ぼくのおかあさんのお母さんは明治生まれ。
いろいろなことを言っていました「夕立三日」もそのひとつ。
今日も快晴ですが、この土曜日もよく晴れていました。
午後から月一度の句会に出席しているとき、にわかに一転かき曇り、雷がとどろいて猛烈な雨。
句会のみなさんはひとつもあわてず、そのうち止むでしょうから少しゆっくりしていましょう、などと涼しい顔。
雨がやんで、みなさんが帰られたのち、下っぴのおかあさんたちは、お茶碗を洗ったり集会所の机や椅子の片づけをして、すっかり雨のことなど忘れて家に帰りました。
ぼくがひとりでいるときはいつも家中の窓は開けたままにしています。
もう、ひとりで2階には上がれないようにしてあるのですが、2階の窓も全部開けたままでした。
こんなに風が強かったのか!?
西風だったようで、寝室の西側の窓から雨がなだれ込んでいたようで、ベッドの中ほどまでびしょぬれになっていました。
そして、その日に限って、家中の枕という枕をベランダに干していました。(3人家族なのに、枕は、、、10個以上もありました)
その夜、たまには畳の部屋で寝るのも旅館に泊ったみたいでいいわねぇ、なんて。
翌、日曜、半分濡れてしまっているベッドのマットレス(これの重たいこと)をベランダに干して、今日はいいお天気だからすっかり乾くわ、と思っていました。
そして、午後、少し用事があったのでおとうさんのお店に出かけました。
まさかこんないいお天気だから、と少しは心配しながら外を見ていたのですが、お店は北に向いていてよく晴れた北の空しか見えません。
空港の駐車場に預けるため車のナンバーを知らせなければならないので(また、今月末からちょいと出かけます。それにしても自分の車の番号くらい覚えてなくてどうする!いえ、番号は覚えているのだけれど、その前のひらかなを覚えていない。「た」でした。そういえば、た行は昔公官庁の車だったはずなのに、と思っていたのを思い出したりして)駐車場に出ると、ぽつぽつ、、、
わお、お店から南約5kmの自宅の方の空は真っ黒!
みるみるザーっと降ってきたので、そのまま車に飛び乗って一目散に家へ帰りました。
人に乗せてもらっているとき、すごい雨の中を走るのが大好きなおかあさん。
でも、こんなにすごい雨の中を自分で運転するのは生まれて初めてのことでした、45年の間。
ワイパーを最速にするとかえって見づらいというのも初めて体験。
霧の夜に運転したときはもっとこわかったなぁ、なんてのんきなことを考えたりして、でも、やはりとてもこわくて慎重に運転しました。
家に帰ると、案の定、ベランダのマットや枕やカーペットは、もうどうしようもありません、取り入れるのは不可能。
隣のおねいちゃんの部屋に一歩入って、ぎょっとしました。
昨日は東風だったのです。東の窓からなだれ込んだであろう雨が散らかったおねいちゃんの部屋の半分くらいまで浸水していました!
古いバスタオルを何枚も何枚も使って吸水。階下の居間に漏れてやしないかと心配でした。
干していた洗濯物(大きな屋根が自慢の選択干し場なのにやはりずぶ濡れに)や、古いバスタオル(もう捨ててしまおうと吸水に使ったのに、やっぱりまた洗ってしまう、、)床に敷いていたカーペット類、たくさんのお洗濯をして、もちろん、マットレスも枕も、今日は乾いてくれるだろう、と。
今、1時。
今日はもう、絶対に出かけない!