>>2018ベネルクス旅行の目次はこちら
ドイツ入国から、1日目の宿であるベルギー、ワロン地域のリエージュまでの旅の記録です。
ベルギー、正式名称ベルギー王国は、北半分を『フランデレン地域』南半分を『ワロン地域』といい
フランデレンの公用語はオランダ語(フラマン語)、ワロンの公用語はフランス語(ワロン語)と異なる
独特な国なのです。
首都ブリュッセルは二か国語併記(どちらの言葉でも「ブリュッセル」に近い発音をするみたいです)
フランデレン地域はハイテク産業やサービス業が盛ん、ワロン地域は鉄鋼業が盛んと産業も異なり
さらにフランデレン地域は割と好景気、ワロン地域は鉄鋼業衰退のあおりをうけて不景気…と
これだけ聞いただけでも、何やら“複雑そう”な雰囲気を醸し出しておりますが…
以下 Wikipedia(2018.9.16閲覧 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC)より引用
工業・サービス業が発達した北部のフランデレン地域と、石炭・鉄鋼業が衰退した南部のワロン地域では失業率に2倍以上の開きがある
(後者の方が失業率が高い)。労働者の需給にギャップが生じても、ワロン地域はフランス語以外話せない住民が多数であるため、ワ
ロン人がフランデレン地域で就労することが困難であり、失業率の格差が縮まらない一因となっている。またブリュッセルは移民が多
く、低技能労働者が多いことから、失業率はやはり高い。
また、南北の経済格差も深刻で、フラマン系の裕福な北部と、比較的貧しい南部という図式が定着している[42]。ベルギー建国時は、
この図式は逆であり、南部のフランス語圏が工業地帯として発展しており裕福で、北部が貧しかった。しかし、今や北部のフラマン地
域が裕福であり、北部が南部を見下している状態にある[43]。
今から行くリエージュは、ワロン地域の首都であり、どちらかというとあまり裕福ではない地域、と
ここまでがすべて、この後への伏線だったりするわけですが。
■マインツで撮り鉄
【Frankfurt am Main Flughafen Fernbahnhof】15:23 →【Mainz Hbf】15:49(RE2 Koblenz行)
さて、マインツに到着後、1時間半ぐらい時間があきました。
というのは、当初飛行機が遅れることも想定して、かなり余裕のある時間の
ユーロシティ(EC:国際特急列車)を予約していたからです。
ということで、しばらく時間がありますので、まずは散策。
といっても入国したばかりで、あまりうろうろする勇気もありませんから、駅周辺をぐるっと歩いただけですが。

駅前はこんな感じです。

マインツはドイツらしい明るい、近代的な街並みでした。

駅前からはトラムが発着。このトラム、実はトミーテックから製品化予告がでていて
鉄道コレクションとして、発売されるそうなんです。
(今まで発売されてきた、ミュンヘン、ベルリン、おもちゃの街ニュルンベルクは有名。なぜマインツ…?笑)

ホームに戻るとICE-1型が待機していました。
※ヨーロッパの鉄道には、基本的に「改札口」というものがありません。
切符はすべて車内で、車掌さんが検札にきたときに渡す方式です。
なので、このように撮り鉄がうろうろすることもできますし、近所の人がホームで休憩していたり
犬の散歩をする風景にも出会いました。
日本の第三セクター鉄道やローカル線のような方式ですね。
ただしこれは、鉄道利用者を狙った犯罪者も、自由にホームで「お仕事」できるというわけでもあり
ヨーロッパの鉄道駅が基本的に治安が悪い、ということの原因でもあるようです…。
なお、無賃乗車が発覚した場合は、200ユーロや300ユーロの超高額な罰金が課されるため、
自由に列車に乗れるからといって、無賃乗車をするのはやめておきましょう。車内で切符を買うのもNGのようです。
ICEのドレミファインバータ※音量注意!
↑超低音ですが、本場ドイツのドレミファインバーターです。

つづけてICE3も到着。
マインツ駅は、南北ドイツを結ぶ交通の要所らしく、特急列車が頻繁に出入りします。

別のICEが到着し…

すれ違いの貨物列車が出発。
ICE(イー・ツェー・エーみたいな発音)は日本でいうところの新幹線、
本気になれば330キロぐらいの俊足でかっ飛ばすのですが、本気になるのは高速新線区間のみで
このような駅では、他の在来線と同じ線路を走るので、新幹線の後を貨物列車がついていく、といった
日本ではあまり見られない光景が展開されるのです。

客車特急も到着。

出発、逆方向の客車列車と離合。
日本ではほぼ消滅した客車急行も、ドイツでは健在です。
※パチパチ撮っていますが、このマインツ駅では治安の面で不安はありませんでした。
人もかなりのんびりしている様子でしたし、ホームの中央付近にしか人がいないので
ホーム端のほうは主に私しかおりません。
上写真にもちらちら写っているように、他の現地撮り鉄さんもおられまして、二言三言会話をしましたが
ここは特段危ないとかそういうことはない、ということでした。
フランクフルト空港から30分程度の距離なので、入国後や出国前に時間があれば、寄ってみてはいかがでしょうか。
■ライン河畔の優雅な旅
さて、私の乗る特急列車はというと

