経済産業省が開発した宇宙実証用ハイパースペクトルセンサ(Hyperspectral Imager SUIte,=HISUI)が、12月6日02時29分(日本標準時)に米国ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられ、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟へ取付けられ、観測を開始する。
これまで経済産業省及び宇宙システム開発利用推進機構は、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟にて軌道上実証する宇宙実証用ハイパースペクトルセンサ(HISUI)の開発を進め、JAXAと共同で地上試験を実施してきた。
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【宇宙実証用ハイパースペクトルセンサ(HISUI)の概要】
HISUIは、わが国のエネルギー・資源の安定供給のため、石油等の資源の遠隔探査を主要な目的として開発した、宇宙実証用のハイパースペクトルセンサ。既存のマルチスペクトルセンサ(ASTER)に比べ、より高い精度で地表の物質等を識別する能力を有する。
バンド数:185
観測波長帯:0.4-2.5㎛
観測幅:20km
空間分解能:20~30m
質量:190kg(センサ部分)、360kg(バス部分)