1987年ビルボード Billboard All American Top40、1987年4月11日付、2週目の1位はStarshipの"Nothing's Gonna Stop Us Now"。Starshipですが、ルーツは60年代のJefferson Airplaneまでさかのぼります。その後、1974年にJefferson Starshipとなり、さらに1984年、創設メンバーのポール・カントナーがバンドを去ったことによりStarshipとなりました。Jefferson Airplane時代の最高位5位の"Somebody to Love"、Jefferson Starship時代の最高位3位の"Miracles"と合わせると、この曲で15曲目のTop40ヒットで、5曲目のTop5ヒット、"We Built This City"、"Sara"に続く3曲目のNo.1ヒットです。
前週と変わらず2位、2週間の1位の大ヒット、Club Nouveauの"Lean On Me"。Club Nouveauですが、この曲がアメリカでは初めてのヒット、もちろん初めてのNo.1です。
3位は6位からアップ、Aretha Franklin and George Michaelの"I Knew You Were Waiting (for Me)" 。Aretha Franklinのアルバム『Aretha』からのシングルです。Aretha Franklinですが、初のTop40ヒットは1960年代、以来この曲で、39曲目のTop40ヒットで、1967年のNo.1ヒット"Respect"を含め、6曲目のTop3ヒットです。George Michaelは、Wham!での7曲を含め、この曲で9曲目のTop40ヒットで、"Wake Me Up Before You Go-Go"を始めとする3曲のNo.1ヒットを含め、6曲目のTop3ヒットです。
4位は3位からダウン、Genesisの"Tonight, Tonight, Tonight"。Genesisですが、イギリスの3人組ロックバンド。グループとしては最高位23位の初のTop40ヒット"Follow You Follow Me"から、この曲で11曲目のTop40ヒットで、No.1となった"Invisible Touch"を含め、この曲で4曲目のTop5ヒット。メンバー、元メンバーのソロでは、Phil CollinsにMike + the Mechanics、Peter Gabriel と、特にこの80年代半ばから、大ヒットを連発しています。
5位は7位からアップ、Crowded Houseの"Don't Dream It's Over"。Crowded Houseですが、オーストラリア出身のロックグループ、アメリカでの初のシングルヒットが5位まで上がってきました。
この週2週目の1位はStarshipの"Nothing's Gonna Stop Us Now"。邦題は「愛はとまらない」。最終的には1位はこの2週間。年間チャートは第5位。Starshipとして、初のNo.1ヒットで2週間の1位を記録した"We Built This City"の1986年の年間チャート14位、同じ年に1週間の1位で年間チャート24位の"Sara"に続く3曲目のNo.1ヒットで、長い歴史を持つロックグループStarshipの最もヒットしたシングルです。
"We Built This City"はこちらをご覧ください→→→
2曲目のNo.1ヒット"Sara"はこちらをご覧ください→→→
そのStarship、ルーツは60年代の半ばに結成されたJefferson Airplaneにまで遡ります。アメリカサンフランシスコ出身で1965年にデビューしたJefferson Airplane、1967年に初のTop40ヒット"Somebody to Love"が最高位5位を記録、70年代初めまで活動したJefferson Airplaneでは、この曲を含め2曲のTop40ヒット、その2曲共10位以内を記録しました。
1973年に、Jefferson Airplaneはいったん解散、1974年にJefferson Starshipに改名して活動を再開、翌年の1975年に"Miracles"が初のTop40ヒットで、最高位3位を記録、この時点でのバンド最高のヒットとなりました。その後、ヒットを重ね、Jefferson Starshipでは合計9曲のTop40ヒット、そのうち2曲がTop10ヒットとなります。
そのJefferson Starship、1984年に、ジェファーソン・エアプレイン結成時のメンバーで、残る唯一のメンバーだったポール・カントナーがバンドを脱退、創設メンバーがいなくなります。
その影響で、「ジェファーソン」や「エアプレイン」の名前が、創設メンバーの合意がなければ使えなくなり、バンドは「Starship」に改名、新たなバンド活動を出発させます。
