畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

水掛

2013-09-10 18:01:30 | 農作業

9月10日(火)  

午前中は、母の送り出しの恒例の作業。昼のだいぶ前に終わるが、作業はせず、コーヒー豆を挽く。

午後は、ニンジンの水掛け。500Lのタンクに水を満タンにしてゆくが、乾ききったニンジンの畝は、水の水がよい。とても足りずに、水を汲みに家に戻ることになる。つごう800L位の水をかける。おおよその感じで、10㎜弱の雨が降ったのと同じほどの散水だろう。これで、当面はニンジンの種の発芽に向けた吸水はできるだろう。今後の天候を見て、もう一度水をかけた方がよいかどうか。散水用のホースは、おきっ放しにしてくる。

タマネギの苗床の透明マルチも剥がし、乾いている床土に、余った水をたっぷりかけて、潤しておいた。種蒔を急がなければ。

天候には係わりなく、栽培に向けての、秋作業の順番が迫っている。あれもこれもと、ごちゃごちゃになってくる。やれるものから、順次手をつけないと。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑用

2013-09-09 18:28:01 | 農作業

9月9日(月)   とこどき 

夜の雨は、夜半ごろ、降るには降ったが、数ミリにも満たない、ごく少ないお湿りで終わった。今週、一二回の水かけをやった方がよさそうだ。

午前中は、宮畑。大豆を植えていない個所の耕起。ヒユナ畑になっていて、丈も50㎝を超えている。一回目の今日、往復での二度のロータリー耕をして、かなり鋤きこみをしたが、作付けをするには、もう一、二度耕す必要がある。今年のカリフラワーやブロッコリーは、ここを使う用になる。準備を急がなければ。時間が余ったので、帰りに、近くの田んぼの秋耕。

午後は、母の診察があるので、家での作業。出荷用の精米など、などで、時間をつぶす。病院にかかる時間は、約二時間。帰ってくれば、もう夜の準備の時になっている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

降らず

2013-09-08 19:08:58 | 農作業

9月8日(日)  

明け方から、朝にかけて、弱い雨は降ったが、その後は、降らず終い。雨量もたいしたことはなく、ニンジンを撒いた畝には、たいした役には立たない。今夜、もう一度雨雲が通過すると云うが、これも断続的な雨雲の群。降ったり止んだりが、当地にかかるか否かは、ちょっとした気まぐれ次第のようだ。あてにはならない。あす以降は、再び晴天が続く予報で、水かけを段取りした方がよさそうだ。

空き収穫後の後始末の雑用。現物払いの小作米を届けたり、事務的な作業。乾燥機内の籾を貯蔵タンクに移し、乾燥機の清掃。今年もお疲れ様。一年のお休みだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニンジン

2013-09-07 17:30:24 | 農作業

9月7日(土)   いちじ 

本当に雨は降らない。今日は、陽射しもあり、気温も高い。30℃近くの暑さだ。でも、先日の雨と、明日の雨予報を信じて、花畑に向う。

ニンジンの種と、播種機を用意する。太陽熱処理をしていた、ニンジン用の畝は、サラサラに乾いている。畝間は、この間の雨で、透明マルチを張ってあった畝の雨も流れ落ち、増えた雨量で、しっとり湿り、小さな草の芽が緑色。畝の砂漠状のサラサラさとはまったく違っている。しかし、ここでちゅうちょしても始まらない。種蒔の遅い限界に近付いている。3畝ともすべて蒔いてしまう。約600mほど播種したことになる。乾いているので、作業は楽だし、機械に土がついたりもしない。

この状態だと、水かけをする必要に迫られそうだ。明日の天気次第だが、どうも当地は、雨のエリアから外れる可能性が高い。降ったとしても、ほとんど浸みこまないほどではないかと予想される。そんな気持ちを逆なでする様に、ときどき雲間が大きく広がり、暑い日差しが射してくる。草刈もしようと、刈払機も積んできたが、通路の草を刈るだけで、がっくり疲れて、早めに引き上げてしまう。

身体の動きも、かなりの部分、気持ちに支配される。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どうにか

2013-09-06 18:48:35 | 農作業

9月6日(金)  ときどき 

朝から陽射しが強い。この分なら、稲刈が出来る、と出かける。しかし、昨日の雨、やはり、思いのほか降っていたようで、イネの葉に水滴がかなり残っている。今日は、風もない。少し時間をおいて、露が飛んでからにしようと、一度家に戻る。出荷用の精米などをして時間を潰していると、10時ころから、黒い雲が一面に広がる。今にも降り出しそうな雲。予報のレーダー画像を見るが、雨雲は移っていない。低い雲で降らせることもあるが、そんな雲はレーダーには映らない。迷ったが、とにかく、刈始めようと再び田んぼに向う。

少し風も出てきた。葉っぱが揺れると露は落ちる。手で払ってみても水気を感じない。黒い雲の下、コンバインを走らせる。少しばかりの雨粒を感じることはあったが、それ以上とはならず、一時間ほどで刈り終わる。とりあえず終了。

