motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

リアルストリームで高知~名古屋往復サイクリング(復路 前編)

2025-03-20 15:21:48 | 日記

前回の記事で高知➔名古屋サイクリングの模様をお伝えしました。今回は復路となります。
行きとは大きく異なるルートを採用しながらの移動となりました。

〈復路 名古屋~高知 2025-2/17~21〉
名古屋から大阪に抜けるためには五街道を経由する主なルートで東海道の鈴鹿峠もしくは中山道の関ケ原越えの2択になるかと思います。
今回は名古屋から県道125号線ルートで養老鉄道多度駅へ、そこから大垣駅までサイクルトレインを利用しました。
このルートは以前に旧佐屋街道・中山道を漕いだ際とほぼ同じルートとなります。
今回きじではあっさりまとめているので途中すっ飛ばしている旧佐屋街道についてなどはこちらをご参照ください。




多度駅8:58発の大垣行き、前回と同じくサイクルトレインの1番列車に乗って大垣へ向かいます。


このあと中山道に沿うことを考えると赤坂宿のある東赤坂辺りまで乗っていきたいところですが、大垣でわざわざ乗り換え時間を待つよりもそのまま西へ向かったほうがスムーズだと思います。


この日の沿線の積雪状況はこの程度、雪の心配をせずに快調に進めたのは助かりました。
本当なら出発日はもう数日後にしたかったのですが最強寒波がやってくるぞと脅されていたため通れなくなる前に鈴鹿峠または関ケ原を越えておかないと…と行動しておいて正解でした。


11:25 寝物語の里
やはり旧五街道というのは雰囲気があっていいものです。垂井一里塚や醒井宿場など素敵なスポットが多く楽しかったです。
このあたりから雨が降ってきており体力がじわじわと削られていきます。雪じゃないだけマシではありますが。


11:55 名神高速道路伊吹PA(ぷらっとパーク)
旧中山道である国道21号線から少しだけ寄り道し伊吹PAにお昼ご飯を食べに来ました。


ここはセブンイレブンと松屋があるだけの比較的小規模なパーキングエリアですがそれでも全然ありがたいです。国道沿いを走っているだけだと牛丼屋チェーンなんてないので。
この松屋は高速道路仕様の少々特殊なお店でした。飲食テナントが松屋だけであるためPAによくあるうどんそばの類の提供も松屋が担っています。
折角なのでとろろそばと牛めしのセットにしました。なか卯などがそうですがあくまで丼ものがメインで小うどんを付けるスタイルは分かりますがここでは逆転しています。




摺針峠を越えて近江鉄道鳥居本駅へ。ちょうど目の前で列車が行ってしまったため1時間待ちとなってしまいましたがこのレトロな駅舎を味わうことを考えるとこれでよかったなと感じました。


近江鉄道のサイクルトレインは専用のスペースが設けられている代わりに座ることが出来ません。この点は養老鉄道や三岐鉄道のほうが休憩に向いている気がします。


終点の貴生川までは乗らず水口で下車。東海道(国道1号線)ルートに最も近い駅でここで降りるのが一番都合がいいかと思われます。
少しだけ進んで16:30頃草津線三雲駅に到着。先にも書きましたが最強寒波前に峠を越えるべく予定を前倒ししていたためここに自転車を置いて一旦名古屋に戻って用事を済ませます。


115系が撤退してから阪和線仕様の223系が入った草津線、未だに違和感があります。



2日目 2/18
14:28に草津線で三雲駅に戻ってきました。この時間から漕ぐとなるとそこまでと奥には行けませんが後々のことを考えて行けるところまで進むことにしました。
主に東海道に沿って逢坂山まで向かうつもりでしたが途中草津川に沿って進む箇所で気が変わりそのまま湖岸道路に抜け、イオンモール草津で休憩しつつ浜大津に抜けました。
急がば回れで知られる矢橋ルートなので瀬田の唐橋を通るよりも距離は短くなっています。


東海道と奈良街道の分岐点、髭茶屋追分。かなり好きな旧街道遺構のひとつです。
何度も通っているためこの先の国道1号線を越える箇所の攻略も慣れたものです。初見だと迷いがちなポイントだと思っています。

