池袋のカプセルを出て駅へ。初のカプセルホテルでしたが、まあ寝るだけならありかもしれません。
お風呂もちゃんとついてますし、減光しないしうるさかったりのネットカフェよりは寝れる気がします。
準急 飯能行に乗車。西武鉄道に乗るのって実はこれが初めてだったり。
近江とか三岐とかあっちでしか乗ったことがなかったものでw
西武鉄道の二大本線、池袋線と新宿線の交差駅、所沢で下車します。
このころ丁度朝7時ごろ、有名と話には聞いていた所沢駅の狭山そばで朝ごはんとしました。
数年前に店舗を改装したようで、非常に綺麗な店内でした。
結構暑い日だったのでたぬきそばの冷を注文。
見た目は普通のそばでしたが、なんというか、そばが濃いような気がしました。
そば粉比率が高くてまとまりに欠ける感じってわけでもないのにそばの味が濃くておいしかったです。
私の舌なんぞあてにならないのであれですが、そばを挽いた時の皮まで使用するため深い味わいが特徴の出雲そばってありますよね、あれに近いかなぁ…?と予想してみます。
よくわからないですがそばの味がしっかり感じられて好きな味でした。美味しかった。
そばを食べた後ホームに行ってみると、特急レッドアローと長瀞方面への快速急行用4000系が並んでいました。西武鉄道の優等列車の並びって感じでかっこよかったです。
20000系。シンプルが設計コンセプトだそうですが、うーん確かにシンプル。
個人的にはこの西武30000系の方が好きですね。卵をテーマにしたという丸っこい形状と親しみやすい丸型ライトがかわいいです。
スマイルトレインの愛称で親しまれているのも頷けます。
シンプルな丸型ライトは私が大好きなバス、日野ポンチョに通じる何かがある気がします。いいデザインだなぁ。
西武狭山線に乗るため、所沢から1駅先の西所沢に移動。
狭山線の発車時刻のちょっと前に、池袋線快速急行の通過が見られる時間だったので撮ってみました。
4両編成を2本連結した堂々8両編成。この時点での前4両が御花畑経由長瀞行き、後4両が西武秩父経由三峰口行になります。
単に乗り換えの都合でいただけの西所沢駅ですが、ホームから撮ったにしてはなかなかいいんじゃないかなぁと。
西武球場前から西武遊園地まで新交通システム山口線に乗車。どう考えても儲かってるとは思えませんが…
結構な山の中を走る路線で驚きました。村山貯水池の湖畔に沿うように進みますが車窓から池が見えるかと言えばチラチラ顔を出す程度でした。
全線単線ですが路線の丁度真ん中あたりに東中峯信号場がありました。ドームのある日で増発をするときは使用する設備のようです。
唯一の中間駅、遊園地西駅。
路線全体に対したらかなり西武遊園地駅に近接した位置にあります。あくまで別の出入り口といった感じでした。
西武遊園地駅に到着。
ここからは多摩湖線の真っ白な電車で国分寺へ向かいます。
国分寺に到着。
多摩湖線は途中の萩山駅で拝島線に接続しますがそこまで旅客に動きがなく、代わりに終点の1つ手前の一橋学園からかなり乗ってきたのが驚きました。
これはこの後行った西武園駅での幕回し中に見たものですが、国分寺から1駅しかない一橋学園行きの幕が用意されています。
現在定期設定はなくなったようですが、過去に設定されていたことからもここ1駅だけ利用率が高いことがうかがえます。大学が街とか交通に与える影響ってやっぱ大きいんですね。
国分寺から東村山へは国分寺線に乗車。
さっき乗ってきた多摩湖線と経路が交差しますが交差地点に駅が設けられていないので大回り乗車しても問題はありません。
同じ会社ながら交差地点に駅を置かないこと、同じ会社ながら多摩湖界隈に西武球場前、西武遊園地、西武園と3つの駅がそれぞれ離れて置かれていること…
その裏にはかなーり複雑な歴史があるようです。
-こっからは路線図を見た方が何言ってるか分かりやすいかもしれません-(筆者がよく分かってない)
その前に。
西武鉄道って東京都心と所沢の間を新宿線と池袋線の2大幹線が通っていますが、この2つの路線、まるでライバル会社のように近い距離で並行していますよね。
例えるなら阪神と阪急のように。
ここにも1つ西武鉄道の深い歴史が見えます。元々は武蔵野鉄道の路線だった路線を吸収しこちらが今の池袋線に、元々西武鉄道の路線であった方が今の新宿線と国分寺線になっています。
この武蔵野鉄道と西武鉄道はかなりのライバル会社で、ともに観光資源として多摩湖を狙います。
この結果、武蔵野鉄道が今の狭山線を、西武鉄道が今の西武園線を敷設。
さらにここに不動産業が本業の会社が多摩湖開発のために多摩湖鉄道を設立、多摩湖線と萩山~小平の支線を開業させました。
こんな具合で3社が観光資源を奪い合った結果こんな複雑な路線網が形成されたという訳だそうです。
この界隈を紐解く上で非常にお勧めな本があるのでここでご紹介させていただきます(文字をクリックでリンク)。
所澤秀樹著 「鉄道地図は謎だらけ」光文社
私が持っているのは新書のものですが、文庫でも出ているようです。
今回取り上げた西武鉄道多摩湖界隈の謎だけでなく、変に離れた田原本線の両終点の謎、18きっぱー泣かせの窪川-若井の話や豊橋駅周辺での名鉄と飯田線の線路共用など鉄道地図を眺めているとちょっとおかしいなと思うことが豊富な図と写真を用いて詳しく解説されています。
個人的にかなりお勧めの一冊です。さぁ本屋へレッツゴー。
話が長くなりました。東村山まで乗車後、西武園線に乗車しました。
西武園駅にあった周辺地図。
多摩湖周辺の一帯、遊園地や球場までが描かれています。
西武球場前や西武遊園地は名が体を表すといった感じですが、西武園とはなんぞやと思っていました。
改札を出てみると、駅の一角に多数の臨時改札のようなものが並んでいます。
何かと思って進んでみると、競輪場でした。
東村山へ戻ります。
車体の表記を見て思ったのですが、西武鉄道の社紋って素敵ですね。
西の漢字を図案化しつつ野球ボールを組み込むとは流石です。
東村山から西武新宿までは特急レッドアロー 小江戸号に課金。ライナー列車的な利用も結構多いのかなぁとか思いました。
西武新宿に到着。
池袋と比べるとJRの脇のスペースに頑張って3面のホームを置いてますって感じがしました。
ホーム数だけでいえば決して手広なターミナルとは言えないのかなぁと。
新宿以降は後半に回します。
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