こちら、ドルトムント行の、EC6号というやつ
【Mainz Hbf】17:20 →【Koeln Hbf】19:05(EC6 Dortmund Hbf行)
スイスのインターラーケンを出発、遥々走ってくる国際特急列車です。

これは、違うw
発車時刻に現れるから、紛らわしいw

数分遅れてユーロシティが到着しました。
自分の乗る客車を確認し、ホームを走らなければならないため、写真は微妙w
※これも意味がわからないかもしれませんが、ヨーロッパの鉄道では
何号車がホームのどこに止まるという情報が、基本的にはありません。
大きい駅であれば列車の編成表が貼ってあって、確認できることもありますが。
ホームにはA、B、C…といった区分けがなされており、“だいたいの位置”は案内されます。
数枚前の案内板の写真を見てもらうと、Aに1、Bに食堂、C~Fに2という数字が書かれていますが、
これが、Aのあたりに1等車、Bのあたりに食堂車があり、C~Fには2等車が来ますよ~という意味。
ですが、実際には1等車は3両連結されているため、Aのあたりの「どの」1等車が自分の乗る車両なのかは、
ホームで実際の車両を見るまで、わからない!ということなのです。
しかも車両番号は前から1号車、2号車…ではなく、私の乗る車両は1等車232号車の72番席という難解な指示。
なので、到着する列車の側面に目を凝らし、自分の乗る車両を発見したら、走って追いかけて乗らなければならないのですね。
列車の到着にあわせてぞろ~~~~~っと人が動くのは、なかなか面白いですが、乗るほうは大変なんです…

無事乗車。このユーロシティはスイス国鉄の車両で運用されていました。
見てのとおり、車内はとても広く、シートピッチもだだ広いので、快適そのもの。
この列車は、ライン川沿いの景勝地を通り、2時間弱かけてケルンを目指します。
途中停車駅は、古都コブレンツ、かつての西ドイツ首都ボン、そして大聖堂のあるケルン。
ライン川沿いを走るユーロシティ
コブレンツ出発
43秒あたりから入る「ピーッピーッ」という音は、ドアの閉まる音。完全に動き出してからドアを閉めるのが、ヨーロッパ流…(忘れてた?w
あと、近郊列車が止まる駅に、撮り鉄君がおりますね。このあたりも“まだ”治安はいいようです。
コブレンツ駅に到着する寸前で、なんと蒸気機関車とすれ違いました。動画は撮れず。
でも、こうした保存列車が普通~に本線を走っているのも、ドイツらしいなと。

ケルンに到着しました。

ここは大聖堂の街。実は4年前にも、この駅に降り立っているので、思い出の駅なのであります。
(4年前の旅行記はこちら →https://blog.goo.ne.jp/morikawa_city/e/0408fd745de95535b9196cf755965363)
写真に撮ると綺麗な客車、ですが、床下から立ち込めるなんともいえない悪臭。。。。
そういえば、ヨーロッパの客車トイレは、未だに垂れ流しだと聞いたような。。。。
なかったことにして、乗り継ぎます。
■ケルンからアーヘン
ここで、私は油断をしました。一眼を首から下げた状態で、次のRE(RegionalExpress:地域急行)の乗り場へと移動したのです。
乗り継ぐREはベルギー国境の町、アーヘンへと走るものなのですが、どうやらこのアーヘンの街も
またアーヘンへ向かう列車内も、あまり治安が良いとは言えないようで…
(前述のとおり、ワロン地方へとつながる線であり、ちょっと所得が低いエリアのようでありました)
【Koeln Hbf】19:15 →【Aachen Hbf】20:07(RE1号線 Aachen Hbf行)
まだ明るいですが夜7時ということもあって、車内には割と怖めなお兄さんたちが、わらわらと
しかも、乗った2階建て客車は1階が2等車で2階が1等車という構成。
2等車は超満員、通路まで人があふれている状態で、1等車はがらがら、しかもそんな1等車に一眼をさげた東洋人。
これは、狙わない、わけがないですよね。
私が1等車に乗り込んだ後から、なぜか2等車にいた黒人さんが、ぞくぞくと1等車に乗り込んできたのです。
そして私を遠くからちらちらみて、何やら笑っていたり、ごにょごにょ談笑していたり…
しまいには、1等車の車内を、前から後ろからうろうろしはじめて
あからさまに私の鞄や、一眼を見ているのです。
(悪いことをしようとしているときの笑い声は、万国共通ですな)
もちろんこの辺で私も「察知」したので、一眼を鞄にしまい、鞄には例のダイヤルロックでガッチリ鍵をかけ
さらに鞄をジーパンのベルトとワイヤーコードでつなぐという、万全の防御態勢を敷いたわけです。
そんなこんなでしばらくすると、車掌さんが検札に来て、当然ながら黒人さん達は1等車のチケットを持っておらず追い出され
事なきを得た?のですが…
心臓には良くなかったですね。まぁ、自業自得なのですが(^^;
なお、私のほかにもドイツ人のジェントルマンが二人乗っておりまして、彼らは
黒人さん達がうろうろしていても、我関せずといった感じで、新聞や本を読んでおられました。
普段通りの風景、私の被害妄想だったのでしょうか。なんにしても、何事もなくてよかったです。

ようやく静かになった車内から、パチリ(←性懲りもなく一眼を取り出す馬鹿)

ケルンからまた1時間程度走り、国境の町アーヘンに“無事”到着です。
ここで再び乗り換えて、国境を越え、ワロン地域首都リエージュを目指します。
■はじめて国境を超える(アーヘンからリエージュ)
現在地はアーヘンです。
アーヘンでも乗り継ぎで50分待ち。
先ほどの恐怖体験?から解放されて、ちょっと安心したので、また撮り鉄。

ここもそれなりに大きい駅ですが、ちょっとボロい雰囲気。
駅前は黒人さんでいっぱい、駅前広場では明らかに怪しげな、全身震えて奇声をあげる若者集団がいたりして…
ちょっとやばそう?笑
事前情報では、アーヘンはかなり治安のいい街だ、と聞いていたのですが(単純に夜だから、ってのもあるかな)

それでも、ICE停車駅、タリースも止まります。
実は、ベルギー国鉄とドイツ国鉄は電化方式が異なり、ドイツは交流、ベルギーは直流とのことで
このアーヘン駅では、交流と直流をバチン!と切り替えるスイッチがあるそうなんです。
だから、ICEもタリースも停車。
乗務員さんも交代するようで、小さな駅ですが、停車時間は割と長くとってあるようでした。
で、見てのとおりだんだんと暗くなってきたのですが、
暗くなってきてホームからICEが離れると、ホーム上には私と、白人男性1名と、黒人兄ちゃんが3名…しかも皆こっちを見ている。
これは、やばいw
大慌てで一眼を鞄にしまい、ダイヤルロックをかけたところで、まずは白人男性がロックオン。
足早にホームを去ろうとする私のほうに寄ってきて、
「私はファッションを学んでいて、あなたの服装はかなりおしゃれだから、上着を貸してほしい」と
その男性、この寒い(書いていませんでしたが、夜のアーヘンは10度ぐらいで、かなり寒かったです)中、半そで短パン
カバンも持たず、見るからに怪しいのです。
反応したら負けだと、足早に通り過ぎたところで、第二関門。黒人兄ちゃんが恨めしそうな目で、こっちを凝視。
ただ、彼らは特に何をしてきたわけでもなく、無事ホームを脱出することができました。ほっ…笑
(思えば、彼らは単に国境越えの列車を待っていただけなのかもしれません。人を見た目で判断してはいけませんね、でも
白人男性にロックオンされた時点で、そんな心の余裕は、ありませんでした…)
ところで、ホーム上に誰もいない、でもこのホームには国境を越えて走る列車がくるはずなので、おかしいなと思っていたら
駅コンコースには、スーツケースやらリュックやらを持った、“大丈夫そうな”人たちが。
どうやら、夜のホームは危険だ!という共通認識があるようで、列車の時間が来るまでは
駅のコンコースで「壁を背に立って」待機するのが、ここでのやり方のようでした(^^;
ホームで写真を撮っていた私はまぬけさんだったわけですね。
私も、大丈夫そうな人たちに交じって、列車の到着をひたすら待ちました。長かったです…。

ようやくやってきた列車はこちら(怖くて、こんなんしか撮れませんでした)
ツリカケの2両編成、昼に見る分にはかわいらしい電車ですが、この時間にこんな風に止まっていると、ホラーでしかないw
車内は割と、さっきの大丈夫そうな人たちが乗ってきて、ひとまず安心(^^;
【Aachen Hbf】21:04 →【Welkenraedt】21:19(R5042列車 Spa-Géronstère行)

車内にも落書きがあったりして、なんとなく
先が思いやられますが…。
ここでも1等車は私だけ。
※今回乗ったヨーロッパの鉄道は、どんなローカル線や私鉄電車にも、1等車(席)と2等車(席)が必ず存在していました。
1等車に乗るメリットは、快適性や確実に座れるということもそうですが、
何より、車掌さんが頻繁にやってくること、客層がまともであること、が挙げられると思います。
一方で、デメリットとして、1等車に乗っている=金持っているということになるため、
1等車に乗るとき、降りるときや、車掌さんが来るまでの間は、スリさんたちの標的にされやすい、ということがあります。
これは今回の旅で一番思ったことでした。
とくに半室1等車と、先ほどのような1階が2等車で2回が1等車のような場合は、2等車からこちらを伺う余地がありますから、
こちらが意図していなくても、変な反感を買っていたり、アピールしてしまっていることがあるのかもしれません。
悪目立ちするのが嫌であれば、二等車の隅っこで静かに座っているという選択も、時には必要なのかもしれないなと思った次第です。
色々ありましたが、まずは第1の国境通過。
国境通過①
といっても、特段何があるわけでもありませんね。
実はベルギー国鉄は左側通行(ドイツ鉄道は右側通行)なので
地味~に走行車線が変わっていたりするのですよ。
国境通過後、2駅ぐらい先のウェルケンダラート駅で乗り換え。
ここは、真っ暗な中にホームだけがあるといった感じのローカル駅で、駅員さんは当然おらず
しかも、緩急接続駅かと思ったら、乗ってきたローカル列車は先に出発してしまい
後続のインターシティ到着まで、またもやデンジャラスゾーン、なのでしたw
幸い、接続するインターシティがすぐに到着したので、よかったですが
(実はこの次の「ヴェルビエ・セントラル」駅で緩急接続を行うようで、こちらで乗り継ぐべきでした。失敗)
※ここの話の補足
アーヘンから国境を超える列車は、そのままブリュッセルやリエージュ方面へは向かわず
ベルギー国内にある「SPA」という温泉地に向かう列車なのです。
ちなみに温泉のことを「スパ」と呼ぶのは、ここの地名が由来だそうですが、それはどうでもよくて
国境を越えてからリエージュに向かうには、「ユーペン」を始発のIC(インターシティ)に乗りつぐ必要があるのですが、
国境ローカルとインターシティは、下図のように、ウェルケンダラートからヴェルビエまで同じ線路を走るんですね。

