1982年5月8日付ビルボード All American Top40、ついに8週間ぶりに1位の交代がありました。
2位から上がっての1位はVangelisの"Chariots of Fire"。ギリシャ出身のキーボード・シンセサイザー奏者ヴァンゲリス、映画『炎のランナー』タイトル曲で初めてのTop40ヒットでもちろん初めてのTop1ヒットになりました。Hot100に22週目での1位獲得のスロー出世曲です
2位は3位からアップ、Paul McCartney and Stevie Wonderの"Ebony and Ivory"。Paul McCartneyとStevie Wonderのスーパースター同士のコラボレーション。ヒットしないわけはありません。ゆっくり上がってきたVangelisとは対照的にHot100の29位に初登場→21位→6位→3位→2位とたった5週で2位まで上がってきました。
7週間の1位からダウンして3位、年度を代表する大ヒット、Joan Jett and The Blackheartsの"I Love Rock and Roll"。初めてのヒットで1位となりました。Joan Jett、そう元The Runawaysのギタリストで、ソロになって初めての大ヒットです。The Runawaysは日本では大人気でしたが、アメリカでは全くヒットしていませんで、アメリカのチャートでは初めてのヒットがこの曲です。
5位から上がって4位はRick Springfieldの"Don't Take To Stranger"。2週間の1位を記録した"Jessie's Girl"に続くTop5ヒットになりました。
4週間の4位からダウンして5位はJ. Geils Bandの"Freeze Frame"。大ヒットアルバム「Freeze Frame」のタイトル曲で、アルバムからのファーストシングルカットで6週間の1位を記録したメガヒット"Centerfold"に続くTop5ヒットになりました。
この週5位はJ. Geils Bandの"Freeze Frame"。最高位は4月10日から4週間続けた第4位。年間チャートは49位でした。
J. Geils Band、デビューは60年代後半でその頃はブルースやR&B色の濃いロックンロールサウンドが中心でしたが、70年代に入るとポップス色も入るようになり、1974年にリリースしたアルバム「Nightmares...and Other Tales from the Vinyl Jungle」収録の"Must of Got Lost"が12位のヒットを記録して人気ロックグループとなります。
その後しばらくヒットに恵まれませんでしたが、1978年に出したアルバム「Sanctuary」と次の1980年に出したアルバム「Love Stinks」の2枚は泥臭い中にもポップス色もある素晴らしい出来のアルバムでした。
このアルバムに入っていたシングルヒット、"One Last Kiss"や"Comeback"、"Love Stinks"などはカッコよく大好きな曲でした。
そして1981年に出したアルバム「Freeze Frame」がアルバムチャートのNo.1、ファーストシングルカットされた"Centerfold"でついに爆発的なヒットを記録します。そのアルバムから2曲目のシングルがこのアルバムタイトル曲"Freeze Frame"です。
"Freeze Frame"ですが、メンバーの Seth Justman と Peter Wolfによる共作。
ピーター・ウルフのボーカルが目立ちますが、そんな中にもポップであり、ノリのよいダンスミュージックでありました。シャッター効果音が良いですね。
R&B/Hip Hop Singlesチャートでも25位を記録するヒットになっています。
このアルバムを最後にピーター・ウルフがバンドを脱退してソロ活動を開始、「Freeze Frame」の次のアルバム「You're Gettin' Even While I'm Gettin' Odd」は全くと言っていいほどヒットせず、1985年に活動を停止してしまいます。
今週 先週 song / artist
1 2 CHARIOTS OF FIRE / VANGELIS
2 3 EBONY AND IVORY / PAUL MCCARTNEY & STEVIE WONDER
3 1 I LOVE ROCK 'N ROLL / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
4 5 DON'T TALK TO STRANGERS / RICK SPRINGFIELD
5 4 FREEZE FRAME / J. GEILS BAND
6 8 867-5309 / TOMMY TUTONE
7 6 WE GOT THE BEAT / GO GO'S
8 9 65 LOVE AFFAIR / PAUL DAVIS
9 10 I'VE NEVER BEEN TO ME / CHARLENE
10 11 DID IT IN A MINUTE / DARYL HALL & JOHN OATES
11 13 GET DOWN ON IT / KOOL & THE GANG
12 14 THE BEATLES MOVIE MEDLEY / BEATLES
13 15 THE OTHER WOMAN / RAY PARKER JR.
