「ご家庭で不要になったものがありませんか?」とか言う電話がよくかかってきます。
不要なものはいっぱいあるけれど、わざわざ家に来てもらって渡すほどの金目のものなんかないし、第一、家に来てもらうのも気持ち悪いし、と思っていました。
そこへ、コープのちらしに”宅配買取”なんて入っていました。
“リサイクルは、、、、、日本の中古品は海外では人気が高く需要があります。衣類等は世界中の必要としている方々にもお届けしています”と貧しそうな子供たちがとりどりの洋服を着ている写真。
これまでは子ども会の廃品回収で処分してきたのですが、もしかして海外の貧しい子どもたちのためになるのなら、それに、コープのちらしなんだし、と段ボール箱2つを取り寄せました。(往復の配達料は先方負担です。それからして、ボランティアでないのは察することができるのですが、今、思うと。。)
数日後、電話で査定金額を言ってきました。
「27点、お間違えないですね。合計で査定金額は500円になります。ミンクの毛皮のコートが300円、あとは細かいですがよろしいでしょうか」と言ったところで、おかあさんは、ふん、と鼻で嗤いました。
”鼻で嗤う”って、こういうことなんだ、と思いながら。
元より高い値段で売ろう、なんて思ってはいなかったのですが、、、。しばらくして、自分自身でもおかしくってたまりませんでした。
実際、送料も自己負担で本当に必要としている人たちに送る、という機関に送る方法もあるのだといつかテレビで見たことはありましたが、すぐには対応できなくて、この”世界中の必要としている方々にもお届けしています”に惑わされてしまった気がします。
いまどき、どんなに寒くても日本ではミンクの毛皮を着ている人を見かけたことがありません。地球上のどこかで、もしかして300円の毛皮のコートを着てくれる人がいる、なんて考えると、まぁ、それも楽しいかな。
500円、送金されたら、それはそれで何かのついでに寄付すればいい、と考えながら、ふと500円玉貯金の瓶に目が行きました。
あの東日本大震災の後、少しずつだけどあちこちに募金しました。その後、テレビで報道されていた牧場(原発危険区域の・『希望の牧場』)のことを知り、今までは自分のために使っていた買い物でおつりをもらった500円玉貯金をそこに募金しようと決めたのでした。
もう、ずいぶんたくさん貯まりました。すると、半分は自分用にするかなあ、なんて欲が出てきます。いやなおかあさん、やっぱり。。
ぼんやり過ごす雨の土曜日、雨が上がったようです。ぼくんちのまわりは静かでほとんど物音ひとつしません。
梅雨入り前の庭には白い花がきれいに咲いてくれています。
雪の下のてんぷら、おいしかった 薄紫のイソトマ
橘の花、ひさしぶりです バイカウツギ、今年はよく咲いてくれます
カクテルと言ふ名の薔薇 原種に戻った?白くて小さい
白から紅にハコネウツギ
ブルーから白へはニオイバンマツリ