山科から南下し勧修寺から名神高速道路に沿った旧東海道線深草ルートで竹田へ。その先1号線バイパス久御山経由で大阪方面を目指します。
京都市街地に用があるのなら東山越えをすればいいと思いますが、そうでないのであればこのルートが起伏も少なく一番気やすいと思います。

この日の目的地は国道1号線沿い枚方の快活CLUB。バイパスの第二京阪ではないほうの国道1号線になります。
松井山手の山越えを嫌って早めに第二京阪を離脱したのですがこれはあまりいい判断ではなかったなと思いました。
特に八幡市内はなんで全く歩道が無いんでしょうか、バイパスのほうは立派な歩道が整備されているのに対して無印のほうには歩道がありません。
自転車目線では「歩道がなく交通量が多いため走行に適さない」という意味でバイパスは捉えがちなのでここは逆転している気がします。



3日目 2/19



3日目はなるべく大きな道を通って大阪都市部を抜けていきます。
国道1号線から道なりに府道13号線に入り大日の交差点で左折、大阪モノレールに沿って都市部の外縁を進みました。
現在大阪モノレールの終点となっている門真市から奈良線と交差する瓜生堂まではモノレールの延伸工事中区間。
軌道桁が続々と組みあがっており延伸が待ち遠しいところです。

瓜生堂からそのまま南下すると久宝寺口駅を経由し久宝寺~加美駅間の関西線に当たります。
ここで進路を西に変えて少し進みます。
加美・新加美の両駅は非常に近い位置に存在していますが一応別の駅として扱われています。これだけ近いのは関西線とおおさか東線が分岐する箇所から非常に近い位置であるため。
現在ではこの2路線の分岐だけですがかつてはここからもう1方向線路が伸びていました。それが阪和貨物線。
久宝寺駅があるあたりにかつて存在した龍華操車場から吹田操車場方面は城東貨物線(現在のおおさか東線)、阪和線方面は阪和貨物線で結ばれており大阪南部の貨物輸送の拠点として重要だったことが伺えます。




阪和貨物線は2004年に休止、その後廃止された路線であるため流石にもう残っていないのかなぁと思っていましたが加美に近い辺りでは結構当時のままで残っていて驚きました。


線路が今も残る廃線跡。メトロの出戸駅付近からはここまで廃線を感じるものはなくなっていきます。


出戸では長居公園通が阪和貨物線を立体交差で越えています。しかし越える対象が無くなってしまったため立体交差に付随していた歩道は封鎖されていました。
なんかこの感じ、別府鉄道土山線を越えていた明姫幹線の高架に似たものを感じます。




そのまま阪和貨物線に沿って杉本町へ。南海の線路を越えて阪堺電車沿いの紀州街道を進みます。






このあたりで充電が無くなってきたので浜寺石津の快活CLUBで休憩。そんなに眠くもなかったので久々にカラオケを楽しみます。
約2時間ほどの休憩を経て14:30頃に活動再開。この間に通り雨があったようで路面は濡れていましたが降られなくてよかった。




…などと思っていたのですが、岸和田に入ったあたりから吹雪いてきました。
なんで泉州で雪が降るんですか、これが最強寒波の力ですか。


吹雪の平壌郊外。流石に寒すぎます。


浜寺で充電してきたばかりなので電池残量だけで言えば十分和歌山まで行けるのですがこの吹雪の中日没後の孝子峠を越えるのは無理だと思い宿を確保。




今回泊まったのは泉佐野駅に隣接したホテルレフ。いい感じにお洒落な外観で空港利用者を想定したような雰囲気があります。




そういえば道中思ったのですが、泉州地区は海側を下り、山側を上りと呼称するようです(参考)
こういうローカルなもの見つけると嬉しくなっちゃいます。



つづく


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リアルストリームで高知~名古屋往復サイクリング(往路)

2025-03-03 10:45:45 | 日記
すっかり記事にするのを放置しておりました、高知~名古屋サイクリング。シェアサイクルではなく自前の自転車なので外圧が加わることもなくなかなか書こうという気にならず…
このたび復路を漕ぐ機会があったのでこれを機に簡単にまとめておこうと思います。
今回のサイクリングでは電動アシスト自転車用の充電器を携帯しました。
満充電から0になるまで約70~100kmを漕いだらホテルや快活CLUBで充電をしてまた漕ぐという感じで進んでいくことになります。

