少し前、葛の葉っぱで作るお茶を何種類か教わった。
で、このところ早く目が覚めて、体が起きてもいい、と言ってるときは早朝ウォーキング。途中、葛が生い茂っているところがあって、新しく出た葉っぱを20枚くらちぎってポケットに入れて帰り、半日くらい日に干して、フライパンで乾煎りして、お茶にする。これが香ばしくて、色もきれいで気に入っている。
それは、昨日の朝のこと。いつもの葛の道に曲がるとウサギ!葛の葉っぱをおいしそうに食べていた。そっと近づいてスマホで写真を撮る。だんだんそばによっても一向逃げる気配無い!あ、野ウサギじゃなくって、飼われてた子だと察する。しばらく葉っぱを食べさせたり、動画を撮ったりしていたけど、このまま放っておくわけにはいかない、車だってあぶないし、飼い主さんが探してるかもしれない。とりあえず、交番に電話しておまわりさんに来てもらおう、と。
交番は不在で本署につながり、事情を話すと「拾得物ですから、持ち主がみつからなくて、だれも引き取り手がなかったら、時期が来たら処分されます。」でも、とりあえず保護をお願いしますと言うと、到着まで20分くらい、えー、そんなに待ってられません、なら、あなたはいなくてもいいです、と。
それから、すぐ、ちょっと若い女性、かわいい~、っとそぼに。
それから、さいの目に切った人参を持った、私と同年配くらいの女性。話すうちに、娘の中学の時の先生だった!もう、1ヶ月くらい前からここにいるから、と人参を食べさしている。
また、お散歩の女性、彼女もウサギの存在を知っていた。そして、ポメラニアンを連れた、やはり年配の女性。
私が警察に電話したことを言うと、捨てられたのかもしれないし、飼い主がみつからないと可哀そうなことに、どなたか飼ってあげてと、人参のおばさん。
一番若そうな女性はお仕事あるし、と。もう一人のおばさんは、あー、だめと即座に。人参さんは?と聞くと、娘が猫を飼いたいと言ってるのをだめ、と言ってるのに、ウサギなんか飼えない。なんだか、私に矛先が向かってきた。捨て猫を拾って帰って、家でお母さんに元に戻してきなさい、と叱られてる子どもを思い浮かべてた、その時、ポメラニアンのおばさんが、「じゃ、うちで飼いましょう。家はすぐそこだし、子どものころウサギを飼ってたし」と!
この間、ゆうに30分。とうとうおまわりさんは来なかった。
で、みんなで捕まえて、(それまで、そばにきてすりすりしてたのに、捕まえようとすると殺気を感じたのか逃げ回った。でも、野ウサギのように俊敏ではない)、みんなでポメおばさんのお家まで、がやがや話ながらあるく。考えてみれば、住宅地のはずれとはいえ、早朝6時半から7時、あれこれしゃべる声はうるさかったろう、と反省。
あ、そうだわ、うちにmomosuke用に買って、ほとんど使ってないケージがあることを思い出した。これがいけなかった。あとでお持ちしますわ、と言うと、それはいいね、とみんな!
じゃ、めでたしめでたし、でみんなと別れて、早足で家に帰り、物置から段ボール箱に入ったままのケージを取り出し(今思うと、中身も確かめていない。多分、ケージに違いないとは思うけど💦)急いで、車でポメおばさんちに向かう。お散歩道だけど、車で通ったことがないから、どの道を行こうかと。そして、つい先日、ゴルフボールで小物を作るのに要らなくなったのを欲しいと友人が言うので、汚くなったボール(結構重いので)を夫の運転で配達。あ、あの道を行けばいいんだ、と、とっさに曲がったのが良くなかった。鋭角の左折T字路はわかっていた。でも、数日前、夫は何の苦も無く左折したという先入観で。しかし、その時の車は軽自動車だったのだ。
ガリガリ、大きな音!わ、やってしまった!!角のお家のその鋭角に鋭角の石(低い石塀)があったのだった。
私としたことが、と、でも、早くケージを持っていってあげないと、あのお宅もウサギが走り回ってたいへんだろうと、バックして今度はいつも車で通る道から入っていった。
ピンポンすると、にこやかに出てこられて、まあ、まあ、ありがとうございます。どうぞお入りになって、あの子は犬のゲージでリラックスしていますよ、と。いえいえ、朝ご飯の支度もしていないので、また、おうかがいしますね、と私もにこやかに~~
家に帰って、もう一度こわごわ車を見る。
しばらくして、ようやく起きてきた夫にわけを話す。
こんなこと、ってある!?今の車、あと5年乗る、と決めたばかりだった!
10年乗ってようやく4万キロ、調子はすこぶるいいし、デザインも色も気に入っている。年齢を考えて、新しいセーフティ装備の車が良いか、迷っていたけれど、5年コーティングを頼んで、あと5年間大事に乗り、夫が仕事で乗っていた軽自動車を、来年に出るという軽の電気自動車に買い替えよう、と。
もしかしたら、そのお宅の石に傷がついているかもしれない、あやまらないといけないかも、と夫が言った。そういえば、自分のことばかり考えて落ち込んでいた。見に行くと、鋭角の石は少し青の塗料が付いているだけで、そのうち消えてしまう程度だった。人でなくて石で良かった、と思う。
〇〇くらいだったら修理してもらって、あと5年と思っていた。しかし、夕方、ディラーからの返事は私の覚悟をはるかに上回る金額だった。
長々と書いていて、気付いたこと。
私は相手(人やウサギ)のことを心配しているつもりだけれど、警察に電話したり、急いでケージを持って行ったり、余計なことを、、、なんてお馬鹿さん。