その新生Starshipのファーストアルバムが『Knee Deep in the Hoopla』、そのアルバムから、前述の"We Built This City"、"Sara"の2曲連続のNo.1を含め、3曲がTop40ヒットとなり、アルバムも大ヒット、年間アルバムチャートでも13位の大ヒットアルバムとなります。
続くアルバム『No Protection』からのファーストシングルがこの曲、"Nothing's Gonna Stop Us Now"「愛はとまらない」。曲の作者は、ビックリしましたが、 希代のソングライターDiane Warren と Albert Hammondの共作です。
Diane Warrenは、この時点では、彼女の作った曲の大ヒット曲は、DeBargeの"Rhythm Of The Night"など、まだ数曲ですが、この曲の後は、大ヒットを連発するソングライターとなります。この翌年に 彼女が作者に名前を連ねるChicagoの"Look Away"が年間No.1になりますね。
Albert Hammondですが、もちろん、歌手として、「カリフォルニアの青い空」のヒットで有名ですが、ソングライターとしても才能を発揮、Leo Sayerの"Easy to Love"やThe Carpentersの"I Need to Be in Love"のヒット曲の作者でもあります。
この曲、初めてのNo.1ヒット"We Built This City"でも聞かせてくれた、Starshipの二人の看板ボーカリストGrace SlickとMickey Thomasの掛け合いが、この曲でも最高にマッチしています。
当時、グレイス・スリックは47歳、この時点で、女性歌手の最年長1位記録でした。1999年にシェール52歳の時に「ビリーヴ」が1位となり破られるまでこの記録が続くことになります。
今週 先週 song / artist
1 1 NOTHING'S GONNA STOP US NOW / STARSHIP
2 2 LEAN ON ME / CLUB NOUVEAU
3 6 I KNEW YOU WERE WAITING (FOR ME) / ARETHA FRANKLIN & GEORGE MICHAEL
4 3 TONIGHT, TONIGHT, TONIGHT / GENESIS
5 7 DON'T DREAM IT'S OVER / CROWDED HOUSE
6 5 COME GO WITH ME / EXPOSE
7 12 SIGN 'O' THE TIMES / PRINCE & THE REVOLUTION
8 11 MIDNIGHT BLUE / LOU GRAMM
9 10 LET'S GO! / WANG CHUNG
10 14 THE FINER THINGS / STEVE WINWOOD
11 8 THE FINAL COUNTDOWN / EUROPE
12 18 LOOKING FOR A NEW LOVE / JODY WATLEY
13 4 LET'S WAIT AWHILE / JANET JACKSON
14 17 WALKING DOWN YOUR STREET / BANGLES
15 13 WHAT YOU GET IS WHAT YOU SEE / TINA TURNER
16 9 MANDOLIN RAIN / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
17 22 DIED IN YOUR ARMS / CUTTING CREW
18 25 LA ISLA BONITA / MADONNA
19 20 STONE LOVE / KOOL & THE GANG
20 21 DOMINOES / ROBBIE NEVIL
21 19 THE HONEYTHIEF / HIPSWAY
22 24 COME AS YOU ARE / PETER WOLF
23 35 WITH OR WITHOUT YOU / U2
24 26 WHAT'S GOING ON / CYNDI LAUPER
25 29 CAN'TCHA SAY/STILL IN LOVE / BOSTON
26 27 SMOKING GUN / ROBERT CRAY BAND
27 15 SOMEWHERE OUT THERE / LINDA RONSTADT & JAMES INGRAM
28 36 SERIOUS / DONNA ALLEN
29 16 THAT AIN'T LOVE / REO SPEEDWAGON
30 37 THE LADY IN RED / CHRIS DEBURGH
31 23 AS WE LAY / SHIRLEY MURDOCK
32 42 HEAT OF THE NIGHT / BRYAN ADAMS
33 38 SHIP OF FOOLS / WORLD PARTY
34 34 I WILL BE THERE / GLASS TIGER
35 33 LIGHT OF DAY / THE BARBUSTERS(JOAN JETT & THE BLACKHEARTS)