〈往路 高知~名古屋 2024-3/25~27〉

今まではGoogleマップのタイムラインを活用していましたが知らん間に改定されていました。
PCから閲覧できなくなるだけだろうと思っていましたが、なにも設定をしないとモバイルでも3か月で自動削除されてしまうんですね…



あいにくの天候の中、高知から名古屋を目指すのにもかかわらず伊野の方向へ西に向かいます。




8:35 伊野駅から10kmと比較的近い場所ながらかなり朝霧がかかっていい雰囲気の名越屋沈下橋。
ということでNagoyaまで漕いでまいりました…なんて言うわけはありませんね。




国道194号線を北へ進んでいきます。枝畝トンネル・新大森トンネルと比較的長めのトンネルで山を貫いていってくれるので四国山地を縦断する割には楽に漕げました。


13:06 道の駅木の香にてきじラーメン。食用キジが有名なようで道沿いでもいくつか見かけましたが道の駅で手軽に味わえるのは嬉しいですね。美味しかったです。
なお、この道の駅ですが2024年5月末で指定管理者撤退により閉業、その後8月1日からはいの町直営に体制を変更し再開したようです。
サイクリスト目線で言えば峠の手前という休憩にはかなり助かる立地なので残ってくれるのは良かったなと感じました。温泉施設も併設されているので次来る際には寄ってみたいところです。


13:48 道の駅木の香からすぐ、寒風山トンネル高知側に到着。


このトンネルは長さ5,432mとかなりの長さとなっており、5,000mを越えていることから危険物積載車両の通行が禁止されています。
日本のトンネルとしては第17位とそんなに高くない気がしてしまいますが、無料で通行できるトンネルとしては日本一の長さとなっています。
また、歩行者・自転車の通行が認められているトンネルとしてもこの寒風山トンネルが最長となっております。
自転車で向かうなら旧道の寒風山隧道を行ったほうがメジャーなのかもしれませんが、この時期は冬季閉鎖中。日本一のトンネルを通っていくこととなりました。


愛媛県に入ると霧雨が振っておりかなり視界が悪くなっていました。
寒風山トンネルは高知から愛媛にかけての下り坂となってるので一切漕ぐことなく転がっていけたのが助かりました。


15:32 ガスト西条店にて休憩
このあと乗船のオレンジフェリーの乗船開始が20:00(出発22:00)なのですが寒風山からの下りがあまりに快調だったためかなり時間を持て余してしまいました。
ガストでダラダラおやつを食べ、フジグラン西条をうろついてから併設のゲーセンでオンゲキをするなどして時間を潰しました。
やっぱりフジグランあるのは強いですね。




そろそろ行くかというタイミングで豪雨となってしまいました。最悪だ…
19:45 豪雨の中東予港に到着。




今回乗船するのはデラックスシングルのお部屋。事前に「マイバイクステイサービス」を予約していたため輪行袋に入れる必要もなく車両甲板でもなく、お部屋に自転車を持ち込むことが可能となっています。
ベッドに寝転がりながら自転車が見えるの結構違和感があってオモロですね。


