移動体衛星通信サービス大手企業である英国インマルサットと三菱重工業は、インマルサット社の第6世代通信衛星「Inmarsat-6」シリーズ初号機の打上げ輸送サービスを三菱重工に委託することで合意し、契約を締結した。
衛星は仏エアバス ディフェンス アンド スペース社が製造中で、2020年にH-IIAロケットで打上げ予定。三菱重工にとって、海外顧客からの衛星打上げ輸送サービス受注は、今回で5件目となる。
三菱重工の打上げ輸送サービスは、打上げ成功率約97.6%に加えて2005年以降35回連続成功という高い成功率を誇り、そして定刻打上げにより、高い顧客満足を実現している。
H-IIAの後継機となるH3ロケットは現在、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工が共同で開発中。H3初号機は2020年の打上げを計画しており、このH3は価格を含めた顧客満足度を向上させた打上げ輸送サービスを可能とする。