白内障手術、それからレーシックについて、完結編(^^;)
7,8年前、B型肝炎のキャリアである私は半年ごとのエコー検査で「肝硬変」との画像診断を受けた。
血液検査は正常値だったので、担当の胆膵肝臓専門の担当医師は何事もないかのように、まあ、様子をみましょう、と。
でも、「肝硬変」というだけで、もう寿命は5、6年?かと焦った。
長生きしたい、というより、残りの命の質を良くしたいと思った。そこへ、知り合いのおばさんが「私、白内障の手術して、もうコンタクトレンズ要らなくなったのよ」と。
私の場合、自覚症状も特になかったし、それほどの必要性もなかったのだったけれど、コンタクトが要らなくなる、という魅力で手術を受けることにしたのだった。
担当の医師は「近視の強い人は、遠いところに焦点を合わすと不便になりますよ」と言った。不便になりますよ、と言われて、いいえ、それでも遠いところに合わせてください、とは言えなかった。
その時点で、保険ではきかないけれど、遠近両方のレンズがあるのを私は知らなかった。これが、まず第一の後悔するところ。毎日、パソコンで遊んでいたくせに、そういうことを調べもしなかった、私のミス、公立病院の医師は教えてくれなかった。
そして右目の手術を受けて、1週間後に左を受けた。その日、同じ部屋に、私と同い年、同じ強度近視0.003の女性が入ってきて、翌日、手術を受けた。彼女は遠くに合わせたのだった。
「先生、不便になる、って言わなかった?」と聞くと「ううん、遠くにします、と言ったけど、何も言わなかった」だって!!
PLの塔もよく見える、手元もちゃんと見える、って。私はその晩、病院のベッドの中で泣いた、泣いた。
そらから7年近くなる。
術後、また視力が衰えてきて、コンタクトレンズも眼鏡も2回変えた。しかも、コンタクトの付け心地も良くないし、着脱、とくに外すほうがとてもやりづらくなってきている。老化でまぶたが垂れ下がってきてるのが一因(涙
また知り合いの女性が遠近両方のレンズの手術してバッチリ、とFacebookに書いているのを見て、また、考え出したのだった。
しかし、その手術は百万円もする。近くは老眼鏡ですませて、レーシックにしようと。
そして、今回、ネットでいろいろ調べて、どこがいいか、とか。
最初行ったところで、近視を少し残して手元も見えるのが希望なのですね、と医師。そして、なぜか、いっぱいを検査受けて時間かかったのに、こちらでは今、レーシックしていないのです、紹介状書きますから、って、えー何??
わからん、わからん・・・
でも、結局は紹介された眼科、1時間半かかるけど行くことに。
眼科、というより、レーシック手術ばかりやってるみたいな。価格もうんと安い。ま、でも、関西で一番手術の件数が多い、とかなので。
しかし、甘かった。こんなに手元が見づらいとは想像できなかった。
目、お金に換えられない、ということは十分知っていたはずだったのに、子供のころから目の不自由さをずっと味わっていたのに。。
そして、レーシックなら、少し近視を残すことも可能なはずだった。ただ、その眼科はいかに術後1.0以上見えるパーセンテージが高いかを売り物にしているような感じがする。医師としっかりと話す時間はなく、看護師さんだろうか、「手元が見づらくなります」ということとか、説明は受けていたのだけれど。
子供の時から、メガネアレルギーとでもいうのか、どうもメガネは合わないのだった。ずっと黒板のよく見える一番前の席だった。コンタクトレンズを知って、使いだしたのが高校1年だから、もう長い長い。
今回の失敗は、もう少し、お医者との納得のいく会話をかわせなかったこと。多分、老眼はそれほどきつくないし、1.0のコンタクトして新聞読めるしと楽観していた。
どうして100万円をけちってしまったのか、こんなに具合が悪いのを、また、布団の中で一晩泣きました。
しかし、肝硬変も、その後はまた慢性肝炎に戻り?まだ生きているし、遠くはよく見えるようになったし、ありがたいことと思わなければいけないと自分に言い聞かせて、さあ、晩御飯の用意をしよう~
みつこ姉さんへ
長々、私の愚痴を読んでくださってありがとう。
アドバイスになるかどうかわかりませんが、0.6で十分だと思いますよ。私も0.6くらいに見えてたらレーシックはしなかったと思います。ちなみに私は1.0のコンタクトでも針に糸を通せてました(^-^;