文珠川慧久の道楽帳2

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サイクリング:ブロンプトンに乙女ギアを導入

2018-10-04 | 自転車
2016年10月にBROMPTON M6Rの2016年モデルを購入してBROMPT M6R のある生活を始めて今に至ります。BROMPTON M6R 純正フロントチェーンリングは50歯(50T)です。平地を走行している限り特に不都合を感じることはありません。小生が住まう地域はいわゆるベッドタウンなのですが比較的起伏に富んだ地にあり、激坂ではないのですが、それでも1速にしても登りきれず途中で足をついて休む必要のある坂が結構あります。

友人と鎌倉ポタリングに行こうということになりました。ポタリングなんだからミニベロで行くよねと語り合ったのですが、コースは当然起伏に富んだものになることが予想されるので、BROMPTONで行くとポタリングを楽しむどころではないだろうと考えました。それで小生はロードバイクで参加することにしました。ミニベロで参加した友人たちに遅れをとることもなく余裕でポタリングを楽しめました。ちなみに、友人のおひとりは乙女ギアにしてあるBD-1、もうおひとりは無改造DAHON Visc EVO(ヴィスク エヴォ)でのご参加でした。乙女ギア化したBD-1の友人は坂道でも涼しい顔でスイスイ走行していましたが、Visc EVOの友人は汗だくになって坂道の途中で降りて押してました。友人の脚力には相当の違いがあるのでしょう。だとしても、乙女ギヤ化ということに相当の効果を期待するに至りました。

秋になったら箱根ポタリングへ行こうではないかと友人と語り合っているところなので、これはもう BROMPTON を乙女ギア化するしかないなと決断しました。ブロンプトンの純正フロントチェーンリングには 44T, 50T, 54T が用意されていて標準で 50T が付いてくるんだそうです。小生の BROMPTON M6R も 50T なので BROMPTON 純正の 44T を買ってまいりました。ワイズロード上野で¥5,000+税でした。とりあえずフロントチェーンリングを 44T に交換して試しに自宅周辺を走行してみました。50T では途中で足をついたりBROMPTONから降りて押していた坂を 44T(乙女ギア)で淡々と登りきれることを確認しました。BROMPTONの44T化に関する諸先輩のブログを拝見させていただくと、その効果は、ものすごくキツイ登坂がキツイ登坂になる程度でありけして楽に登坂できるようになるわけではないと評価されてました。まさに同感でありますが若干補足しますと、50Tだと、途中でペダルを踏めなくて足をついてしまう(ものすごくキツイ)登坂だったものが、44Tだと、(キツイ)けれどもペダルを踏み続けることができるので足をつかず降りて押すこともしないですむ登坂になるというのが小生の感想です。

50T


50Tのフロントチェーンリングはアーレンキでネジを5箇所外すと簡単に取り外して44Tのフロントチェーンリングに交換できます。

44Tフロントチェーンリングに同梱の1枚ペラの取扱説明書によれば、50Tの場合のChain lengthは 98 linksで、44Tの場合のChain lengthは 96 linksだと書かれてます。従って、チェーンを2コマ取り外す必要があります。ブロンプトンのチェーンは、SRAM 製のパワーリンクというチェーンコネクターでつながっているので、いちいちチェーンを切らなくてもチェーンを外すことが可能です。チェーンコネクター外しというペンチのような格好をした工具があります。

参考になるブログ:
BROMPTON S2L の 54T を 44T へ交換した記事
チェーン交換・・・実は初めてなんです
ブロンプトンのチェーンリングを50Tから44Tに交換|その効果・違いを解説
BROMPTONのギアを軽くするためにTIOGAのチェーンリングに交換



44T


ちなみに、44Tの時の1速数は50Tの時の1速に比較して、数値で言うとどれくらいペタリングが軽くなったか、何か参考値はないかとネットを検索してみたところ次の情報を得る事が出来ました。
BROMPTON M6R の 50T を 44T へ交換した記事によりますと、進む距離は次の通り変化するそうです。

    50T   44T
【1速】2.64m → 2.32m
【2速】3.25m → 2.86m
【3速】4.14m → 3.64m
【4速】5.09m → 4.48m
【5速】6.49m → 5.71m
【6速】7.98m → 7.02m

それから、チェーンリングとカセットスプロケットの組み合わせって 正しいギア比の見つけ方によれば、一般的な700Cのホイールを備えた自転車(e.g. シマノコンポ105搭載のロードバイクなど)の場合ですと、フロントをインナーギア(小さい方)にしてリアをインナー(大きい方)にした時はA(一番軽いギア)となり、フロントをアウターギア(大ぎい方)にしてリアをアウター(小さい方)にした時はB(一番重たいギア)となります。

(A)フロント34T×リア25Tでペダルを1回転させた場合、進む距離は「2.9メートル」
(B)フロント52T×リア11Tでペダルを1回転させた場合、進む距離は「9.6メートル」

Aは、ほぼBROMPTION 44Tの2速に相当するようなので、ロードバイクの一番軽いギアの状態からもう一段シフトダウンできる感じと言っていいんだろうと思います。さあこれで箱根だってBROMPTONでポタリングできる!かもしれない。