で、私が接続駅として使用したのは、先に停車するウェルケンダラート駅、だったのですが
ここは同じホームでの接続であり、
本来の緩急接続駅は、次に停車するヴェルビエ・セントラル駅だった、ということです。補足おわり。
【Welkenraedt】21:26 →【Liège-Guillemins】21:56(IC544列車 Oostende行)

無事後続のインターシティに乗りついで、本日の宿泊地リエージュ駅へと向かいました。
なお、この時点で既にワロン地域に入っているため、車内の案内などはすべてフランス語で表記されています。
ローカル列車でほんの少し走っただけなのに、言語が違うというのは、日本人には理解できないことですね。
(大垣から米原を越えたら関西弁、というのと、理屈は似てますが、そもそもの言語が違うのです)
ここで、検札に来た車掌さん(2名)
ぐっとあふたぬ~ん♪ふふふん♪と、めっちゃ歌いながら入ってきましたw
さっきまで緊張の連続でしたが、ここでちょっと笑ってしまった。
車掌さんの制服がさっきのドイツと違うので、国境を越えたのだとここでも実感。
さて、入国早々波乱万丈の一日でしたが、22時、無事リエージュ到着。
だが!まだ終わっていなかった!
ICを降りてエスカレーターでコンコースに上がっていたところ、右を歩いてきた黒人のおっさんに
右のおケツをがしっと掴まれました。
痴漢????と思いましたが、いやいや違いますな、スリさんです。
もうさすがに学んで、一眼は出しておらず、カバンも前掛けでダイヤルロック
ポケットの中には緊急時(トイレ)用の小銭が少々入っているだけ、でしたので
幸い被害はありませんでしたが…。
最後の最後まで安心できない入国初日、でありました。。。
(本当は、ライトアップされたリエージュ駅を写真に収めたかったのですが、もうそんな気力ありませんでした。。投宿)
★宿泊したホテル
HOTEL DE LA COURONNE LIÈGE
http://www.hoteldelacouronne.be/en/
リエージュ駅(リエージュ・ギューマン駅)前に隣接する立地。駅を出て道を渡ればすぐホテル。
フロントのお姉さんが美人(ほんと、さっきまでの悪夢がうそのような、華奢なフランス系?お姉さんでした)、
英語もかなりゆっくり話してくれて、無事チェックインです。
日本のビジネスホテルと同じような雰囲気。オートロック、カードキー
風呂は浴槽が付いていて、緊張の連続だった初日にしっかりリラックスできました。
メーカーは忘れましたが、日本でも有名なメーカーのシャンプーとボディソープがあります。
ドライヤーも完備。
ホテル1階に自販機あり。なお、冷蔵庫はありません(ここに限らず今回宿泊したホテルはすべてなし、ヨーロッパの標準仕様?)
ホテルの隣はカジノなので、夜通るときはちょっと怖いですが、ほかは問題なし。
駅ナカにスーパーがあるので、食料調達もできる、と思います(しませんでした。怖いので)
朝食はバイキング、かなりおいしい。チョコレートケーキが絶品で、何個もいただいてしまいました。
コーヒーと紅茶が無料で飲めます。これもおいしい。
★2018ベネルクスの旅 各記事へのリンク★
(序)準備編~ドイツまで
(1)ドイツからベネルクス入国まで<本記事>
(2)リエージュの吊り掛け電車達と、オランダ国境の街
(3)ベルギーを大移動、屋根のない博物館へ
(4)芸術の駅へ
(5)芸術の街からオランダへ
(6)オランダは自由の国(いろんな意味で)
(7)風車の村
(8)フリッツァー事件
(9)アムステルダムで鉄道を見る
(10)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(散策編)
(11)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(鉄道博物館編)
(12)ドイツへ戻る。。。。
(13)コブレンツと、ルクセンブルク(前編:鉄道編)
(14)ルクセンブルク(後編:観光編)
(15)帰国日に、事件発生
ドイツ入国から、1日目の宿であるベルギー、ワロン地域のリエージュまでの旅の記録です。
ベルギー、正式名称ベルギー王国は、北半分を『フランデレン地域』南半分を『ワロン地域』といい
フランデレンの公用語はオランダ語(フラマン語)、ワロンの公用語はフランス語(ワロン語)と異なる
独特な国なのです。
首都ブリュッセルは二か国語併記(どちらの言葉でも「ブリュッセル」に近い発音をするみたいです)
フランデレン地域はハイテク産業やサービス業が盛ん、ワロン地域は鉄鋼業が盛んと産業も異なり
さらにフランデレン地域は割と好景気、ワロン地域は鉄鋼業衰退のあおりをうけて不景気…と
これだけ聞いただけでも、何やら“複雑そう”な雰囲気を醸し出しておりますが…
以下 Wikipedia(2018.9.16閲覧 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC)より引用
工業・サービス業が発達した北部のフランデレン地域と、石炭・鉄鋼業が衰退した南部のワロン地域では失業率に2倍以上の開きがある
(後者の方が失業率が高い)。労働者の需給にギャップが生じても、ワロン地域はフランス語以外話せない住民が多数であるため、ワ
ロン人がフランデレン地域で就労することが困難であり、失業率の格差が縮まらない一因となっている。またブリュッセルは移民が多
く、低技能労働者が多いことから、失業率はやはり高い。
また、南北の経済格差も深刻で、フラマン系の裕福な北部と、比較的貧しい南部という図式が定着している[42]。ベルギー建国時は、
この図式は逆であり、南部のフランス語圏が工業地帯として発展しており裕福で、北部が貧しかった。しかし、今や北部のフラマン地
域が裕福であり、北部が南部を見下している状態にある[43]。
今から行くリエージュは、ワロン地域の首都であり、どちらかというとあまり裕福ではない地域、と
ここまでがすべて、この後への伏線だったりするわけですが。
■マインツで撮り鉄
【Frankfurt am Main Flughafen Fernbahnhof】15:23 →【Mainz Hbf】15:49(RE2 Koblenz行)
さて、マインツに到着後、1時間半ぐらい時間があきました。
というのは、当初飛行機が遅れることも想定して、かなり余裕のある時間の
ユーロシティ(EC:国際特急列車)を予約していたからです。
ということで、しばらく時間がありますので、まずは散策。
といっても入国したばかりで、あまりうろうろする勇気もありませんから、駅周辺をぐるっと歩いただけですが。