オレンジフェリーといえば美味しいごはん。名物の宇和島鯛めしを頂きました。


お風呂上がりにはおでんを。うまい。


翌朝、朝食をさっといただいてから下船。


6:22 大阪南港フェリーターミナルから2日目スタートです。

茨木からJR・阪急に沿うように国道171号線を漕いで京都へ。
途中でバッテリー残量が無くなってきたので京都南の快活CLUBで休憩&充電を実施しました。


京都~大津の移動は今まで旧東海道蹴上ルート、旧東海道本線深草ルートは通ったことがあるので第三のルートとして清水山を抜ける1号線ルートで向かいました。


17:30 京津線に沿って逢坂山を越えていきます。そろそろ日が暮れてきますね…


20:30 この日は甲賀市水口のルートインに宿泊することにしました。

3日目。
水口の市街地で近江鉄道を撮影、サイクルトレインを実施しているので活用するのも面白そうですが今回は見送りとなりました。


土山の宿場を通り、旧東海道ルートで進みます。


9:05 鈴鹿峠
ここを抜けると三重県亀山市に入ります。




11:05 三重県内に数店舗展開しているおにぎりの桃太郎。
あすなろう鉄道追分駅すぐの位置にあり店内飲食もできます。


日永の追分、何度見ても立派でかっこいい。




12:10 富田駅
JRから三岐鉄道に譲渡された211系がたくさん並んでいました。1年近くたちますが未だ営業運転についていませんね、そろそろだとは思いますが。


最後は国道23号線を通って名古屋へ。お疲れさまでした。


なんやかんやあって高知~名古屋を漕いできました。
地図を見るとわかるのですが大部分をフェリーに頼っており実際に漕いだ距離はそんなでもないというのがお分かりかと思います。

こちらはあくまで往路、復路は最近漕いで来たので今回の記事よりも色々と細かいところを書けるかと思います。
記憶が薄れないうちに続きを書きたいとおもいます。

つづく


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同人活動グッズのBOOTH開設について

2025-01-31 12:25:06 | 日記
こんにちは、お久しぶりです。
以前からたくさん作成してきた同人グッズですが、コミックマーケット現地頒布だけではもったいないなと感じたのでBOOTHを開設し置いておくことにしました。
よろしくお願いいたします。


https://motoryama7011f.booth.pm/

  
過去の同人誌に関しては変わらずメロンブックスにて委託しております。
https://www.melonbooks.co.jp/circle/index.php?circle_id=119572
紙媒体とグッズでサイトが分かれてしまうのは心苦しいところですがご了承ください…




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GTX-Aと釜関フェリー

2024-12-24 13:20:00 | 旅行

時間を置きすぎている韓国旅行記、今年中にまとめてしまうことにします。まだまだ書くべきことがあるので記事化を見送ることはできないなと思いまして。
2泊目の東横インで今回は朝食を食べられました。手軽に韓国料理を食べられるのが本当にありがたいです。

何となく乗った列車が龍山急行だったためソウルの手前龍山で終点となってしまいました。仕方がないので龍山から京義中央線に乗車。
奥のほうに高床の郊外列車「ITX-青春」が止まっているのが見えます。ダブルデッカー中間車が印象的で乗ってみたいなぁと思うものの今回は乗りません。


電鉄線なのに15分間隔だったりと本数が少ない京義中央線。待ち時間でKTXイウムの通過も撮れました。


玉水駅でオレンジ色の3号線に乗り換え、ソウルの東の高速鉄道ターミナルがある水西(スソ)にやってきました。


(※この地図では3号線は省略しています)
京釜高速線は天安牙山・光明を通り衿川区庁からソウルに向かうのですが衿川区庁~ソウルの約17kmは在来線走行となるため速度が出せません。
これを改善する目的で作られたのが水西平沢高速線。平沢芝制(ピョンテクチジェ)・東灘(ドンタン)を通って水西(スソ)に至ります。
水西はソウルの東部、江南にほど近いものの何とも言えない立地な印象はあります。ソウルからも1時間ほど時間がかかります。


ここに2024年3月に新たにできたのが首都圏広域急行鉄道「GTX-A」です。これに乗りたくて水西まで来たのです。
現状まだ暫定開業で利用者がそこまでおらず、広大なGTX-Aホーム上のスペースに展示がされていました。
このGTX-Aというのは広域“急行”電鉄の名前の通り、従来の広域電鉄よりも速達性を重視する地下鉄路線となっています。
現在開業している水西~東灘の約22kmの区間は全区間がすでに開業している水西平沢高速線を活用した区間です。
また、将来的には水西から延伸、ソウルを通って雲井方面まで向かうことが出来るようになります。


この日は16時頃に釜山につく旅程なのでGTX-Aに乗りたいのならば水西~東灘で乗車し東灘からは釜山行きの高速鉄道SRTに乗るのが一番スムーズで早い選択肢です。
ただ、SRTはKTXと比べて安いため当日に現地に行っても残念ながらもう席は残っていません。ネット予約をしようとすると韓国の住民登録番号の入力を求められるため外国人の乗車は困難です。


