ももすけの日記

きゃあと言ふ声あちこちで穴まどひ
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

冬薔薇

2006年11月28日 16時56分00秒 | 日記
風も無く、時々暖かなやわらかい日差しがカーテンに木漏れ日をうつしている穏やかな初冬の一日でした。

生協で40個、2980円、安い、と思って注文したパンジーでしたが、三週間前に届いていたのは全くお花がついていませんでした。

ようやく、2つ、3つと花が咲き出して、夏のプランターのベゴニアと植え替えをしました*(庭)*

でも、まだまだベゴニアは元気で咲き誇っています。床下や庭の隅っこにあるプランターを引っ張り出して、とりあえずパンジーの苗を植えつけましたが、、、苗が足りない、、、

12個のプランターに4つずつ植えると足らないことくらわかっていそうなものですが*(びっくり1)*

しかも、昨日はホームセンターでプランター用の土を買いに行きました。
そして、花がたくさん咲いているパンジーが一つ58円で売っていて、あ~あ、と思っていたおかあさんだったのです。

庭仕事をすると必ず腰痛です。
よっこらっしょ、っと立ち上がってふと見上げると、頭のずっと上のほうで蔓薔薇が一つ咲いていました*(バラ)*

淡い橙色のなんとも言えないやさしい色合い。
よくぞ見つけてくれたね、と微笑んでいるようでした*(音符)*
見上ぐれば淡色ひとつ冬薔薇




終点

2006年11月23日 00時46分00秒 | 日記
とうとう、今晩、辿り着きました。

目的の最後に辿り着くということが、これほどどきどきすることだったのかと、あらためて感じました。

「えんぴつで奥の細道」
ベストセラーになっているそうです。

でも、ぼくのおかあさんはそんなこととはつゆ知らず、本屋さんをのぞいたときにふと手にして買ってきたのでした。

元禄2年の早春に江戸を出立、日光、平泉を巡って日本海へ、金沢を経て大垣までの160日の大行脚。

それを50日分にまとめてあります。
1日に1つずつ鉛筆でなぞっていきます*(鉛筆)*

しんにゅうを折れ線のぎざぎざ(どう言ったらいいのかな)まで丁寧に書いたのは何10年ぶりのことでしょう*(びっくり2)*

文字を手書きすることがほとんどなくなって、それに、ぼくのおかあさんは文字を書くのがヘタクソなので最初のうちはとても手に力が入っていたようです。

9月25日からはじめて、昨夜、明日は最終というとき、胸がどきどきしてきました*(青ハート)*

一つの事を成し遂げる、ってこんなに素敵なことだったんだわ、と*(音符)*

別に何の努力をしたわけでもなく、苦しいこともない、だけど、ただ続ける、たった、こんなことでもうれしい達成感があるのにびっくりしています。

「奥の細道」は芭蕉の紀行文ではあるけれど、実際はこうだった、と結構、文学的な創作があったとかいうのがおもしろかったです。

寂しさや 須磨にかちたる 浜の秋

50日間で一番印象に残った句です。




チャングム

2006年11月19日 00時45分00秒 | 日記
ハッピーエンドで終わってよかった*(ハート)*

テレビはあまり見ないわ、と普段は言っているおかあさんでしたが、たまたま、お風呂で見てから以後、毎週、この番組にあわせて1時間の長湯をしていたのでした*(温泉)*

今夜はそれに「お遍路」もの第2回目も見ていたんだよ*(テレビ)*
これはお風呂でじゃないけどね*(ウインク)*

四国88ヶ所の8番くらいまで、おかあさんとおねいちゃんはお参りしたことあるのですが、その後、とんと話に出てこないのです。
おねいちゃんも、ちらりと、また歩きたいね、なんて言っていましたが、最初の楽なところだったので印象よかったのですね、きっと*(スニーカー)*

「世界一おバカな犬」と「かえる」の本がやってきました。それに樋口一葉と、、、
ほんと、ぼくのおかあさんって、ちょっとヘンかな。

ベッドで本を読むのが楽しみ~おやすみなさい~*(キラキラ)*





また、できちゃった

2006年11月16日 22時54分00秒 | 日記
5年前に耳下腺腫瘍の手術をして以来、順調だったので、このあたりで念のためにMRIをと検査してもらいました。

そうしたら、また、別のところになにやら1cm大の影。

でも熟練した先生は初見で大体が見当つくようです、悪性かそうでないか。多分、大丈夫とおかあさんは楽観しています。

今日はエコーと細胞検査。
写真を見せてもらって、ここが気管、ここが血管、その間にある白いのが問題の異物。

細胞診、って注射針を差してとるんだ。
チクって、少しだけしますよ、と先生はこともなげに言ってるけど、ぼくのおかあさんは、もしかして血管、それって動脈じゃない、そこに刺さったらーと一瞬、恐怖に震えていました*(汗)*

ぐりぐりとやっているのが分かります。
そのあとに、大きなバンソウコウを貼ってもらって帰ってきましたが、気のせいか痛いようです。

できやすい体質かもしれません。
でも、すぐに検査するから、あちこちと悪いところが判明するだけで、知らないままに過ごしてしまったら何とも無いことだってあるだろうね。

うふ、ぼくのおかあさんのお父さんはスーツを着て病院通いしていたから、ご近所の人はお勤めしてると思っていたという話がおかしい。

88才の天寿をまっとうした父親を思いおこし、それにしては、その子どもたちがそれより早くに死んでいるんだなぁ、といまさら思っていたりする、今夜のおかあさんです*(ラブリー)*




いなくてもいい存在

2006年11月12日 02時09分00秒 | 日記
いじめられているから自殺するという予告手紙で、大人達は大騒ぎしているようです。

さいわい、今のところは自殺者が出ていないそうだけど、もし、誰かが自殺したら自分も、と思っている子どもが、この時間にもいるのだと想像するだけでも切なくなります。

テレビで学校に行けなくなった子ども達がインタビューに答えていました。
みんな驚くほどしっかりした返答をしていて、かえって胸をうたれました。

いじめを受けているうちにだんだん「自分はいなくてもいい存在」だと思いこんでしまうようになり、頑張りなさい、とか生きていたら、また、良いこともあるよ、というような言葉は遠くでしか聞こえないと。

家族の愛情が足りないのでは、なんて何もわからない人間は想像するかもしれない。
だが、逆に、親に虐待されている子どもは、必死にその親にすがって生きようとしているのではないだろうか。。

どんなに子どもを愛していても伝わらないことだってある。
我が子をいじめによる自殺でなくされたお母さん「自分以外の人を傷つけてもいいという権利を持つ人間なんて一人もいない」

それはまさしく戦争を正当化する人間にも突きつけてやりたい言葉。

わずか10歳や15歳で自分探しの旅も出来ずに自ら命を絶つのはあまりに哀しい。

誰もいないと思っていても、どこかでエンジェルはちゃあんと見ているよ、そっと。