駅前はこんな感じです。

マインツはドイツらしい明るい、近代的な街並みでした。

駅前からはトラムが発着。このトラム、実はトミーテックから製品化予告がでていて
鉄道コレクションとして、発売されるそうなんです。
(今まで発売されてきた、ミュンヘン、ベルリン、おもちゃの街ニュルンベルクは有名。なぜマインツ…?笑)

ホームに戻るとICE-1型が待機していました。
※ヨーロッパの鉄道には、基本的に「改札口」というものがありません。
切符はすべて車内で、車掌さんが検札にきたときに渡す方式です。
なので、このように撮り鉄がうろうろすることもできますし、近所の人がホームで休憩していたり
犬の散歩をする風景にも出会いました。
日本の第三セクター鉄道やローカル線のような方式ですね。
ただしこれは、鉄道利用者を狙った犯罪者も、自由にホームで「お仕事」できるというわけでもあり
ヨーロッパの鉄道駅が基本的に治安が悪い、ということの原因でもあるようです…。
なお、無賃乗車が発覚した場合は、200ユーロや300ユーロの超高額な罰金が課されるため、
自由に列車に乗れるからといって、無賃乗車をするのはやめておきましょう。車内で切符を買うのもNGのようです。
ICEのドレミファインバータ※音量注意!
↑超低音ですが、本場ドイツのドレミファインバーターです。

つづけてICE3も到着。
マインツ駅は、南北ドイツを結ぶ交通の要所らしく、特急列車が頻繁に出入りします。

別のICEが到着し…

すれ違いの貨物列車が出発。
ICE(イー・ツェー・エーみたいな発音)は日本でいうところの新幹線、
本気になれば330キロぐらいの俊足でかっ飛ばすのですが、本気になるのは高速新線区間のみで
このような駅では、他の在来線と同じ線路を走るので、新幹線の後を貨物列車がついていく、といった
日本ではあまり見られない光景が展開されるのです。

客車特急も到着。

出発、逆方向の客車列車と離合。
日本ではほぼ消滅した客車急行も、ドイツでは健在です。
※パチパチ撮っていますが、このマインツ駅では治安の面で不安はありませんでした。
人もかなりのんびりしている様子でしたし、ホームの中央付近にしか人がいないので
ホーム端のほうは主に私しかおりません。
上写真にもちらちら写っているように、他の現地撮り鉄さんもおられまして、二言三言会話をしましたが
ここは特段危ないとかそういうことはない、ということでした。
フランクフルト空港から30分程度の距離なので、入国後や出国前に時間があれば、寄ってみてはいかがでしょうか。
■ライン河畔の優雅な旅
さて、私の乗る特急列車はというと

