米航空宇宙局(NASA)は、2024年に予定している宇宙飛行士の月面着陸計画を「アルテミス計画」と名付け、現在、準備を整えている。
既にNASAは、1969年に人類が初めて月に降り立ったアポロ計画を成功させており、アポロ計画から50年がたった現在、再び月に降り立つ「アルテミス計画」を推進する。
宇宙飛行士が月に降り立つ中継基地となる月面周回有人小型宇宙ステーションは、米宇宙企業「マクサ・テクノロジーズ」が開発すると同時に、月着陸機の研究開発を米企業11社に委託し、民間企業との連携を強める。
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・2020年 無人月面周回試験飛行(「アルテミス1」)
・2022年 有人月面周回飛行(「アルテミス2」)
・2022年~2024年 月面周回有人小型宇宙ステーション「ゲートウェイ」建設
5回に分け建設資材を打ち上げ、日欧が「ゲートウェイ」拡張計画に参加を検討
・2024年 新型ロケット「SLS」+火星宇宙船「オリオン」で「ゲートウェイ」へ宇宙飛行士を輸送
(「アルテミス3」)
・2024年~2028年 月面に人が継続的に滞在できる環境をつくる
・?年 月の南極に到着(2人)
・?年 月を経由して、人類が火星に初めて降り立つ