午後は、コンバインを引き上げたり、籾運搬タンクの清掃をして、格納。コンバインは、さてどうしよう。無農薬の田んぼがそのままだが、ものすごい草で、半分以上は、収穫皆無。どうにか刈取できたとしても、収量は、一俵になるかならないかくらいのものだろう。乾燥機で乾燥はできない。天日干しで、むしろや茣蓙に広げて乾かすしかない。それだけの時間をかけて果たして、という気持ちもある。とにかく、明日、明後日は、天気は下り坂。思案。

夕方、母帰る。何日かは、気が重い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

彼岸花の為に

2013-09-05 18:24:31 | 農作業

8月5日(木)  いちじ  いちじ 

やはり心配していた通りの中途半端な天気。予報は、雨。雨雲の予報も、断続的に通過する雨雲を現わしている。雲自体は小さなもので、ちょっとした誤差で、降るか降らないかに分かれてしまうようなもの。播種機を刈りに来た友人が云っていた。かなりの大雨で、畑がグチャグチャになりすぎないか心配だ、と。彼も、この雨を吸わせた畑に、ニンジンを撒く予定だった。そのための播種機だ。彼の地は、我が家から、西に5㎞ほどの所だ。私が刈残してある田んぼはその中間ほどにある。そのあたりも水溜りがあったと云う。花畑は、東に5㎞ほどの所。そちらはどうなっているのだろう。

10時過ぎころから、雨は降りだす。断続的だが、いちじ、かなりの土砂降りが30分以上は続いた。所用で出かける連れ合いに、花畑の様子を見てきてもらう。ニンジン用の畝もかなりの雨で濡れていたと、報告を受ける。我が家の辺り以上に雨は降っているようだ。ニンジンの種蒔もおっつけやれそうだ。

午前中は、中途半端な空とにらめっこしながら、入院保険の請求等の書類を作ったり、家の中で。

午後は、降りそうにもないが、稲刈は、イネが濡れていてできない。畑も播種機は貸してある。家の周りの道路の草刈をする。そろそろ彼岸だし、お祭りも近ずく。共同の草刈も15日に決まった。さらに、道路の脇は、あの彼岸花の群が蕾を出す場所でもある。草刈が遅れると、せっかくの蕾を切ってしまうことになる。今頃草を刈っておくと、蕾が伸びる頃には、刈られた草たちも少しだけ葉を伸ばし、枯れ草や地面の薄茶色を緑で覆ってくれる。真っ赤な彼岸花には、緑の背景の方が、似合うと思う。

さあ、明日は、稲刈をやらして。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

潤い

2013-09-04 18:53:36 | 農作業

9月4日(水)   のち  いちじ 

昨夜半からの本格的な雨は、朝遅くには上がった。9時ころからは曇り空で、ときどき、今にも降りそうな空模様にもなるが、結局雨は降らず終いだった。

断続的に、強い雨雲を含む雨雲軍団が、通過する予報なので、それに期待し、止み間を選んで、花畑に出かける。太陽熱処理マルチフィルムを撤去するためだ。ニンジンの播種に向けて、これからの雨で、畑土を潤そうというためだ。マルチの間の畝間の土はしっかり雨を吸い込んで、鍬や靴に着くほどだ。しかし、透明マルチの下の土は、カラカラに乾ききっている。しっかりと水分を含めないと、発芽できない砂漠状態だ。しかし、マルチを取り除くにつれ、雲は隙間を見せ、青空が顔を出し始める。暑さも増してきて、びっしょりで家に帰る頃には、薄日も射してくる。結局、夕方まで、降ることはなかった。

午後には、秀畑に行き、ロータリー耕。潤った畑土は、きれいに耕され、整地された。今までの、砂漠状の土は、軽過ぎて、舞い上がり飛ばされるようで、整地が不規則だったが、ようやく次の作業に進める状態になった。

さて、今夜から、明日にかけての天気も傘マークだったり、曇りマークだったり。予報会社によって違ったり。畑を潤すのか、それとも、残った一時間ばかりの稲刈をやらせてくれるのか、どちらでもよいから、はっきりとして欲しい。中途半端に、降ったり止んだりでは、どちらもお手上げとなってしまう。

久しぶりの雨で、いくらかゆっくりとした一日だったが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

崇り雨

2013-09-03 19:26:48 | 農作業

9月3日(火)   ときどき  いちじ 

請負米の籾摺りは順調に終了。9時前にすべて終わる。先方にも連絡すると、午後には引き取りに来ると云う。頼まれていたものを終わらせ、ホッとする。これで、残るは今日一日で終わるだろう。今、機械をおいてある地区と、もう一か所は、少し離れている個所だが、午前と午後に分けて、やれば楽生だ、などと思いながら、コーヒーを一杯。と、空が真っ暗になり、大粒の雨が。あわてて、籾運搬タンクにシートを被せる。そんな作業にも濡れてしまうほどの量だ。軽トラを、作業場の雨の当らない所まで、入れて、どうにもならないから、休むしかない。雨雲レーダーを見ると、雨雲の塊が、通過している。そんな塊が、もう一個、海上を北上している。これは昼過ぎまでは、仕事にならないようだ。