こちら、ドルトムント行の、EC6号というやつ
【Mainz Hbf】17:20 →【Koeln Hbf】19:05(EC6 Dortmund Hbf行)
スイスのインターラーケンを出発、遥々走ってくる国際特急列車です。

これは、違うw
発車時刻に現れるから、紛らわしいw

数分遅れてユーロシティが到着しました。
自分の乗る客車を確認し、ホームを走らなければならないため、写真は微妙w
※これも意味がわからないかもしれませんが、ヨーロッパの鉄道では
何号車がホームのどこに止まるという情報が、基本的にはありません。
大きい駅であれば列車の編成表が貼ってあって、確認できることもありますが。
ホームにはA、B、C…といった区分けがなされており、“だいたいの位置”は案内されます。
数枚前の案内板の写真を見てもらうと、Aに1、Bに食堂、C~Fに2という数字が書かれていますが、
これが、Aのあたりに1等車、Bのあたりに食堂車があり、C~Fには2等車が来ますよ~という意味。
ですが、実際には1等車は3両連結されているため、Aのあたりの「どの」1等車が自分の乗る車両なのかは、
ホームで実際の車両を見るまで、わからない!ということなのです。
しかも車両番号は前から1号車、2号車…ではなく、私の乗る車両は1等車232号車の72番席という難解な指示。
なので、到着する列車の側面に目を凝らし、自分の乗る車両を発見したら、走って追いかけて乗らなければならないのですね。
列車の到着にあわせてぞろ~~~~~っと人が動くのは、なかなか面白いですが、乗るほうは大変なんです…

無事乗車。このユーロシティはスイス国鉄の車両で運用されていました。
見てのとおり、車内はとても広く、シートピッチもだだ広いので、快適そのもの。
この列車は、ライン川沿いの景勝地を通り、2時間弱かけてケルンを目指します。
途中停車駅は、古都コブレンツ、かつての西ドイツ首都ボン、そして大聖堂のあるケルン。
ライン川沿いを走るユーロシティ
コブレンツ出発
43秒あたりから入る「ピーッピーッ」という音は、ドアの閉まる音。完全に動き出してからドアを閉めるのが、ヨーロッパ流…(忘れてた?w
あと、近郊列車が止まる駅に、撮り鉄君がおりますね。このあたりも“まだ”治安はいいようです。
コブレンツ駅に到着する寸前で、なんと蒸気機関車とすれ違いました。動画は撮れず。
でも、こうした保存列車が普通~に本線を走っているのも、ドイツらしいなと。

ケルンに到着しました。

ここは大聖堂の街。実は4年前にも、この駅に降り立っているので、思い出の駅なのであります。
(4年前の旅行記はこちら →https://blog.goo.ne.jp/morikawa_city/e/0408fd745de95535b9196cf755965363)
写真に撮ると綺麗な客車、ですが、床下から立ち込めるなんともいえない悪臭。。。。
そういえば、ヨーロッパの客車トイレは、未だに垂れ流しだと聞いたような。。。。
なかったことにして、乗り継ぎます。
■ケルンからアーヘン
ここで、私は油断をしました。一眼を首から下げた状態で、次のRE(RegionalExpress:地域急行)の乗り場へと移動したのです。
乗り継ぐREはベルギー国境の町、アーヘンへと走るものなのですが、どうやらこのアーヘンの街も
またアーヘンへ向かう列車内も、あまり治安が良いとは言えないようで…
(前述のとおり、ワロン地方へとつながる線であり、ちょっと所得が低いエリアのようでありました)
【Koeln Hbf】19:15 →【Aachen Hbf】20:07(RE1号線 Aachen Hbf行)
まだ明るいですが夜7時ということもあって、車内には割と怖めなお兄さんたちが、わらわらと
しかも、乗った2階建て客車は1階が2等車で2階が1等車という構成。
2等車は超満員、通路まで人があふれている状態で、1等車はがらがら、しかもそんな1等車に一眼をさげた東洋人。
これは、狙わない、わけがないですよね。
私が1等車に乗り込んだ後から、なぜか2等車にいた黒人さんが、ぞくぞくと1等車に乗り込んできたのです。
そして私を遠くからちらちらみて、何やら笑っていたり、ごにょごにょ談笑していたり…
しまいには、1等車の車内を、前から後ろからうろうろしはじめて
あからさまに私の鞄や、一眼を見ているのです。
(悪いことをしようとしているときの笑い声は、万国共通ですな)
もちろんこの辺で私も「察知」したので、一眼を鞄にしまい、鞄には例のダイヤルロックでガッチリ鍵をかけ
さらに鞄をジーパンのベルトとワイヤーコードでつなぐという、万全の防御態勢を敷いたわけです。
そんなこんなでしばらくすると、車掌さんが検札に来て、当然ながら黒人さん達は1等車のチケットを持っておらず追い出され
事なきを得た?のですが…
心臓には良くなかったですね。まぁ、自業自得なのですが(^^;
なお、私のほかにもドイツ人のジェントルマンが二人乗っておりまして、彼らは
黒人さん達がうろうろしていても、我関せずといった感じで、新聞や本を読んでおられました。
普段通りの風景、私の被害妄想だったのでしょうか。なんにしても、何事もなくてよかったです。

