文珠川慧久の道楽帳2

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サイクリング:BROMPTON M6R のリアキャリアホイール&フレームホイール

2018-10-24 | 自転車
下の写真は2016年式のブロンプトンM6Rの姿です。












ご覧のとおりM6Rにはリアキャリアホイール及びフレームホイールが設置されており折りたたんで輪行する際にホイールを使って地面を移動可能です。ホイールを使って地面を移動させる際は、あたかも旅行用トロリーバッグを引いて歩く時のように楽々と出来るだろうと想像していたのですが、実際にやってみますと抵抗がとても大きくてとてもじゃないけど旅行用トロリーバッグのように円滑には転がってくれないばかりか、まっすぐに移動させることもできないありさまでした。困りましてfacebookのブロンプトン利用者のところで相談したりgoogle先生に聞いたりいたしましたところ改善するための知恵を頂くことができましたので早速実践してみました。その知恵というのはブロンプトンのリアキャリアホイール及びフレームホイールをインラインローラースケート靴に利用されているローラー(ホイール)に交換してしまうということでした。もちろんブロンプトン純正でもっと転がりの良好なイージーホイールという名前のオプションもありますが、広く一般に流通していて可用性の高い部品を流用することを小生はあえて選ぶことにしました。


まず手始めに、下の絵図面のとおりブロンプトンM6Rを購入した時点すなわち現状のホイールの様子をノートしました。




そして、インラインローラースケート靴に利用されているローラー(ホイール)の構造をネットで調べて下の絵図面のとおりノートしました。






インラインローラースケート靴に利用されているローラー(ホイール)をアマゾンで4個買いました。「RUNACC インラインスケート 交換用 ウィール 高弾性 耐摩耗性 直径70mm 厚み24mm 4個セット」で価格は1,348円です。ひとつのホイールにベアリング(608型ミニチュアベアリング)が二つ装着されてます。ベアリングの内径は8mmです。プラスチック製スペーサー(内径6mm)が装着されてます。直径6mmのボルトを使いこのホールをブロンプトンに取り付けます。スペーサーがプラスチック製なのでボルトを締める力が強すぎるとベアリングは動かなくなってしまいますが、ゆるくするとガタが出ます。厚さの異なる平ワッシャー及びスプリングワッシャーを組み合わせて使うことで最小限のガタにおさめてやるのがコツみたいです。なお、ボルトには緩み止め液の弱を少々塗っておきました。緩み止め液の強も売ってましたが能書きを読むと「外せなくなる」とあったので、弱の方を買ってきました。

こんな袋に入った状態で届きました。







インラインローラースケート靴に利用されているローラー(ホイール)に交換した結果全体像はこうなりました。




フレームホイールの接写です。使ったのは長さ40mmで直径6mmの高級木工家具の組み立て用のジョイントボルト小頭というブロンズメッキのやつで頭が薄型でアーレンキ(六角)で締めるタイプのボルト(材質は鉄、サイズはM6、ピッチは1mm、レンチサイズは4)です。メーカーはYAHATAです。
















リアキャリアホイールの接写です。ホイールに装着されていたプラスチック製のスペーサーを取り除きまして、オリジナルのリアキャリアホイールで使われていた長さ10mm外形8mm内径6mmの金属製スペーサー(形状はパイプです)と新たに今回購入してきた長さ15mm外形8mm内径6mmの金属製スペーサー(形状はパイプです)を代わりに使いました。そのままだと2mmほどのガタが出ましたので、内径8mmのワッシャー(手元の部品箱に適当なのがなかったので写真にあるとおり厚みの異なる内径8mmのナットをワッシャーの代わりに使いました)を噛ませてガタを抑えました。材質は鉄の70mm長、ピッチ1mm、ユニクロメッキ、ドライバー3番(+頭)の「なべ小ねじ」のボルトを使っています。2cm弱ほど長すぎの感じですから本当なら60mmのが良かったかもしれません。ナットが緩まないように緩み止めの弱を少々塗りました。












折りたたんだところです。Sバッグの取っ手をつかんであたかも旅行用トロリーバッグのように円滑にコロコロ引っ張ることができました。オリジナルのホイールに比較すると雲泥の差です。