ももすけの日記

化粧水のほのとかをりて初化粧
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

一足早くお正月のような

2015年12月28日 23時34分34秒 | 日記

今日は少し寒い日でしたが、おかあさんはおねいちゃんと二上山に登ってきました。

急遽つくったおにぎり、不細工でも山ではとてもおいしい  そしてみかんの輪切りのメジロ 

この前に行った時はピーナッツをあげているおじさんがいましたが、今日はかっぱえびせんを並べているおじさんがいました。おじさん曰く「ここの小鳥たちはどうもピーナツが好きらしい。かっぱえびせんにはちょっと来るけど食べないよ」

ピーナッツ好きのヤマガラもたくさん姿を見せていました。

しばらく3人で雑談していて、おねいちゃんが何かしゃべっていて、つと「こんな山に熊なんか出るはずないのに、じゃらじゃら鈴つけている人いるね」と。

・・・・・

「じゃ、行きます。さようなら」とおかあさんたち。「気をつけてね」とおじさんが言ってくれて立ち上がると、リュックにはじゃらじゃらと鳴る鈴が!

反対方向に歩いて、もう聞こえなくなったと思ったところで、おかあさんとおねいちゃんは飛びあがってげらげら、笑いが止まりませんでした。

 

12月末までの「地域振興券」がまだ9000円もあるというので、今晩はなにか御馳走するとおねいちゃん。6万円買ったおかあさん、いつのまにか使ってしまって、確かもう1冊あるような気がしたんだけど、とかぼんやり思っていましたが、娘のほうは1万円で、少ししか使っていない。(決して節約しているのではなくて、ただ使いそびれていただけ)

足らない分はおとうさんにたのんで「てんぷら」食べたい、とおかあさん。二上山のてっぺんから、おねいちゃんがてんぷらやさんに電話すると、今年の営業は終わりました、と。

ぼくんちの最寄り駅の近くに住んでいるおねいちゃんですが、市が違うのであまりお店がありません。

それなら、とお寿司とケーキを買って(まだ、少し残りがあったかも)おうちでのんびり食べました。

おこたに入って、なんか一足早いお正月みたいやね、と言いながら。

実際、おねいちゃんはお正月もお仕事だし、おとうさんとおかあさんは温泉のあるスキー場に行ってしまいます。もう、犬を泊めてくれる宿でなくてもいいんだけど、いつものペンションに行くことになっています。(ふん、ぼくもいっしょに行くんだ)

石油ストーブには黒豆の炊ける匂いがしています。

ああ、今年もいろいろな人たちから、いろいろなものをいただいた、ありがたい1年だったね、と感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

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顛末記

2015年09月06日 22時22分02秒 | 日記

今日はお昼過ぎからてんてこ舞いでした。

facebookでお友だちに助けを求めていたので、まずはアドバイスいただいたお礼と、お騒がせしたお詫びを申し上げます。

秋になるといろいろな小鳥の声が聞こえてきます。

俳句では「囀り」は春の季語で「小鳥」は秋のようです。

ヒヨドリは年中いますが、やはり秋の季語。このところ、ヒヨの鳴き声がよく聞こえてうるさいくらい、なんて思っていました。

でも、なんだか分からない鳴き声の方が多いのです。

今朝も、玄関までおとうさんをおくった後、なあんか、騒がしく鳴いているなあ、と思いながらおうちに入りました。

ぼくんちの狭い庭は小さな森状態になっているので、小鳥や虫や蝶がやってきます。にぎやかなのですが、残念ながらほとんどその名前も知りません。

ことの始まりは、たまにするお掃除でした。

お昼過ぎに玄関のドアをあけて掃きだした途端、朝に聞こえていた鳴き声が傍でまた聞こえてきました。

え~、どこどこ?

上を見ても下を見ても、横を見ても、、、あっと気付いて覗いた陶器の傘立ての中に 

あら、いやだ~、なんでこんな中に落っこちているの、と、手で触れないおかあさんは傘立てごと庭の草のところに持って行ってさかさまにして小鳥を出してやりました。

 ひとりで入ったんだから、当然、飛んでいくものだろうと思っていました。ところが、よろけて飛び立つことができない。赤ちゃんだったの?