36 41 TALK DIRTY TO ME / POISON
37 39 NOTHING'S GONNA CHANGE MY LOVE FOR YOU / GLENN MEDEIROS
38 44 BIG LOVE / FLEETWOOD MAC
39 48 RIGHT ON TRACK / BREAKFAST CLUB
40 54 I KNOW WHAT I LIKE / HUEY LEWIS & THE NEWS
前週と変わらず2位、2週間の1位の大ヒット、Club Nouveauの"Lean On Me"。Club Nouveauですが、この曲がアメリカでは初めてのヒット、もちろん初めてのNo.1です。
3位は6位からアップ、Aretha Franklin and George Michaelの"I Knew You Were Waiting (for Me)" 。Aretha Franklinのアルバム『Aretha』からのシングルです。Aretha Franklinですが、初のTop40ヒットは1960年代、以来この曲で、39曲目のTop40ヒットで、1967年のNo.1ヒット"Respect"を含め、6曲目のTop3ヒットです。George Michaelは、Wham!での7曲を含め、この曲で9曲目のTop40ヒットで、"Wake Me Up Before You Go-Go"を始めとする3曲のNo.1ヒットを含め、6曲目のTop3ヒットです。
4位は3位からダウン、Genesisの"Tonight, Tonight, Tonight"。Genesisですが、イギリスの3人組ロックバンド。グループとしては最高位23位の初のTop40ヒット"Follow You Follow Me"から、この曲で11曲目のTop40ヒットで、No.1となった"Invisible Touch"を含め、この曲で4曲目のTop5ヒット。メンバー、元メンバーのソロでは、Phil CollinsにMike + the Mechanics、Peter Gabriel と、特にこの80年代半ばから、大ヒットを連発しています。
5位は7位からアップ、Crowded Houseの"Don't Dream It's Over"。Crowded Houseですが、オーストラリア出身のロックグループ、アメリカでの初のシングルヒットが5位まで上がってきました。
この週2週目の1位はStarshipの"Nothing's Gonna Stop Us Now"。邦題は「愛はとまらない」。最終的には1位はこの2週間。年間チャートは第5位。Starshipとして、初のNo.1ヒットで2週間の1位を記録した"We Built This City"の1986年の年間チャート14位、同じ年に1週間の1位で年間チャート24位の"Sara"に続く3曲目のNo.1ヒットで、長い歴史を持つロックグループStarshipの最もヒットしたシングルです。
"We Built This City"はこちらをご覧ください→→→
2曲目のNo.1ヒット"Sara"はこちらをご覧ください→→→
そのStarship、ルーツは60年代の半ばに結成されたJefferson Airplaneにまで遡ります。アメリカサンフランシスコ出身で1965年にデビューしたJefferson Airplane、1967年に初のTop40ヒット"Somebody to Love"が最高位5位を記録、70年代初めまで活動したJefferson Airplaneでは、この曲を含め2曲のTop40ヒット、その2曲共10位以内を記録しました。
1973年に、Jefferson Airplaneはいったん解散、1974年にJefferson Starshipに改名して活動を再開、翌年の1975年に"Miracles"が初のTop40ヒットで、最高位3位を記録、この時点でのバンド最高のヒットとなりました。その後、ヒットを重ね、Jefferson Starshipでは合計9曲のTop40ヒット、そのうち2曲がTop10ヒットとなります。
そのJefferson Starship、1984年に、ジェファーソン・エアプレイン結成時のメンバーで、残る唯一のメンバーだったポール・カントナーがバンドを脱退、創設メンバーがいなくなります。
その影響で、「ジェファーソン」や「エアプレイン」の名前が、創設メンバーの合意がなければ使えなくなり、バンドは「Starship」に改名、新たなバンド活動を出発させます。
その新生Starshipのファーストアルバムが『Knee Deep in the Hoopla』、そのアルバムから、前述の"We Built This City"、"Sara"の2曲連続のNo.1を含め、3曲がTop40ヒットとなり、アルバムも大ヒット、年間アルバムチャートでも13位の大ヒットアルバムとなります。
続くアルバム『No Protection』からのファーストシングルがこの曲、"Nothing's Gonna Stop Us Now"「愛はとまらない」。曲の作者は、ビックリしましたが、 希代のソングライターDiane Warren と Albert Hammondの共作です。