14 16 ALWAYS ON MY MIND / WILLIE NELSON
15 20 HEAT OF THE MOMENT / ASIA
16 21 DON'T YOU WANT ME / HUMAN LEAGUE
17 17 GOIN' DOWN / GREG GUIDRY
18 7 DO YOU BELIEVE IN LOVE / HUEY LEWIS & THE NEWS
19 23 EMPTY GARDEN / ELTON JOHN
20 22 HANG FIRE / ROLLING STONES
21 26 RUN FOR THE ROSES / DAN FOGELBERG
22 28 MAN ON YOUR MIND / LITTLE RIVER BAND
23 12 KEY LARGO / BERTIE HIGGINS
24 30 STILL IN SAIGON / CHARLIE DANIELS BAND
25 27 MAGNUM P.I. (THEME) / MIKE POST
26 18 EDGE OF SEVENTEEN / STEVIE NICKS
27 32 MAKING LOVE / ROBERTA FLACK
28 29 STARS ON 45 III / STARS ON 45
29 34 FANTASY / ALDO NOVA
30 37 IT'S GONNA TAKE A MIRACLE / DENIECE WILLIAMS
31 19 PRETTY WOMAN / VAN HALEN
32 33 LET'S HANG ON / BARRY MANILOW
33 39 MY GIRL / DONNIE IRIS
34 40 WAKE UP LITTLE SUSIE / SIMON & GARFUNKEL
35 38 SHANGHAI BREEZES / JOHN DENVER
36 36 IF I HAD MY WISH TONIGHT / DAVID LASLEY
37 42 WITHOUT YOU / FRANKE & THE KNOCKOUTS
38 59 ROSANNA / TOTO
39 46 WHEN HE SHINES / SHEENA EASTON
40 44 MAN ON THE CORNER / GENESIS
2位から上がっての1位はVangelisの"Chariots of Fire"。ギリシャ出身のキーボード・シンセサイザー奏者ヴァンゲリス、映画『炎のランナー』タイトル曲で初めてのTop40ヒットでもちろん初めてのTop1ヒットになりました。Hot100に22週目での1位獲得のスロー出世曲です
2位は3位からアップ、Paul McCartney and Stevie Wonderの"Ebony and Ivory"。Paul McCartneyとStevie Wonderのスーパースター同士のコラボレーション。ヒットしないわけはありません。ゆっくり上がってきたVangelisとは対照的にHot100の29位に初登場→21位→6位→3位→2位とたった5週で2位まで上がってきました。
7週間の1位からダウンして3位、年度を代表する大ヒット、Joan Jett and The Blackheartsの"I Love Rock and Roll"。初めてのヒットで1位となりました。Joan Jett、そう元The Runawaysのギタリストで、ソロになって初めての大ヒットです。The Runawaysは日本では大人気でしたが、アメリカでは全くヒットしていませんで、アメリカのチャートでは初めてのヒットがこの曲です。
5位から上がって4位はRick Springfieldの"Don't Take To Stranger"。2週間の1位を記録した"Jessie's Girl"に続くTop5ヒットになりました。
4週間の4位からダウンして5位はJ. Geils Bandの"Freeze Frame"。大ヒットアルバム「Freeze Frame」のタイトル曲で、アルバムからのファーストシングルカットで6週間の1位を記録したメガヒット"Centerfold"に続くTop5ヒットになりました。
この週5位はJ. Geils Bandの"Freeze Frame"。最高位は4月10日から4週間続けた第4位。年間チャートは49位でした。
J. Geils Band、デビューは60年代後半でその頃はブルースやR&B色の濃いロックンロールサウンドが中心でしたが、70年代に入るとポップス色も入るようになり、1974年にリリースしたアルバム「Nightmares...and Other Tales from the Vinyl Jungle」収録の"Must of Got Lost"が12位のヒットを記録して人気ロックグループとなります。
その後しばらくヒットに恵まれませんでしたが、1978年に出したアルバム「Sanctuary」と次の1980年に出したアルバム「Love Stinks」の2枚は泥臭い中にもポップス色もある素晴らしい出来のアルバムでした。
このアルバムに入っていたシングルヒット、"One Last Kiss"や"Comeback"、"Love Stinks"などはカッコよく大好きな曲でした。
そして1981年に出したアルバム「Freeze Frame」がアルバムチャートのNo.1、ファーストシングルカットされた"Centerfold"でついに爆発的なヒットを記録します。そのアルバムから2曲目のシングルがこのアルバムタイトル曲"Freeze Frame"です。
"Freeze Frame"ですが、メンバーの Seth Justman と Peter Wolfによる共作。
ピーター・ウルフのボーカルが目立ちますが、そんな中にもポップであり、ノリのよいダンスミュージックでありました。シャッター効果音が良いですね。
R&B/Hip Hop Singlesチャートでも25位を記録するヒットになっています。
このアルバムを最後にピーター・ウルフがバンドを脱退してソロ活動を開始、「Freeze Frame」の次のアルバム「You're Gettin' Even While I'm Gettin' Odd」は全くと言っていいほどヒットせず、1985年に活動を停止してしまいます。
今週 先週 song / artist
1 2 CHARIOTS OF FIRE / VANGELIS
2 3 EBONY AND IVORY / PAUL MCCARTNEY & STEVIE WONDER
3 1 I LOVE ROCK 'N ROLL / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
4 5 DON'T TALK TO STRANGERS / RICK SPRINGFIELD
5 4 FREEZE FRAME / J. GEILS BAND
6 8 867-5309 / TOMMY TUTONE
7 6 WE GOT THE BEAT / GO GO'S
8 9 65 LOVE AFFAIR / PAUL DAVIS
9 10 I'VE NEVER BEEN TO ME / CHARLENE
10 11 DID IT IN A MINUTE / DARYL HALL & JOHN OATES
11 13 GET DOWN ON IT / KOOL & THE GANG
12 14 THE BEATLES MOVIE MEDLEY / BEATLES
13 15 THE OTHER WOMAN / RAY PARKER JR.