ようやく静かになった車内から、パチリ(←性懲りもなく一眼を取り出す馬鹿)

ケルンからまた1時間程度走り、国境の町アーヘンに“無事”到着です。
ここで再び乗り換えて、国境を越え、ワロン地域首都リエージュを目指します。
■はじめて国境を超える(アーヘンからリエージュ)
現在地はアーヘンです。
アーヘンでも乗り継ぎで50分待ち。
先ほどの恐怖体験?から解放されて、ちょっと安心したので、また撮り鉄。

ここもそれなりに大きい駅ですが、ちょっとボロい雰囲気。
駅前は黒人さんでいっぱい、駅前広場では明らかに怪しげな、全身震えて奇声をあげる若者集団がいたりして…
ちょっとやばそう?笑
事前情報では、アーヘンはかなり治安のいい街だ、と聞いていたのですが(単純に夜だから、ってのもあるかな)

それでも、ICE停車駅、タリースも止まります。
実は、ベルギー国鉄とドイツ国鉄は電化方式が異なり、ドイツは交流、ベルギーは直流とのことで
このアーヘン駅では、交流と直流をバチン!と切り替えるスイッチがあるそうなんです。
だから、ICEもタリースも停車。
乗務員さんも交代するようで、小さな駅ですが、停車時間は割と長くとってあるようでした。
で、見てのとおりだんだんと暗くなってきたのですが、
暗くなってきてホームからICEが離れると、ホーム上には私と、白人男性1名と、黒人兄ちゃんが3名…しかも皆こっちを見ている。
これは、やばいw
大慌てで一眼を鞄にしまい、ダイヤルロックをかけたところで、まずは白人男性がロックオン。
足早にホームを去ろうとする私のほうに寄ってきて、
「私はファッションを学んでいて、あなたの服装はかなりおしゃれだから、上着を貸してほしい」と
その男性、この寒い(書いていませんでしたが、夜のアーヘンは10度ぐらいで、かなり寒かったです)中、半そで短パン
カバンも持たず、見るからに怪しいのです。
反応したら負けだと、足早に通り過ぎたところで、第二関門。黒人兄ちゃんが恨めしそうな目で、こっちを凝視。
ただ、彼らは特に何をしてきたわけでもなく、無事ホームを脱出することができました。ほっ…笑
(思えば、彼らは単に国境越えの列車を待っていただけなのかもしれません。人を見た目で判断してはいけませんね、でも
白人男性にロックオンされた時点で、そんな心の余裕は、ありませんでした…)
ところで、ホーム上に誰もいない、でもこのホームには国境を越えて走る列車がくるはずなので、おかしいなと思っていたら
駅コンコースには、スーツケースやらリュックやらを持った、“大丈夫そうな”人たちが。
どうやら、夜のホームは危険だ!という共通認識があるようで、列車の時間が来るまでは
駅のコンコースで「壁を背に立って」待機するのが、ここでのやり方のようでした(^^;
ホームで写真を撮っていた私はまぬけさんだったわけですね。
私も、大丈夫そうな人たちに交じって、列車の到着をひたすら待ちました。長かったです…。

ようやくやってきた列車はこちら(怖くて、こんなんしか撮れませんでした)
ツリカケの2両編成、昼に見る分にはかわいらしい電車ですが、この時間にこんな風に止まっていると、ホラーでしかないw
車内は割と、さっきの大丈夫そうな人たちが乗ってきて、ひとまず安心(^^;
【Aachen Hbf】21:04 →【Welkenraedt】21:19(R5042列車 Spa-Géronstère行)

車内にも落書きがあったりして、なんとなく
先が思いやられますが…。
ここでも1等車は私だけ。
※今回乗ったヨーロッパの鉄道は、どんなローカル線や私鉄電車にも、1等車(席)と2等車(席)が必ず存在していました。
1等車に乗るメリットは、快適性や確実に座れるということもそうですが、
何より、車掌さんが頻繁にやってくること、客層がまともであること、が挙げられると思います。
一方で、デメリットとして、1等車に乗っている=金持っているということになるため、
1等車に乗るとき、降りるときや、車掌さんが来るまでの間は、スリさんたちの標的にされやすい、ということがあります。
これは今回の旅で一番思ったことでした。
とくに半室1等車と、先ほどのような1階が2等車で2回が1等車のような場合は、2等車からこちらを伺う余地がありますから、
こちらが意図していなくても、変な反感を買っていたり、アピールしてしまっていることがあるのかもしれません。
悪目立ちするのが嫌であれば、二等車の隅っこで静かに座っているという選択も、時には必要なのかもしれないなと思った次第です。
色々ありましたが、まずは第1の国境通過。
国境通過①
といっても、特段何があるわけでもありませんね。
実はベルギー国鉄は左側通行(ドイツ鉄道は右側通行)なので
地味~に走行車線が変わっていたりするのですよ。
国境通過後、2駅ぐらい先のウェルケンダラート駅で乗り換え。
ここは、真っ暗な中にホームだけがあるといった感じのローカル駅で、駅員さんは当然おらず
しかも、緩急接続駅かと思ったら、乗ってきたローカル列車は先に出発してしまい
後続のインターシティ到着まで、またもやデンジャラスゾーン、なのでしたw
幸い、接続するインターシティがすぐに到着したので、よかったですが
(実はこの次の「ヴェルビエ・セントラル」駅で緩急接続を行うようで、こちらで乗り継ぐべきでした。失敗)
※ここの話の補足
アーヘンから国境を超える列車は、そのままブリュッセルやリエージュ方面へは向かわず
ベルギー国内にある「SPA」という温泉地に向かう列車なのです。
ちなみに温泉のことを「スパ」と呼ぶのは、ここの地名が由来だそうですが、それはどうでもよくて
国境を越えてからリエージュに向かうには、「ユーペン」を始発のIC(インターシティ)に乗りつぐ必要があるのですが、
国境ローカルとインターシティは、下図のように、ウェルケンダラートからヴェルビエまで同じ線路を走るんですね。