そんなSRTですが、東灘までの1駅だけであれば空席をゲットすることが出来ました。
東灘まで乗車しGTX-Aで駒城(クソン)に戻り水仁・盆唐(スンイ・ブンタン)線で京釜線の水原に抜けるルートで乗車していきます。


SRTに使われる当初湖南高速線のKTXダリアンの車両。クリーム色ベースでKTXと大きく異なる塗装をしていますが車内はKTX山川とほぼ同じです。


1駅だけ乗車し東灘駅で下車。GTX-Aが開業した今でも意外と1駅だけ乗車する人っているんだなと驚きました。まあGTX-Aの本数少ないですからね…


この駅は大深度地下に設けられているためとんでもなく深い場所に駅があります。
ホームがあるのはなんと地下6階、構内図で階段・エスカレーターの主張が激しくなっています。


この駅の構造は光明駅に似た構造で、真ん中に通過線があり外側に高速鉄道の発着線(光明駅と異なり1線のみ)、さらに外側にGTX-Aの電鉄線ホームが設けられています。
このため両外端にあるGTX-Aは降車ホームと乗車ホームが分かれています。ここも光明シャトル同様にどこかへ引き上げてから折り返すのでめんどくさそうです。
ちなみに水西駅は駅手前で分岐し駅自体が分かれているため問題はないようです。




こちらがGTX-Aのホーム。電鉄線のよくあるホームと同じくスクリーンドアが設置されています
向かい側にはSRTのホームがあり連絡会札も設けられています。段違いのホームは韓国内でよく見かけるのでそんなに違和感はありません。


スクリーンドア越しにGTX-Aのお顔を撮影。高速走行するため流線形の前面となっています。


車内はいたって普通の電鉄線といった雰囲気。暫定開業で現在30分に1本程度しか列車が走っていないのと昼頃というのもあってか11:12発の列車は1両に2名程度しか乗っていませんでした。撮影がしやすくて助かります。


ドア上の路線図はこんな感じ。開業前の区間も既に表記されています。


普通の雰囲気でしたがドアが閉まると違和感が仕事をし始めます。高速走行に耐えられるように新幹線に用いられるような気密構造の片開きドアが1両当たり片側3カ所設けられています。




全区間地下線ゆえにあんまり速さを感じることはありませんが速度計を見ると170km/h出ているんですよね。
特急はくたかやスカイライナーよりも速い速度で爆走する地下鉄なんて面白すぎます。最高速度は180km/hと紹介されているので残りは回復用とかでしょうか?
高速走行アピールのために速度計を見えるようにしているのは分かってるなぁという感じがしました。


ドアの開き方が地下鉄とは思えません、すっごい。

さて、ここからは簡単な紹介のみで終わろうと思います。




流線形と釣り目ライトがかっこいいITXセマウル号で水原から太田へ。前に乗った時は立席で潰されていたのでちゃんと乗るのは初めてだったのですが、走行中の新道がやたらと大きい印象がありました。




大田からはKTXに乗り換え、最後は贅沢に特室利用にしました。


特室の楽しみといえば無料サービスのスナックだよなぁと思っていたのですが一向にやってきません。
とりあえず無料水ペットボトルの自販機だけ貰いに行こうと思ったらその向かい側にセルフサービス形式で置かれていました。
内容は5年前と変わらずナッツ1袋とチョコチップクッキー2袋でした。いつかはSRTの特室にも乗ってみたいものです。


途中大邱ではつい最近12/14に開業した(訪問時はまだ未開通)大邱圏広域鉄道の車両がたくさん置かれているのを見られました。
今までの電鉄線は最小単位が4両編成でしたが大邱では2両編成が新たに採用されました。あと奥のほうには何かの前面モックアップらしきものが見えますね。


釜山駅に到着。今まで韓国旅行では毎回釜山からスタートしていたので帰ってきたなぁという感覚があります。




さて、釜関フェリーの星希で下関へ向かいます。出港が21:00なのに旅客受付を終えるのが17:30なのはどうにかならないんですかね…
19時ごろに乗船開始となりました。