14 16 ALWAYS ON MY MIND / WILLIE NELSON
15 20 HEAT OF THE MOMENT / ASIA
16 21 DON'T YOU WANT ME / HUMAN LEAGUE
17 17 GOIN' DOWN / GREG GUIDRY
18 7 DO YOU BELIEVE IN LOVE / HUEY LEWIS & THE NEWS
19 23 EMPTY GARDEN / ELTON JOHN
20 22 HANG FIRE / ROLLING STONES
21 26 RUN FOR THE ROSES / DAN FOGELBERG
22 28 MAN ON YOUR MIND / LITTLE RIVER BAND
23 12 KEY LARGO / BERTIE HIGGINS
24 30 STILL IN SAIGON / CHARLIE DANIELS BAND
25 27 MAGNUM P.I. (THEME) / MIKE POST
26 18 EDGE OF SEVENTEEN / STEVIE NICKS
27 32 MAKING LOVE / ROBERTA FLACK
28 29 STARS ON 45 III / STARS ON 45
29 34 FANTASY / ALDO NOVA
30 37 IT'S GONNA TAKE A MIRACLE / DENIECE WILLIAMS
31 19 PRETTY WOMAN / VAN HALEN
32 33 LET'S HANG ON / BARRY MANILOW
33 39 MY GIRL / DONNIE IRIS
34 40 WAKE UP LITTLE SUSIE / SIMON & GARFUNKEL
35 38 SHANGHAI BREEZES / JOHN DENVER
36 36 IF I HAD MY WISH TONIGHT / DAVID LASLEY
37 42 WITHOUT YOU / FRANKE & THE KNOCKOUTS
38 59 ROSANNA / TOTO
39 46 WHEN HE SHINES / SHEENA EASTON
40 44 MAN ON THE CORNER / GENESIS
アルバム「Freeze Frame」はアルバムチャート4週間1位と大ヒットしました。"Centerfold"や"Freeze-Frame"のようにポップ感覚のあるヒット曲や、"Rage In The Cage"もそうですが、R&Bの影響も感じられる明るいノリのよい曲もあり、楽しいアルバムでした。
女優フェイ・ダナウェイの元旦那はピーター・ウルフですね。1974年から5年間結婚していたようです。ピーター・ウルフが女優と結婚していたって想像できないですよね。
彼らのキャリアでホントの最後にひと花咲かせたアルバムになりましたが、♪Rage In The Cage♪に代表されるように、そのハチャメチャ感がかえって聴き心地がよかったです。
フロントマンP.ウルフのカッコよさ、S.ジャストマンの名プロレデュース、そして寡黙なリーダーJ.ガイルズ。
ところで、J.ガイルズは女優フェイ・ダナウェイと結婚していた時期があると聞いたことありますが。
このバンド、初めは個性的なピーター・ウルフのボーカルにR&B色の強い曲の組み合わせで、とてもだいひっとするばんどとはおもっていませんでしたが、アルバム「Sanctuary(禁猟区)」のころからだいぶ洗練され、ついに"Centerfold"で歴史的大ヒットしたのは驚いたものでした。明るく楽しい曲が大ヒットにつながったのですね。
私もFENではJ. Geils Band、よく聴きましたが、まさかこのバンドが"Centerfold"で6週間の1位のウルトラヒットを出すとは、ホントびっくりしました。そんな大ヒットを出すバンドとは思えない音楽だと思っていましたが。
私もRWさんと同じく彼らの曲で最も気に入っているアルバムは「Sanctuary(禁猟区)」であり中でも"One Last Kiss"が一番のお気に入りです。かっこいいイントロが大好きです。
ピーター・ウルフのボーカルは個性的で、R&B色の濃いサウンドですし、「アメリカのストーンズ」というのはよくわかります。
それでも1978年のアルバム「禁猟区」の頃はずいぶんポップになり聴きやすく、"One Last Kiss"はホントカッコよく大好きな曲です。アルバム「Freeze Frame」から急激にバンド解散に向かってしまって残念でした。
ストーンズのアメリカ版みたいなイメージがあったこのバンドですが、この時期はダンスバンドというかお祭りバンド的なイメージができて、楽しいですね。
小生の記事もいよいよ星船さんの名前由来のジャファーソンスターシップを取り上げることにしました。エアプレイン時代とJスターシップ時代と冠がなくなったスターシップ時代との曲配分や2編にするか3篇にするか悩んでます。とりあえず第1編はカウントオンミーを表題曲にしようと思います。エアプレインは冒頭紹介
でも日本語を考えると、"凍り付く"って「スベッた」感じの意味になっちゃいますよね。いい日本語を探すと「焼き付いた場面」なんて、"凍る"とは逆に「焼く」なんて熱い意味を持つ言葉になってしまいました(^▽^;)。日本語訳の記事をリンクしましたのでよろしくお願いいたします。
"Lights Out "はノリのよい明るいダンスミュージック的な曲でしたが、私も好きでしたよこの曲。
こちらのピーター・ウルフさんは、プロデューサーが本業であり、"We Built This City"や"Sara"も手掛けているようです。
そうなんですか!私は彼がリーダーだからこの名前になったと疑いもなく思っていました^^;
そういえばJ.ガイルズさんだけでなく、ピーター・ウルフ、セス・ジャストマンと、個性あるアーチストの集まったバンドでした。
J.ガイルズさんが亡くなってから1年たちました。
J・ガイルズとピーター・ウルフ、セス・ジャストマン 、この方たちが集まったJ. Geils Band、やっぱりすごいグループだったんだなぁと改めて思います。
人気の絶頂期からいくらも経たないうちに活動を停止してしまって残念でした。ピーター・ウルフがやりたかったことがバンドの方向と違ったのですね。
"Freeze-Frame"のPV、なかなか楽しい作品でした。
ピーター・ウルフのソロヒット♪Lights Out♪思い出しました。僕もけっこう気に入った曲でした。1984年のヒットでしたか?
その後、Starshipなどに楽曲を提供しソングライターとして有名になったピーター・ウルフがいましたが、別人でしたね。
映画「フライトナイト」サントラ盤が出たころには、J. Geils Bandがすでに活動を停止しピーター・ウルフがソロ活動を始めたころですね。やっぱりボーカルのピーター・ウルフの存在は大きかったのでしょうか。
J. Geils Bandにはもっと活躍してほしかったグループです。
J.ガイルズは昨年2017年4月にお亡くなりになりましたね。71歳、自然死だそうです。
この曲のビデオは初めて見ました。大ヒットの"堕ちた天使"とその宣材写真やアルバム"Freeze-Frame"のジャケットのアートワークに関わるシーンも出てくるのも興味深く楽しめました。MTVが全盛のなかで、敢えて"Freeze-Frame"(ストップモーション、切り取った写真)というタイトルにしたこだわりは、その一瞬一瞬のきらめき?など、忘れていないか?なんてメッセージもあったんでしょうか。僕もこのアルバムでは、第三弾シングルになった「悲しみのエンジェル(Angel In Blue)」(全米40位)は気に入ってます。
ピーター・ウルフはこのあと脱退。ソロの"Lights Out"(全米12位)、"Come As You Are"(全米15位)も記憶に残るナンバーでしたね。
デビュー当時と比べると、「Sanctuary」以降「Freeze Frame」までのアルバムはJ. Geils Bandらしくありながらポップで味のあるアルバムでした。
"Angel In Blue"はこのアルバムの中では私は一番好きかなぁ、40位どまりで残念でした。
Seth Justmanプロレデュースのこのアルバム、混沌とした感じの中にもポップさがあるアルバムでした。
この曲も最初はちょっと耳障りがよくない曲でしたが、聴くにつれて聴きやすくなりました。
3rdシングルの♪Angel In Blue♪もなかなkのバラードでしたが、最高位40位ぐらいだったでしょか。
その後彼らの名前を聞かなくなったと思ったら、85年に活動停止でしいたのですね。
まさに最後に頂点を極めた感じですね。