で、私が接続駅として使用したのは、先に停車するウェルケンダラート駅、だったのですが
ここは同じホームでの接続であり、
本来の緩急接続駅は、次に停車するヴェルビエ・セントラル駅だった、ということです。補足おわり。
【Welkenraedt】21:26 →【Liège-Guillemins】21:56(IC544列車 Oostende行)

無事後続のインターシティに乗りついで、本日の宿泊地リエージュ駅へと向かいました。
なお、この時点で既にワロン地域に入っているため、車内の案内などはすべてフランス語で表記されています。
ローカル列車でほんの少し走っただけなのに、言語が違うというのは、日本人には理解できないことですね。
(大垣から米原を越えたら関西弁、というのと、理屈は似てますが、そもそもの言語が違うのです)
ここで、検札に来た車掌さん(2名)
ぐっとあふたぬ~ん♪ふふふん♪と、めっちゃ歌いながら入ってきましたw
さっきまで緊張の連続でしたが、ここでちょっと笑ってしまった。
車掌さんの制服がさっきのドイツと違うので、国境を越えたのだとここでも実感。
さて、入国早々波乱万丈の一日でしたが、22時、無事リエージュ到着。
だが!まだ終わっていなかった!
ICを降りてエスカレーターでコンコースに上がっていたところ、右を歩いてきた黒人のおっさんに
右のおケツをがしっと掴まれました。
痴漢????と思いましたが、いやいや違いますな、スリさんです。
もうさすがに学んで、一眼は出しておらず、カバンも前掛けでダイヤルロック
ポケットの中には緊急時(トイレ)用の小銭が少々入っているだけ、でしたので
幸い被害はありませんでしたが…。
最後の最後まで安心できない入国初日、でありました。。。
(本当は、ライトアップされたリエージュ駅を写真に収めたかったのですが、もうそんな気力ありませんでした。。投宿)
★宿泊したホテル
HOTEL DE LA COURONNE LIÈGE
http://www.hoteldelacouronne.be/en/
リエージュ駅(リエージュ・ギューマン駅)前に隣接する立地。駅を出て道を渡ればすぐホテル。
フロントのお姉さんが美人(ほんと、さっきまでの悪夢がうそのような、華奢なフランス系?お姉さんでした)、
英語もかなりゆっくり話してくれて、無事チェックインです。
日本のビジネスホテルと同じような雰囲気。オートロック、カードキー
風呂は浴槽が付いていて、緊張の連続だった初日にしっかりリラックスできました。
メーカーは忘れましたが、日本でも有名なメーカーのシャンプーとボディソープがあります。
ドライヤーも完備。
ホテル1階に自販機あり。なお、冷蔵庫はありません(ここに限らず今回宿泊したホテルはすべてなし、ヨーロッパの標準仕様?)
ホテルの隣はカジノなので、夜通るときはちょっと怖いですが、ほかは問題なし。
駅ナカにスーパーがあるので、食料調達もできる、と思います(しませんでした。怖いので)
朝食はバイキング、かなりおいしい。チョコレートケーキが絶品で、何個もいただいてしまいました。
コーヒーと紅茶が無料で飲めます。これもおいしい。
★2018ベネルクスの旅 各記事へのリンク★
(序)準備編~ドイツまで
(1)ドイツからベネルクス入国まで<本記事>
(2)リエージュの吊り掛け電車達と、オランダ国境の街
(3)ベルギーを大移動、屋根のない博物館へ
(4)芸術の駅へ
(5)芸術の街からオランダへ
(6)オランダは自由の国(いろんな意味で)
(7)風車の村
(8)フリッツァー事件
(9)アムステルダムで鉄道を見る
(10)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(散策編)
(11)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(鉄道博物館編)
(12)ドイツへ戻る。。。。
(13)コブレンツと、ルクセンブルク(前編:鉄道編)
(14)ルクセンブルク(後編:観光編)
(15)帰国日に、事件発生
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます