ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

デヴィッド・ボウイ David Bowie - Never Let Me Down(1987年の洋楽 Part38)

2023-09-28 22:00:57 | '87年洋楽
1987年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart38は、David Bowieの"Never Let Me Down"。最高位は9月26日付の第27位。年間チャートは圏外でした。

David Bowieですが、もちろん皆さん十分にご存知のロック界のスーパースター。私のブログにも、過去何回も登場していますが、この曲が残念ながら最後のTop40ヒットになってしまいました(正確に言うと最後ではなく、2016年に、"Lazarus"が最高位40位を記録していますが、集計方法が違いますのでこの曲は除きます)

David Bowieですが、改めて、1960年代から活躍するイギリス出身のロック歌手、グラムロックの先駆者として世界的人気のミュージシャンです。
初めてのシングルヒットは"Space Oddity"、イギリスで第5位を記録。アメリカではこの時はヒットしなかったようですが、1973年に再リリースされ、アメリカで15位を記録。アメリカでの初のTop40ヒットになります。

その後も特にアルバムを中心に大ヒットを続けますが、彼の9枚目のスタジオアルバム『Young Americans』収録の"Fame"がシングルカットされ、ついにアメリカでNo.1を記録、年間チャートでも7位と大ヒットとなります。

さらに、続いて1976年に"Golden Years"が10位のヒット、この2曲は、私が洋楽を聞き始めた頃のヒット曲で、特に"Golden Years"は、怪しげな魅力を持った曲で、今でも聞きほれてしまう不思議な名曲です。

その後はしばらくアメリカでもイギリスでもシングルヒットが途絶えますが、アルバムは全世界でヒットを続け、そしてNile Rodgersプロデュースのもと作成された14枚目のアルバム『Let's Dance』が1983年にリリースされ、全世界的に大ヒット、シングル"Let's Dance"が2曲目のNo.1を記録します。"Let's Dance"についてはこちらをご覧ください→→→

その後、1985年の「ライヴエイド(LIVE AID)」での活躍などをはさみ、1987年にリリースされた彼の17枚目のスタジオアルバム『Never Let Me Down』から、ファーストシングルの"Day-In Day-Out"が最高位21位、そしてセカンドシングルがアルバムタイトルのこの曲"Never Let Me Down"です。

曲の作者はDavid BowieとCarlos Alomar。Carlos Alomarですが、デビッド・ボウイと活動を共にしているプエルトリコ出身のギタリスト・ソングライターです。

曲は、軽快なダンスミュージックではあるものの、デビッド・ボウイらしい怪しげな雰囲気をも持っています。アルバムには、懐かしの名前Peter Framptonがリードギターを担当しているとの記載がありましたが、この曲については、作者のCarlos Alomarがギターを担当しているようです。

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27 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (太ったボンジョビ ( ´゚д゚))
2023-09-28 22:44:09
わわわわ、これはいけません、大御所中の大御所なのに、認識がありませんてしたぞ😃
やはり農繁期の秋、収穫の秋、性欲の秋、忙しくてFENからかかっていてもスルーしたのかな?
哀愁が漂ってますね、ボウイさんが明るくヤってるのになぜか終わりを……
そういえば1枚目のデイインデイアウトの紹介はありませんでしたね?
このころにボウイさんとともに、ベナターさんとトンプソさんにもそんな「ぉ、終わり?」を感じました。
この週になかなかのムーヴを見せているREOのみなさんもかも。
そんなみなさんの代表が超ビッグネームのボウイさんなのかな?⭐⛴️さん、本意を教えてくさい。
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80年代のD.Bowie (hannah)
2023-09-29 00:01:20
星船さん、こんばんは。
70年代はグラムロックと言われていましたが、80年代の入っての♪Let's Dance♪以降、ダンス系の楽曲が定着してきました。
それに加えてMTV時代で彼のPVはいつも渋くてカッコいいですね。
P.Frampton懐かしですね。
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最終のボウイの曲 (星船)
2023-09-29 13:37:52
太ったボンジョビさんこんにちは。
さすが太ボンさん、「明るくヤってるのになぜか哀愁が」が、ボウイの曲の良いところですね。1曲目の"Day-In Day-Out"もブログに載っけようかと思ったんですけどもねぇ、いつの間にか落ちちゃいましたんで、この曲が最終のボウイの曲になっちゃいましたです。
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Peter Framptonがリードギターで (星船)
2023-09-29 13:42:04
hannahさんこんにちは。
ボウイの任期は、曲もありますが、カッコいい!っていうのもあるでしょう。ステージはほれぼれするカッコよさですね。
このアルバムには、Peter Framptonが、リードギターで参加しているみたいですが、どの曲がPeter Framptonのものなのか、よく分かりません。シタールという、インド音楽のギターもこのアルバムで彼が弾いているようです。
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Unknown (ローリングウエスト)
2023-09-29 19:17:34
2016年デヴィッド・ボウイ死去のニュースは、全世界に大衝撃・喪失感を与えましたね。彼の影響力がいかに大きかったのかその偉大さにあらためて驚くばかり・・。次々と音楽スタイルを変化させ時代を先取りしていったデビッドボウイ、まさに「20世紀で最も影響力あるアーティスト」の冠名に相応しいのかもしれません。(ビートルズやストーンズは、最も影響を与えたのは当然俺達に決ってるだろ!と自負してるでしょうが・・苦笑) 
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影響は大 (星船)
2023-09-29 21:16:23
ローリングウエストさんこんばんは。
デヴィッド・ボウイが亡くなったのは2016年で、その直前にニューアルバム『Blackstar』をリリースして、まずまずのヒットを記録していました。そこへの訃報に驚きました。影響はものすごく大きかったですね。
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Greatful DeadからD.Bowie (hannah)
2023-09-29 21:49:17
星船さん、こんばんは。
Greatful Deadの次はD.Bowieと大物続きです。
一方は初で唯一のTop40ヒット、もう一方は最後のTop40ヒットと対照的でした。
彼が亡くなった2016年の初頭は、続いてG.Freyが亡くなり、大物の訃報が相次ぎました。
P.Framptonがシタールですか。シタールといえば、G.Harrisonと親交があった、ラヴィシャンカールを思い出します。
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Unknown (太ったボンジョビ 😪)
2023-09-29 22:50:10
すもません、私は70年代のボウイ、ポール(ウイングズ)、ジャーニーあたりにはほぼ興味がなく、アルバム売れてたんだなー、とFMfanの年間チャート振り返りで眺めていただけでありました。
しかしボウイさんのお初、スキャーリーモンスターズのアッシーズトゥアッシーズには妙に痺れましたです。拗ねたようなイントロからのなぜかシャウト、んで語り口調の遠くにささやくような声、そしてアシェトゥアッシェーのクサクサ…なんか良かったなあ。
ただ女の人が語るイッツノーゲームは「なし」ですよねー?
あとアルバム前の日本シングル「クリスタルジャパン」
どこにボウイさんが?
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大人気ロックアーチスト (星船)
2023-09-29 23:15:58
hannahさんこんばんは。
かたやイギリスのグラムロックの先駆者でありスーパースター、Greatful Deadといえば、アメリカのぶふーす・サイケデリックロックのスーパーグループと、対照的でありながらの大人気ロックアーチストでしたね。
私もやっぱり、シタールといえばジョージ・ハリソンです。
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『Young Americans』と『Station to Station』 (星船)
2023-09-29 23:20:34
太ったボンジョビさんこんばんは。
私は、結構デビット・ボウイ好きなんですよね。でもアルバム『Scary Monsters』は聞かなかったんですよ。このアルバムにはヒット曲もなかったんじゃあなかったでしたか。
『Young Americans』と『Station to Station』からしばらく聞かなくって、次は『Let's Dance』でした。長く活躍してくれましたね。
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