Diane Warrenは、この時点では、彼女の作った曲の大ヒット曲は、DeBargeの"Rhythm Of The Night"など、まだ数曲ですが、この曲の後は、大ヒットを連発するソングライターとなります。この翌年に 彼女が作者に名前を連ねるChicagoの"Look Away"が年間No.1になりますね。
Albert Hammondですが、もちろん、歌手として、「カリフォルニアの青い空」のヒットで有名ですが、ソングライターとしても才能を発揮、Leo Sayerの"Easy to Love"やThe Carpentersの"I Need to Be in Love"のヒット曲の作者でもあります。
この曲、初めてのNo.1ヒット"We Built This City"でも聞かせてくれた、Starshipの二人の看板ボーカリストGrace SlickとMickey Thomasの掛け合いが、この曲でも最高にマッチしています。
当時、グレイス・スリックは47歳、この時点で、女性歌手の最年長1位記録でした。1999年にシェール52歳の時に「ビリーヴ」が1位となり破られるまでこの記録が続くことになります。
今週 先週 song / artist
1 1 NOTHING'S GONNA STOP US NOW / STARSHIP
2 2 LEAN ON ME / CLUB NOUVEAU
3 6 I KNEW YOU WERE WAITING (FOR ME) / ARETHA FRANKLIN & GEORGE MICHAEL
4 3 TONIGHT, TONIGHT, TONIGHT / GENESIS
5 7 DON'T DREAM IT'S OVER / CROWDED HOUSE
6 5 COME GO WITH ME / EXPOSE
7 12 SIGN 'O' THE TIMES / PRINCE & THE REVOLUTION
8 11 MIDNIGHT BLUE / LOU GRAMM
9 10 LET'S GO! / WANG CHUNG
10 14 THE FINER THINGS / STEVE WINWOOD
11 8 THE FINAL COUNTDOWN / EUROPE
12 18 LOOKING FOR A NEW LOVE / JODY WATLEY
13 4 LET'S WAIT AWHILE / JANET JACKSON
14 17 WALKING DOWN YOUR STREET / BANGLES
15 13 WHAT YOU GET IS WHAT YOU SEE / TINA TURNER
16 9 MANDOLIN RAIN / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
17 22 DIED IN YOUR ARMS / CUTTING CREW
18 25 LA ISLA BONITA / MADONNA
19 20 STONE LOVE / KOOL & THE GANG
20 21 DOMINOES / ROBBIE NEVIL
21 19 THE HONEYTHIEF / HIPSWAY
22 24 COME AS YOU ARE / PETER WOLF
23 35 WITH OR WITHOUT YOU / U2
24 26 WHAT'S GOING ON / CYNDI LAUPER
25 29 CAN'TCHA SAY/STILL IN LOVE / BOSTON
26 27 SMOKING GUN / ROBERT CRAY BAND
27 15 SOMEWHERE OUT THERE / LINDA RONSTADT & JAMES INGRAM
28 36 SERIOUS / DONNA ALLEN
29 16 THAT AIN'T LOVE / REO SPEEDWAGON
30 37 THE LADY IN RED / CHRIS DEBURGH
31 23 AS WE LAY / SHIRLEY MURDOCK
32 42 HEAT OF THE NIGHT / BRYAN ADAMS
33 38 SHIP OF FOOLS / WORLD PARTY
34 34 I WILL BE THERE / GLASS TIGER
35 33 LIGHT OF DAY / THE BARBUSTERS(JOAN JETT & THE BLACKHEARTS)
36 41 TALK DIRTY TO ME / POISON
37 39 NOTHING'S GONNA CHANGE MY LOVE FOR YOU / GLENN MEDEIROS
38 44 BIG LOVE / FLEETWOOD MAC
39 48 RIGHT ON TRACK / BREAKFAST CLUB
40 54 I KNOW WHAT I LIKE / HUEY LEWIS & THE NEWS