゴーヤもうまく育つとは限りません。
晴れもあれば雨も雷もあるでしょう。
でも、13年前より、おねいちゃんもきっと成長しているはず。
おねいちゃんより年取ってしまったぼくはそっと見守りたいと思います。

さてさて、3か月遅れで、昨日、やっと新しい車が来ました。
13年間ありがとう、前の車が角を曲がるまで、ぼくを抱っこして、ちょっぴりうるうるして見送ったおかあさんでした。

photo by momosuke2sei from OCNフォトフレンド
ありがとう、そして、こんにちは。
あの車、ぼくと同い年だったんだ。

また、ちょっとくもってきました。
晴れもあれば嵐もあるよね。
あしたは市のコーラスフェスティバルです。
『見上げてごらん夜の星を』を歌うのだそうです*(音符)*