宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、4月5日、小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載した衝突装置(SCI:Small Carry-on Impactor)を小惑星「リュウグウ」へ向けて分離する運用を実施した。
「はやぶさ2」の広角の光学航法カメラ(ONC-W1)により、SCIの分離が行われた様子を捉えたことから、SCIの分離が計画通り実施されたもよう。
「はやぶさ2」は衝突装置運用による影響を回避するため、SCI作動前に小惑星後方の安全地帯に退避した。探査機の状態は正常。
現在、SCI作動の有無や、リュウグウにクレーターができたかどうかの確認作業中。
リュウグウにクレーターができた場合、5月下旬にも着陸して、地中から試料の採取を目指す。