やはり夜の釜山はいいものです。広安大橋を潜るのを見届けてお部屋へ、今となっては珍しくなった2等雑魚寝にしました。




最後は5,000円相当のJ-WESTポイントで山陽新幹線が乗り放題のおかしいきっぷで帰りました。
この手のきっぷでよくある指定席交付6回までとあったので席を押さえようと思ったところ何故か普通車指定席だけでなくグリーン車指定席も選択できてしまいます。
確かに券面を見るとグリーン券とも書いてあります。5,000円で新大阪~博多をグリーン車で3往復できるの流石におかしいですよ…


私は小倉~新大阪の片道のみの利用でしたが既に元が取れているのは言うまでもありません。

そんな具合で最後は駆け足となりましたが韓国旅行記はこれでおしまいとなります。
5年ぶりの韓国鉄道旅、かなり大きく変わっていて面白かったです。今後もどんどん新線が開通するので定期的に訪れたいなあと思っています。


〈宣伝〉



コミケに出ます。よろしくお願いいたします。



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タルンイを使って漢江サイクリング

2024-12-04 23:08:05 | 日記

ソウル駅から移動し、9号線鷺得(ノドゥル)駅にやってきました。




ソウルや永登浦でもそうでしたが、街中にいろいろなシェアモビリティが溢れているというのは魅力的です。
その中で私が借りたのは緑色が目立つタルンイ。アシストはついていませんがこの手のものでは一番普及しているのかなぁという感じがします。
アプリは多言語に対応しており旅行者でも利用できるというのは非常に魅力的です。






ソウルを流れる漢江(ハンガン)という大型河川にはかなり立派なサイクリングロードが整備されており、アクティビティとして定着している印象を受けました。
道中タルンイの利用者とすれ違うことも多くありました。
韓国は右側通行なのでちょっとだけ違和感がありますが、歩道が明確に分離されたこのサイクリングロードはかなり走りやすかったです。


夕暮れ時の漢江。2号線の高架橋と奥に見えるのは弘大(ホンデ)の高層ビル群です。


1,000ウォンで購入した1時間券を使って鷺得駅から堂山(タンサン)駅へ。対戦ありがとうございました。


となるかと思いきや、タルンイは少し変わったシステムを採用しています。
1時間券・2時間券・1日券と売り分けがされているものの最安の1時間券だけで基本的には事足るかと思います。
こちらは「1時間以内に自転車を返却してくださいね」ではあるものの1回限りではなく初回購入から24時間以内であれば何度でも発動可能です。
そのため1時間以内に毎回返すことさえ守れば24時間券として活用できる面白いシステムとなっています。なのに1,000ウォンとかいう破格。すごい…

堂山駅から漢江を渡って合井(ハプチョン)駅までタルンイを漕いで行きます。
途中には仙遊島(ソニュド)という中州みたいな小さな島を経由するルートになっています。


政府機関や金融機関の集積地、汝矣島(ヨイド)の高層ビル群を背景に進む2号線の電車。これが撮りたかった。


めいっぱいタルンイを満喫し合井駅にて返却。乗車予定の列車の発車8分前というかなりギリギリまで遊んでしまいました。
時刻は17時半ごろ、帰宅ラッシュが始まるくらいの時間にただでさえ本数が少なく混みあいがちな京義中央線の混雑に潰されながら乗車。




やって来たのはソウルから15kmほど離れた場所にある幸信(ヘンシン)という駅。
ここはKTXの車両基地を擁する駅で基本的にソウルを起点とする京釜高速線や龍山を起点とする湖南高速線の列車のうち出入庫を伴うもののみ営業運転されているというちょっと変わった駅です。
感覚的に一番近いのは博多南線でしょうか。


あくまで出入庫のついでなのでソウルまでは全区間在来線をとことこと走るだけですが、今回の旅行で初の初代KTX。楽しかったです。
幸信駅から乗る人ってほぼいないんだろうなと思っていたのですが1両当たり10名ほど乗車があり驚きました。
KTX青龍は日本の新幹線に近い雰囲気でしたがこちらは完全にヨーロッパの車両をベースとしているため異国感があって結構好きです。