いつから落っこちていたのかわかりませんが、少なくとも朝の9時過ぎには入っていたのです。きっとお腹もすいて喉も渇いているだろうと、ご飯粒をやわらかくして、そして水を飲ませました。

どうしたものか、と考えました。今日は日曜、動物病院を調べましたが日曜の午前というのはあるけど、、、

近くで救急車の音(ぼくんちはわりと消防署に近い)、そうだ、と消防署に「小鳥が落ちてるのですけど」と電話してみました。困った職員さん、ちょっと待ってくださいと、誰かに聞いて「それは市役所の係りです」と。忙しいのに悪いことしちゃいました。

さて、どうしよう?誰かに聞いてみよう、とfacebookに投稿したのでした。コメント、ありがとうございました。

そうこうするうちに、また、雨が降ってきました。タオルで(素手では触れないおかあさん)捕まえようとすると、ぴょこぴょこ逃げました。うふ、ちょっとおもしろい。でも、ほんとは必死。

 ご飯を食べさせたり、水を飲ませたり、でも、ちょっと目を離したすきに段ボールから飛び出していました。 

さて、どうしよう、、、回答してくださったのを読んだり、ネットで調べたり、、、

ふと気付くと、外でけたたましい鳥の声! あっ、ヒヨドリのお母さんだ!!

玄関のドアを開けると、お母さん鳥(多分お母さんだよねぇ)が血相を変えた様子で、すごい勢いで行ったり来たり。

お迎えに来てくれたんだ、と思いましたが、でも、この飛べない子をどうするんだろう。

ドアを開けてておいても、やはり人家には入ってきません。また、タオルでおそるおそる捕まえて段ボールに入れて軒下へ。 

お互いに鳴き交わしているようなのですが、近づいてきません。そうだ、濡れないところに、と木の茂みの下に段ボール箱ごと持って行きました。でも、やっぱり濡れるから傘をさしてあげました。

 でも、人間がいては近づいてきません。すごい場面が見られるかもしれないと期待していたのですが、人間はその場を離れました。

窓越しに覗いていると、あれれ、段ボールから雛ちゃん、飛び出しちゃった。でも、お母さんの気配はありません。

耳を澄ましていたのですが、あんなにけたたましく鳴いていたお母さん鳥の声が聞こえなくなって、雛ちゃんはお庭の片隅の方に行ってしまったようでした。しばらく鳴き声が聞こえていました。

その間、おかあさんは何も手に着かなくて、、、

やっぱり気になって庭に出てみましたが、雛ちゃんの声が隅の方から聞こえているのですがどこにいるのか見えません。

夕ご飯の支度をしている間に、いつのまにか雛ちゃんの声も聞こえなくなりました。

心配ですが、もうおかあさんにできることはありません。

雛ちゃんが無事に大きくなることを願うのみです。

お騒がせしましたが、以上、ご報告まで。

 

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今頃ですが、、、明けましておめでとうございます

2015年01月11日 16時29分17秒 | 日記

今日は1月11日、そうです、鏡開きの日!

         開きました。

 

みなさんちに年末のごあいさつにもうかがえず、いつもいつもごめんなさい。

良いお年をお迎えになったことと思います。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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めぐり逢わせのお弁当

2014年08月28日 13時13分39秒 | 日記

映画館に行くのは年に数回ですが、たまに行くと予告編を見たり、紹介の冊子をみたりして次々に見たくなります。

『サン・シャイン』に続いて、まっき~ちゃんおすすめの『めぐり逢わせのお弁当』見てきました。

http://lunchbox-movie.jp/

600万個にひとつの間違いから生まれたというだけあって、かなり現実離れしていますが、かなりよかったです。

ブータンに行ってみたい、なんておかあさんは真剣に思い始めました。

 

『ぼくを探しに』もおもしろそうだし、『リスボンに誘われて』もいいなと思っています。

 

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初盆

2014年08月19日 15時28分58秒 | 日記

盆休みといっても、毎日がお休みのおかあさんですが、おとうさんの休みに合わせてのお盆休みでした。

 

1日目(8月12日)、新聞の広告を見て、うん、これがいいかな、と映画館と時間をチェックして出かけました。

電車に乗っているとき、ふと、映画の題名は何だったっけ、と気になり、おとうさんに聞きました。おとうさんは眠ったふりをして答えません。きっと、おとうさんも題名がでてこないのでしょう。