雨は30分もしないで上がり、強い日差しが、また照りつける。アメダスでも、6ミリの雨量。まとまった雨なので、イネの葉に露を持っている。しばらく時間をおいて、梅雨が無くならないと刈り取りはできない。雑用で、時間をつぶす。再度雨雲の様子を見ると、北上中のやつは、次第に弱まり、小さくなっている。この様子だと、12時ころの第二陣は、消滅してしまいそう。11時を回ったばかりだが、急いで、昼飯のおにぎりをほうばる。

コンバインの燃料を補給し、刈取開始。雨になる様子はない。小さく分かれた、変形田で、刈取時間はかかるが順調。3時過ぎには、終了。この分だと、もう一か所も、すこし暗くなるまでやれば、片づきそうだ。籾を乾燥機に移動するや、2tトラックで、コンバインを移動。再び軽トラックに乗り換え圃場到着。こちらは2枚。小さな変形田が付録のように着いている。まず、手間のかかる小さな方を刈終え、大きな方に移る。その頃、なんとなく、雨粒を感じるが、空はそれほど暗くない。ちょっと濃いめの灰色の雲が、流れてきているだけ。なんとかなるだろうと、周り刈りを始める。と、雨粒は、どんどん大きくなり、雨量も増えてくる。強引に3周ほど走らせるが、限界だ。こんな状態では、コンバインが詰まって、大事になる。作業を止める。雨はやむ様子もなく、コンバインから、籾を移すこともできないほどの雨量。それぞれにシートを被せ、運転席で休憩。シャツは雨でびしょびしょ。もう今日は作業不可能。雨がやみ次第籾を映して、帰るしかない。そう判断したのは、5時を回る頃。田面に残る黄金色の海。一時間もあれば、終ったはずなのにと、恨めしく眺める。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

終盤

2013-09-02 18:19:31 | 農作業

9月2日(月)  

きょうも暑さの厳しい晴天。全国的には、雨や、大雨の被害も出ているのに、関東地方は蚊帳の外。そして、房総半島南部は、関東からものけもの扱い。夕立、雷雨もない。稲刈には、幸いだが、畑にはもうひどい気候というほかない。8月下旬からの、種蒔も、移植もできない。私たちは、この傾向から、苗作りも、ウンと遅らせている。出来上がった苗を植え付けできない状態は、避けなければと、ようやく、苗作りをスタートしたばかり。

稲刈も5日目。パターン化する作業は、まだ5日目なの?、という感じで、縁遠続いた要の気持ちになる。今日は、受託の刈り取り。だから、どんなに頑張っても、その田んぼだけの刈り取り。しかし、一日で終わらせてしまわないとならない。もし明日へとずれこんだら、一日無駄になる。

そんな思いで、昨日から段取りしておいたから、4時前には終了。収量もかなり少なかったこともあるが、乾燥機のスイッチも早めにオン。仕上がりは早いだろう。これが終わると、我が家の稲刈も、後一日。水曜日は、傘マーク。今までも騙され続けだったが、今回は信じて、明日中に刈終えたい。そのためには、居間乾燥中の受託米を明日早朝に籾すりしてしまわないと。その段取りもつけて、早めに家に入り、冷たいビールをあおる。今夜から、明日早朝は、不規則になるから。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

狩場

2013-09-01 19:26:51 | 農作業

9月1日(日)  

9月も、猛暑で始まった。アメダスの最高気温は、35℃を超えていた。海洋性の影響を受ける地としては、非常に珍しい猛暑だ。

こんな高温化の作業は、朝から汗だく。乾燥籾のタンクへの移動も、最上に近ずくと、常時、籾を均していないと出口に詰まってしまう。気温以上の籾の熱に足元から温められながらで、田んぼの本格作業へ出かける前に、朝シャンだ。

一日、家の近場の田んぼの刈り取り。コンバインで作業している田んぼは、さながら、鳥達の狩場だ。ツバメは、すいすいと田面や稲の穂の上を飛び交いながら。他の小鳥たちも、畔の上に降りたり、田んぼの切藁の上に降り、走りながら。カラスもやって来て、田面に降りる。トンビもやってくる。上空をゆっくりと輪を描くように回りながら、時折、急降下して。トンビは、数が増えてくると、上空では、ニアミスの危険があるのか、田面に降り立ち。

田んぼの、イネの中は、イナゴやバッタ。その他の虫たち。カエルやトカゲなどなど。数限りなく生き隠れている。その静寂を破るコンバインのエンジンと、刈り取る機械音。そして、バサバサと刈り取り藁を裁断して、吐き出す。大騒ぎで、稲草の中から飛び出し、逃げ惑う。それらは、コンバイン作業を待ち、待機している鳥達に捕獲され、胃袋へと飲みこまれてゆく。

刈取が終わっても、しばらくは、餌場となった田んぼに、トンビは居座っている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする