宇宙航空研究開発機構(JAXA)及び国際宇宙ステーション(ISS)計画参加宇宙機関は、野口宇宙飛行士が搭乗するクルードラゴン宇宙船(Crew-1)の打上げについて、安全性を含めた準備状況を確認し、下記のとおり打上げ日時を正式に決定した。
野口宇宙飛行士は、長期滞在クルーとしてISSに約半年間滞在する予定。
◇
打上げ予定日時:2020年(令和2年)11月15日(日)9時49分(日本時間)
打上げ場所:米国フロリダ州ケネディ宇宙センター
宇宙航空研究開発機構(JAXA)及び国際宇宙ステーション(ISS)計画参加宇宙機関は、野口宇宙飛行士が搭乗するクルードラゴン宇宙船(Crew-1)の打上げについて、安全性を含めた準備状況を確認し、下記のとおり打上げ日時を正式に決定した。
野口宇宙飛行士は、長期滞在クルーとしてISSに約半年間滞在する予定。
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打上げ予定日時:2020年(令和2年)11月15日(日)9時49分(日本時間)
打上げ場所:米国フロリダ州ケネディ宇宙センター
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と欧州宇宙機関(ESA)は、2020年10月15日に実施した金星スイングバイ後の国際水星探査計画「ベピコロンボ(BepiColombo)」の水星磁気圏探査機「みお」および水星表面探査機MPOの軌道の計測と計算を行い、探査機が目標としていた軌道上を順調に航行していることを確認した。
「ベピコロンボ」は、1度目の金星スイングバイを実施し、2020年10月15日(木)12時58分31秒(日本時間)に金星に最接近、高度10,721.6kmを通過した。
金星スイングバイでは金星の重力を利用して約3.25km/sの減速を行い、目標としていた数値を達成した。
ESA(欧州宇宙機関)深宇宙ネットワーク局の探査機運用により、現在「みお」の状態は正常であることを確認している。
金星スイングバイの前後では「ベピコロンボ」に搭載される多くの装置で観測が実施された。電気推進モジュール(MTM)に搭載されたモニタカメラ(MCAM)では、最接近中に金星の姿が撮影された。
「ベピコロンボ」の金星スイングバイにあわせて、現在金星を周回する唯一の人工衛星である金星探査機「あかつき」および地球を周回する惑星分光観測衛星「ひさき」との金星共同観測も実施された。日本の宇宙機3ミッション共同による惑星同時観測の実現は初めて。
<新刊情報>
書名:太陽系大図鑑
発行:ニュートンプレス(Newton大図鑑シリーズ)
同書は、太陽系に関するさまざまなキーワードを、ビジュアルとともにわかりやすく解説した図鑑。太陽系についてやさしい入門書がほしいという人から、もっと太陽系について詳しくなりたいという人まで幅広く楽しめる1冊。私たちの住む地球は,太陽系を構成する惑星の一つ。太陽系が誕生したのは今からおよそ46億年前だと考えられている。太陽のまわりには八つの惑星がまわっている。水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星である。かつて惑星の一つだった冥王星は,2006年に「準惑星」に分類された。太陽系は,太陽と惑星,準惑星だけで構成されているわけではない。太陽系とは「太陽と、そのまわりをまわっている天体すべて」である。直径数メートルの岩石も、太陽のまわりを数百年かけてまわる彗星も、太陽系に含まれる。そして,これら太陽系の天体は46億年前、ほぼ同じころにつくられたと考えられている。太陽系には、想像を超える広がりと、気が遠くなるほど長い歴史がある。同書は、現在の太陽系を構成する天体はもちろんのこと,太陽系のなりたちから最期までを紹介している。