う~ん、このようなことが最近はとても多いのです、、、映画は『サン・シャイン』と言う題名でした、、、

 

2日目(8月13日)はどこでもいいから完治ではないけれど足の治ったおとうさんの運転でドライブしたい。でも、どこも車が混んでいそうだし、1時間くらいで行けそうな奥水間温泉を目指しました。ずいぶん前に行ったことがあるのですがほとんど記憶にありません。

近くまで行くと『ほの字の里』という看板。あれれ、もしかしてこの3月におねいちゃんと来たところかな?そのときはおねいちゃんが運転していましたし、おかあさんは道をまったく覚えていませんでした。

ちゃんとした温泉旅館も風情があっていいけど、村の廃校を利用してるこの温泉、ちょっとかわってるし、なんてったってお値段安いし、とこっちにしました。

温泉に入ってからお昼ご飯、和食バイキングというのをやっていました。

さすがに泉州、玉ねぎの丸焼き(あまくておいしい)、水ナスのお漬物はもちろん、煮物もおいしかったです。

 でも、さきに入浴とバイキングの切符をセットで買うと500円くらい割引だったのでした。おかあさん、残念がることしきり。

この日はご先祖様がおうちに帰ってくる日なので、夕方は早めに帰りました。  ぼく、momosukeの初盆です。

 

3日目(8月14日)は一日中家にいて図書館から借りた本なんぞを居間でごろごろしながら読んでいました。

この頃はこの本は絶対手元に置いておきたいと思う本(あんまりありません)以外、図書館でネット予約します。他の図書館のも取り寄せてくれます。難を言えば話題の書になるとかなり時間がかかることです。村上春樹なんか、いつ頼んでいたのか忘れるほどでした。

でも、なにかしら本が手元にあるって、なんて平和でしあわせなんだろうと思います。(アウシュビッツも広島も読んでみました)

そのなかで特に印象に残っているのは 大井玄著 ー看取り医がみた幸せと悲哀ー 『病から詩がうまれる』

この本は手に取った瞬間うれしかったことがあります。表紙の装画が大好きな佐野洋子さんの絵だったのです。

 http://ecx.images-amazon.com/images/I/41GA%2B1a-6ZL.jpg

佐野さんと同じころに亡くなった河野裕子さんの   

      一日に何度も笑ふ 笑ひ顔と笑ひ声を 君に残すため         

も掲載されていました。いいですね。

私たち人間はささやかでも誇りを感じているときはしあわせである。その誇りを感じさせることが終末期をよろめき歩く人の支えとなる、と著者は記しています。

さらに、人間にはミラーニューロン(鏡神経細胞、ものまね)というのがあって、他者の動作を見ているだけで脳の中で同じ動作をするという。楽しい人のそばに行くと楽しくなりますね。

ただし自閉症の人はこの活性が低いとあった。

この本を読んだすぐあとに、テレビで自閉症の人が書いた本のことをドキュメンタリーでやっていて興味深く見、そして感動しました。彼は言葉を離せないのに、キーボードがあるとそれをたたきながらしゃべれるのです。思考力や感受性は健常者より格段高いのではないかと感じました。不思議でした。人間の脳って、とっても不思議です。

 

4日目(8月15日)この日からおとうさんはお仕事でした。おねいちゃんがお休みなのでいっしょに二上山に登りました。登るのはいつも500m弱の雌岳のほうですが、去年はもうてっぺんまでは無理だったけど(ふもとにある万葉の森までは歩けました)元気な時、何度も登った思い出の山です。おうちのなかで普段ごろごろしているおかあさんでしたが、この暑い中、なんと登ることができたのです。おかあさんもおねいちゃんも、ぼくといっしょに登っているつもりでいましたから。

正午には奈良県側(二上山は大阪府と奈良県の県境にあります)からサイレンが鳴りました。

  二上山のてっぺんで黙とうをささげました。 平和を祈りました。

 

8月16日はおとうさんもおねいちゃんもいなくて、夕方、ぼくはおかあさんに見送られてかえりました。

 

        さくらふぶきの下を ふららと歩けば

        一瞬

        名僧のごとくにわかるのです

        死こそ常態

        生はいとしき蜃気楼と                        

                                     茨木 のりこ    

 

 

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