ソウル駅で多くのお客さんを乗せたのち私が降りたのは次の停車駅光明(クァンミョン)駅。
大きなドーム状の駅舎に通過線を中央に挟んだ巨大な駅となっています。


この駅には高速鉄道だけでなく広域電鉄も乗り入れているのが特徴です。
仁川空港駅がそうだったようにKTX用の低床ホームとは別に広域電鉄の高床ホームが設けられています。
広域電鉄のホームは高速鉄道の通過線・発着線のさらに外側に位置しています。


そのため片側は降者専用・片側は乗車専用の扱いがされていました。
折り返しの際には降車ホームで折り返し、光明駅のソウル方に位置する車両基地への連絡線は立体交差で本線と支障しない構造となっているため引き上げたのち乗車ホームへ据え付けているそうです。


先程から紹介している光明駅を発着する広域電鉄は光明シャトルと呼ばれています。
元々は1号線と共通の10両の電車が走っていたそうなのですがあまりにも誰も乗っていなかったため4両編成の短い電車に置き換えられました。
光明駅はこれだけの規模がありながら在来線の連絡が無い単独駅。それでは不便だろうということで京釜高速線が終わり在来線に合流する衿川区庁(クムチョングチョン)駅から光明駅までの5kmほどの区間を広域電鉄が乗り入れちゃえばいいんだという発想で生まれました。すっげぇ…
しかしながら本数は極端に少なく、1時間に1本程度しか列車がありません。広域電鉄とは思えない本数の少なさ故に次の列車を板で出すことが出来てしまっています。
なお下の注釈みたいなところには、バスで1号線冠岳(クァナク)駅に抜けることもできますよと書かれています。この本数だとそっちのほうが早いことも多いんでしょうね…


「釜山方向 ATC区間 進入禁止」の標識が建てられています。
光明シャトルは折り返しの際もソウル方の基地に引き上げているのですが普段使わない釜山方には保安装置の関係で進入することが出来ません。
高速線では在来線のATSと異なりATCが用いられているのですが広域電鉄はATSしか搭載していないためこのような措置になっています。
調べてもわからなかったのですが、衿川区庁~光明の間の保安装置はどういう扱いを受けているのでしょうか?
おそらくですが、山手線が臨時列車用に色灯式信号機を残しているようにATCとATSの2つの扱いを併存しているんじゃないかなと思います。
光明シャトル専用車両にATC積めば終わる話なのになぁと思いましたが、よく考えたら当初は1号線の電車がそのまま入ってきていたんでしたね…


ソウル都市圏では珍しくスクリーンドアがない柵だけのスタイル。まあこの本数ならそうなりますか。
宿のある永登浦まで直通で行ってくれるのが助かります。


さてこの列車、よくわからない特殊な取り扱いをして運転している変なところに惹かれて乗りに来たのですが来年2025年には廃止されてしまうんじゃないかと思っております。
車庫に引き上げる複雑な運行形態、10両編成が走り回る1号線に突っ込んでくる4両編成の変なやつという取り回しの悪さがあり代替案が出来れば止めたいはずです。
光明を通り1号線石水駅への連絡、というよりそのままソウルまで行ける新安山線という新たな路線が2025年開業予定です。
あくまで予定なので遅れることがあるかもしれませんが、新安山線が出来たら光明シャトルは存在意義を失います。それを考えるとこのおもしろ列車は早めに乗っておくべきなのかなと思います。


この日の晩御飯は永登浦駅のロッテリアで。日本とメニューは結構異なり面白かったです。


プルコギバーガーとポテト、レモネードのセットを注文。折角なのでバターパンのオプションもつけてみました。
ポテトにケチャップが付いてくるのいいですね。
サイドメニューにはオニオンリングならぬイカリングがあり韓国ではポピュラーだそうです。次来たときに頼んでみよう。


結構スパイシーでしたが美味しかったです。流石本場の味。

と思っていたのですがロッテリアって日本のほうが先だったんですね、韓国発祥のものだと勘違いしていました。


ホテルへの帰り道、駅前に大量に集うタルンイ。結構利用されているのりものであることが伺えます。

つづく


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